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人の気持ちを優先して自分の想いを見失っていた私が、「感情を味わう」喜びに気づけた

ありのままの自分を肯定して、自分の気持ちに正直に生きたいと願う人が『感じたものを感じたままに肯定できる人生を』歩む支援をする対話セッション「your dialogue」。対話の伴走を通じて、内面と現実が変容したストーリーに迫ります。

第四弾は、就職活動を通じて「対話」がもつ魅力に惹かれ、コーチを目指すようになったりゅうちゃん。ただ、当時は親や周りの目を気にするあまり本当の気持ちを見失い、自分の「やりたい」にまっすぐ向かっていくことができませんでした

そんなりゅうちゃんが、どのように自分の純粋な想いを見つめていったのか。これまでの対話の伴走を振り返ります。

りゅう②

龍華 美紅(りゅうか みく) ライフコーチ、スピリチュアルカウンセラー。物心ついたころから、よくわからない生きづらさを抱えていたが、葛藤の上、23歳で悟りを得た感覚を手にする。過去のさまざまな体験から、同じように生きづらさを抱える人の心を救いあげるため活動中。
自分の魂の願いに沿った生き方を探求したいと決意して、新卒4ヶ月目で会社を辞め、2021年8月、コーチとして独立したばかり。


周りの顔色を窺うのが当たり前で、自分を見失っていた

りゅう③

私が「対話」と出会ったのは、就職活動中でした。とある会社の面接が特徴的で、1対1でソファに座りながら、人生のなかで起こった出来事、価値観が変わった瞬間などをじっくりと聞いてもらえたんです。

自分の存在そのものを受け入れてもらえて、わかってもらえたと感じたのは人生で初めて。お互いの心に触れ合うやり取りって、こんなに幸せな気持ちで満たされるんだと感動しましたね。

私のようになかなか自分を出せない人を、対話によって幸せにできたらいいな。そう思い、内定をいただいたその会社で働きながら、対話を通じて人の人生を支援できるコーチングを学ぶようにもなりました。

私は育った家庭環境による囚われから、常に自分を抑え込んで生きてきました。父は自分にも他者にも厳しく、個人的な感情を吐き出すことをよしとしない人。父に怒られないようにいつも顔色を窺い、想いや言葉をふさぐ日々のなかで、ほかの人とのコミュニケーションでもそれが当たり前になってしまっていたんです。

だれかとしゃべるのが苦手だったし、生きづらかった。人を助けたいと願いながら、本音は自分自身が人に助けてもらいたい。だから「私にはコーチになる資格なんてない」と思っていました。


心の声を言葉にできたら、知らない自分に出会えるかもしれない

りゅう④

そんなときに、林さんの『your dialogue』を知りました。SNSで流れてきた、「ありのままの自分の感性を信じられるようになる」という言葉に惹かれて、体験セッションを受けてみることに。

最初の率直な感想は「林さんって、なんて不思議な人だろう」。

私のどんな発言も受け止めてくれて、ポジティブな反応をくれたんです。こんなふうに私の感覚を全肯定してくれる人が、世の中にいるんだって(笑)。

「りゅうちゃんはあまり口数は多くないけど、本当は感じてることがたくさんあって、すごく素敵だね」林さんがそう言ってくれたのは、今でも印象に残っています。自分の感情を外に出してもいいんだって、そのとき思えましたね

林さんとのセッションでなら、今まで心の中に押し込めていた声を、ちゃんと言葉にできるかもしれない。知らなかった自分に出会えるかもしれない。そんな好奇心がむくむくと湧いてきて、継続してセッションをお願いしようと決めたんです。

林さんと出会う前に、ほかの方からコーチングを受けたこともありました。でも正直、なんか違うなって。私の性格上、コーチに対しても「いまの言葉って変じゃなかったかな」とか「なんて返せばコーチは満足してくれるかな」とか、相手の心理や反応を探ってしまってなかなか本音を話せなかったんです

そもそも、自分の意見や感情を押し込めて周りと接するのが普通になっていたから、「本当にありたい姿」なんて聞かれても、全然わからなくて。

でも林さんは、過去に対話したコーチのだれとも違う。そんな安心感から、気づけば「まるで5歳児みたいだね」と笑い合うくらい、林さんの前では感情を出せるようになりました。

林さんとのセッションは、頭の中で考えたことではなく、自分の純粋な感性や感情に向き合える時間でしたね


「私には、悲しむ権利も、怒る権利もある」

りゅう⑤

去年の冬、家族との間でとてもつらい出来事がありました。

今までの私たちの関係はなんだったの? なにがいけなかったの?

