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ヒグマと人

先日NHKスペシャル「ヒグマと老漁師~世界遺産・知床を生きる~」
を視聴しました。テーマはヒグマと人の共存です。

印象的だったのは、「アメリカの国立公園では、人と熊が安全な距離を保てるようになっている」と、アメリカから来たユネスコの研究員が話していたことです。確かに国立公園などにして、システムとして明確に線を引くこともいいのですが、すべての熊をそうすることは不可能であるし、日本はそれほど広くもありません。

なにより、人間も動物であり、もともとは共存してきたはずです。「人も 自然の一部」という大瀬さんが話しているように、自然と人をはっきりと分けるのではなく、まずは人も大自然の一部であることを認識し、共存していけるように人間が考え行動することが大切なのではないかと思います。

もちろん西洋の二元論などの考えやシステムを知り、理解することも大切ですが、明確な線が引けないところをうまく共存・共生していくことがより 生物として自然であり、今後ますます人間に求められることだと感じます。また、人間社会においてもより人間らしくあることに繋がると思います。

キャプチャ7

「こらっ!」と熊をしかる場面なども含め、おやじ(大瀬さん)の考え方や表情に魅せられ、心で感じることができるドキュメンタリーでした。

ありがとうございます。




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