物語からきらめく未来へ ブルースピネルリング
お客様オーダー品のご紹介です。
子供の頃に読んだ絵本に出てきたリングを作りたい、というとても夢のあるご依頼でした。
皆様にもきっとひとつかふたつはおありなのではないでしょうか。
幼い頃に触れた物語の中でひときわきらめいて見えた宝石や魔法のアイテム、お洋服やメイク道具、または…主人公の大好物のごはんだったり笑
それを大切に胸に抱いて形にできる大人になったことも、また嬉しいですよね。
さて、今回は石について描写がしっかりとされており私もそのお品物について調べました。
●石はブルースピネル(物語では青い石としか情報はありませんでしたが、宝石の種類についてはインタビューで作者の方が明言されていたため)
●エメラルドカット(または四角く、面の大きいカット。「鏡のように平らな〜」という表記があるため)
●サイズは一辺が1cm程度のもの
ブルースピネル自体は特別高価な宝石ではないのですが、基本的には面を多くしてきらきらさせたものが多い宝石です。
国内ではみつからなかったため、外国の業者に問い合わせて近いものを手に入れることができました。
厳密にはエメラルドカットではなく、長方形のラディアントに近いものですが…。ご了承下さいましたオーナー様、ありがとうございます。
スピネルを4点でセットし、すっきりシンプルにプラチナでリングにお仕立てしました。
少し深い色合いのスピネルのため、たくさん光が入るようにサイドは写真のように金属をできるだけ少なくしています。
リングをつけたときに横からも石の表情が楽しめるのも魅力です。
物語では、宝石を覗き込むと想い人が見えるというなんともステキな設定が。
憧れを現実にした、お客様ご自身の素晴らしい未来が宝石を覗き込むと見えそうな、夢が輝くリングに仕上がりました。
ステキな想いの詰まったリングをお任せいただき、誠にありがとうございました。
連休に入り、街中が賑やかになっていますね。
お出かけの際はどうぞお気をつけて…
皆さまどうぞ良い四月の終わりをお過ごし下さいませ。
MaPRE Nene.