日本語の 表記

 漢字の むずかしさは、日本語を 日常的に つかう ひとなら 全員 体感して いるだろう。しかし、だからと いって 漢字の 使用を やめる ひとは おおく ない。でも 漢字は、日本語を ならって いる 外国人や、ネイティブ・スピーカーで あっても よみかきが にがてな ひとに とっては やさしく ない。それに、かな漢字変換を 搭載(とうさい)した ワープロは、むずかしい 漢字を かく 方は 解決して くれるが、よむ 方は 解決して くれない。だから、わたしたちは 漢字の 使用を やめるべきなので ある。
 そこで 僕は、漢字の 廃止を うながす ために、note(ノート)の 一部の 記事で あたらしい 表記を 採用する ことに した。あたらしい 表記を ためす 場所と して noteを えらんだのは、なにかを つたえる ための 文章では 一般的な 表記法で かいた 方が 親切な わけだが、僕の noteの 文章は なにかを つたえる ための ものでは ないからで ある。
 漢字の 廃止は 文化の 破壊だと いう 意見が ある。たしかに そうかも しれないが、漢字の 廃止に よって 過去の 文章が よみにくく なる 不利益と、漢字の 存続に よって 現在の 文章が よみにくく ありつづける 不利益を くらべて ほしい。文章が よみにくく ありつづける 不利益の 方が おおきいのでは ないだろうか。
 また、漢字を 廃止すると 同音異義語が 区別しにくく なると いう 意見も ある。そもそも かきことばは はなしことばを うつしとった ものなのだから、はなしことばで 混乱が おきて いないなら 漢字を 廃止しても 混乱は おきない はずだが、同音異義語を 別の 語句に いいかえると いう 方法も 一応 ある。
 ところで、どの 言語で あっても 表記の 改革には かならず 困難が ともなう ものだが、その 困難には 2つの ものが ある。1つは、全国各地に ある ことばが かかれた ものを すべて とりかえるのに 莫大(ばくだい)な 労力と 費用が かかる ことで ある。しかし それよりも 影響力が おおきいのは、なれしたしんだ 表記への 愛着と めあたらしい 表記への 反発で ある。日本語の ばあい、漢語を ひらがなで かく ことへの 抵抗が 特に つよい。そこで 僕は 妥協(だきょう)して、漢語は 漢字で かく ことに した。

 わたしは 以下の 表記法を 採用します。

  1. 和語は、ひらがなで かく。(例)あるく・さくら・さらに・おはよう・まで・みたいだ

  2. 漢語は、漢字で かく。よみにくい ばあいは、ふりがなを ふる。(例)勉強・徹底的・個人・涵養(かんよう)・腎盂(じんう)

  3. 外来語は、カタカナで かく。(例)リード・ゲット・リアル・ドア・ボール・ワンチャン

  4. 数詞は、アラビア数字で かく。また、単位は、記号で かく。(例)1個・2ひき・3人・4本・5枚・6m・7mol・8N・9Hz・10Ω

  5. 擬音語・生物名・俗語は、カタカナで かいて よい。(例)ザーザー・ドカン・ヒトスジシマカ・バカ・ヤバい

  6. ローマ字に よる 略語は、ローマ字で かく。(例)ATM・CD・DNA・NPO・PKO

  7. 日本の 人名と 地名は、公式の 表記の とおりに かく。よみにくい ばあいは、ふりがなを ふる。(例)徳川家康・横浜・井伊直弼(いい なおすけ)

  8. 外国の 人名と 地名は、現地に おける よみかたを カタカナで かく。(例)ガンディー・ブレジネフ・バンコク・フィレンツェ

  9. 中国と 韓国の 人名と 地名は、漢字で かく。よみにくい ばあいは、ふりがなを ふる。(例)毛沢東・金大中(キム デジュン)・深圳(しんせん)

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