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[NR]デッキ紹介:ダイナミスト[NoRiches24/10/13]
デッキレシピ
![](https://assets.st-note.com/img/1733624992-TlZeJ85oYOztfS9WBRPaV4bi.jpg?width=1200)
ブンボーグ001 ×1
ブンボーグ003 ×3
ダイナミスト・ステゴサウラー ×3
ダイナミスト・プレシオス ×3
ダイナミスト・プテラン ×3
ダイナミスト・アンキロス ×3
ブンボーグ005 ×2
ダイナミスト・ブラキオン ×3
ダイナミスト・ケラトプス ×3
ダイナミスト・スピノス ×3
ダイナミックP ×2
ダイナミスト・チャージ ×3
イグナイト・リロード ×3
変幻 ×2
神の氷結 ×2
オメガの裁き ×1
水晶機巧-アメトリクス ×1
スターダスト・チャージ・ウォリアー ×1
エクソシスター・アソフィール ×1
No.61 ヴォルカザウルス ×1
グラビティ・コントローラー ×1
ペンテスタッグ ×1
機関重連アンガー・ナックル ×2
コードブレイカー・ウイルスソードマン ×1
ピットナイト・アーリィ ×2
ピットナイト・フィル ×1
盛悴のリザルドーズ ×2
スリーバーストショット・ドラゴン ×1
ダイナミストについて
水属性・機械族・レベル4・5のPモンスターで構成されたテーマ。
戦闘・展開に関するモンスター効果と、守備的なP効果を有している。
テーマ内のカードはUR無し、SR3枚、それ以外はNRと格安。
NoRichesでも見かけないテーマなのでパワーは低いが、強みがないわけでもない。
そんなテーマを詳しく見ていこう。
ダイナミストの強みとは
ずばり、《ダイナミスト・チャージ》が強い。
SRのカードを除くと、このカードしか強いカードがないと言っても過言ではない。
そんなテーマ最強カードの効果は以下の通り。
ダイナミスト・チャージ
永続魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:このカードの発動時の効果処理として、デッキから「ダイナミスト」モンスター1体を手札に加える。
②:1ターンに1度、「ダイナミスト」Pモンスターカードがフィールドから自分のEXデッキに表側表示で加わった場合に発動する。
その内の1枚を手札に加える。
サーチと回収効果により何が何でも手札を増やそうという意思を感じるカード。
EXデッキからの回収効果は強制効果なので融通が効かない点には注意。
永続魔法は除去には弱いが、それを補うのがP効果である。
SRの《竜剣士ダイナマイトP》を除き、P効果は以下の通り。
スケール6
このカードがPゾーンに存在する限り1度だけ、このカード以外の自分フィールドの「ダイナミスト」カードを対象として発動した効果を無効にできる。
その後、このカードを破壊する。
スケール3
このカード以外の自分フィールドの「ダイナミスト」カードが戦闘または相手の効果で破壊される場合、代わりにこのカードを破壊できる。
対象を取る効果と破壊から守る効果を有している。
これは自身以外の「ダイナミスト」カード全てにかかる効果であるため、当然《ダイナミスト・チャージ》にも適用されます。
つまり、安全に最強カードを通すことができる上、相手はなかなかこのカードを除去できないことになります。
ダイナミストはこのカードを維持しながらアド差をつけて勝つテーマである。
ダイナミストの弱みとは
弱みも先に説明します。
まず、除去効果が全然ありません。
基本的に戦闘しか脳がありません。
戦闘しかできないテーマですが、その戦闘をサポートするフィールド魔法があろうことかテーマ名称を持っていません。
また、テーマ全体でアドを取れるカードが全然ありません。
つまり、アドを取れるカードを引けなかった時は本当にジリ貧です。
Pテーマ特有の妨害数が少ない問題がこのテーマは顕著で、Pモンスター2種と永続魔法を置く都合で物理的なスペースがありません。
相手ターンは無防備になりがち。
デッキ解説
回し方
サーチ手段に乏しいデッキなので引いたカードを叩きつけるだけですが、相手の除去から守れる特性を活かして動かしていきたいですね。
《ダイナミスト・チャージ》は除去されると困るので、先にPゾーンにダイナミストを配置してから使う。
自己蘇生可能な横向きマーカー持ちリンクを活用し、出力を高める。
意識したいところはこれくらいでしょうか。
動き自体は非常にシンプルなテーマだと思います。
「ダイナミスト」モンスターについて
P効果は上記で説明した通りスケールの上と下でそれぞれ共通効果である。
そして《ダイナミスト・チャージ》が最強であるのも説明した通り。
では、モンスター効果はどうなのか?
戦闘しかできない脳筋集団!
相手の盤面に触れるカードはほぼない。
戦闘でモンスターを殴り倒すことしか脳がない。
うーん、厳しい!