どうすればこの問題を解決できるのか、必死に考えて悩みました。でも、もうどうにもならなくて

今までは、周りとのトラブルで傷ついても、同じように傷ついている人を見るとついその人のケアを優先したり、まっさきに原因を探って取り除こうとしたりしていました。自分のことはいつでも後回し。でも、林さんには悲しみ、怒り、憎しみ、疑問……いろんな感情を吐き出せたんです

そのときに、「自分の尊厳を守る」ということが初めて理解できたかもしれません。私には、悲しむ権利も、怒る権利もある。他者に見せるのはためらわれるようなネガティブな感情も、自分のなかにちゃんと認めていいんだと。林さんがすべて受け止めてくれたからこそ、そう思えました。

当時は、自分を変えようと精一杯でした。別のセラピーやスクールに通ったり、本を読んだり、いろんなものを吸収して。仕事やプライベートでさまざまな出来事に直面しながら、コーチングをはじめ、自分のやりたいことに向けてどんどん行動してきたこの9ヶ月間。

目まぐるしい日々に疲れてしまっても、「また林さんとのセッションがある。ここに帰ってくれば大丈夫」という絶対の安心感がありました。癒しをもらえる場所、そして自分が整う場所。林さんとのセッションが、私のお守りのようになってくれました。


純粋な「やりたい」気持ちを大切にして生きていきたい

りゅう⑦

今までは、人生のあらゆる場面で「親や周りに喜んでもらえる選択肢」を自然と取っていたかもしれません

例えば、大学の学部選択。本当は心理や文学に興味があったけど、「就職に有利な学部のほうがよいかもしれない」と、商学部を選んだんです。人からどう思われるか、どうしたら失敗してしまったように見えないか、そんなことばかり考えていました。

でも、林さんとのセッションを通じて、自分のありのままの感情を大事にしたいと思うようになって

だからこれからは、本当の意味で自分の人生を生きていきたい。「おもしろそう!」と感じたら、その純粋な想いを大切にして、行動を起こしたい。ポジティブな過程や結果ばかりではなくても、そこで感じた喜びや悲しみ、あらゆる感情を味わいながら毎日を送れたらいいなって。

林さんとのセッションがきっかけの一つとなり、「人を応援する」立場になろうと独立を決めました。あきらめかけたコーチの道を、もう一度目指すことにしたんです。人の心を整えたり、深く癒したり。その人のなかにある囚われを外して、「こんな選択肢もあるかも」と、本当の願いに気づくお手伝いができたら嬉しいです。

手段はコーチングだけでなく、アートや占いなど、私が好きで貢献できることを全部取り入れながら。私自身も生きづらいと感じた経験があったからこそ、いま苦しんでいる人たちが少しでも生きやすくなれるように、手を差し伸べられるかもしれない。もっと気軽に、人生を喜んで生きていいんだよって伝えたいですね

自分のなかにある「やりたい」に純粋に向き合い、行動を起こせるようになったのは、間違いなく私の心を支えてくれた林さんの存在があったからです。とにかく、「ありがとう」と感謝の気持ちがこみ上げてきます。

つい人の顔色を窺ってしまう。人の期待に応えようとがんばるあまり、自分がなにを感じているのか見失ってしまった。そんな人にぜひ、林さんのセッションを受けてみてほしいです。

私が最初に思ったように、「こんなに自分のことを受け止めてくれる人がいる」と心地よい驚きを感じてもらえるんじゃないかなと思います。

りゅう⑥


対話セッションにご興味ある方はこちらから。もしくは、DMにてご相談からでもお気軽にご連絡ください。


[取材・文] 村尾 唯
[企画・編集] 林 将寛
[写真] 大内田 絢加

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