それでは、個別にモンスター効果を見ていきましょう。
ダイナミスト・スピノス
星5/攻撃力2500/守備力1800
Pスケール:3
①:自分フィールドの他の「ダイナミスト」モンスター1体をリリースし、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●このターン、このカードは直接攻撃できる。
●このターン、このカードは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃できる。
NRダイナミストのエースモンスターで、攻撃力が2500でありながら直接攻撃と連撃が可能なアタッカー。
リリースする効果にターン1はないので、リリース素材があれば両方の効果を適用できる。
破格な性能ではあるが、単体ではただの2500アタッカーな点が惜しい。
(《伝説の都 アトランティス》を採用するとリリース無しで召喚できる2700打点という化け物になる)
現環境で多い幻想魔族を無視して直接攻撃できる点は優秀。
ダイナミスト・プテラン
星4/攻撃力1800/守備力1200
Pスケール:3
①:このカードが戦闘で相手モンスターを破壊した時に発動できる。
デッキから「ダイナミスト」カード1枚を手札に加える。
ダイナミストのモンスターで唯一アドが取れるが要戦闘。
同名を含めカテゴリ内のカード全てにアクセスができる。
この効果を通せないと苦しいし、このカードにアクセスできてないと苦しい。
ダイナミスト・プレシオス
星4/攻撃力1700/守備力1400
Pスケール:6
①:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、相手フィールドのモンスターの攻撃力・守備力は、自分フィールドの「ダイナミスト」カードの数×100ダウンする。
相手のモンスターの攻守を弱体化させる効果を持っている。
複数体並べればその分下がる。
プテランやスピノスのサポートになる。
ダイナミスト・アンキロス
星4/攻撃力1500/守備力2000
Pスケール:6
①:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分の「ダイナミスト」モンスターが戦闘で破壊したモンスターは除外される。
戦闘で破壊したモンスターを除外する効果を付与できる。
効果そのものは強いが、横並び前提の効果である点が難しい。
ダイナミスト・ステゴサウラー
星4/攻撃力1600/守備力1800
Pスケール:3
①:自分の他のPモンスターが相手モンスターと戦闘を行ったダメージ計算後に発動できる。
その戦闘を行ったお互いのモンスターを破壊する。
有能であり無能である、なんとも言い難いカード。
効果の対象がPモンスターとテーマ外にも対応する点は強いが、ダメージ計算後なので自爆特攻の場合はキッチリ戦闘ダメージを受ける。
また、自分のモンスターも戦闘破壊の有無に関係なく破壊してしまう点が扱いづらい。
しかし、戦闘で破壊されないモンスターを破壊できる点は優秀で、戦闘破壊ができない幻想魔族などを突破できる。
このカードがいる状態でプテランで戦闘破壊する際には注意が必要で、戦闘破壊が処理されるダメージステップ終了時より前の発動であるため、うっかりこの効果を発動してしまうとプテランのサーチ効果が使えません。
ダイナミスト・ブラキオン
星5/攻撃力2000/守備力800
Pスケール:6
①:自分のモンスターゾーンに「ダイナミスト・ブラキオン」が存在せず、フィールドの攻撃力が一番高いモンスターが相手フィールドに存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
手札から特殊召喚する効果がありますが、NRではこの効果を使うことはまずありません。
実質バニラです。
ダイナミスト・ケラトプス
星5/攻撃力2100/守備力400
Pスケール:3
①:自分フィールドのモンスターが「ダイナミスト・ケラトプス」以外の「ダイナミスト」モンスターのみの場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
条件が若干違うものの、ほぼブラキオンと同一で実質バニラ。
この通り、モンスターでアドを取ろうという気概が一切感じられないテーマになっています。
アド取りはペンデュラム召喚のシステムに強く依存します。
テーマ外のサポートが必須になりますね。
「ダイナミスト」魔法・罠について
チャージは強みの項目で説明しているので、それ以外のカードを見てきましょう。
ダイナミスト・ラッシュ
通常罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:デッキから「ダイナミスト」モンスター1体を特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは他のカードの効果を受けず、エンドフェイズに破壊される。
デッキから「ダイナミスト」モンスターを完全耐性で呼び出すことができる。
相手の攻撃を完全に止められるような壁が存在せず、エンドフェイズに破壊される点を考慮すると使いたいのは自分のターンになる。
しかし、弱みの項目で説明した通り魔法罠ゾーンの空きスペースが少ないという欠点を抱えていて、妨害カードとの選択になりがち。
また、裏側の状態ではP効果で守ることもできないので、このカードに除去を当てられてしまうと終わってしまう。
P効果でモンスターを守れるのでわざわざ完全耐性で出さなくてもいいという問題もあり、個人的には採用に見合わないと思っている。
ダイナミスト・エラプション
通常罠
①:自分フィールドの「ダイナミスト」モンスターが戦闘・効果で破壊された場合、相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
破壊をトリガーに相手フィールドのカード1枚を破壊できる。
この破壊はP効果を適用した場合でも発動できる。
しかし、受動的すぎる上に対象を取る1枚破壊であるため使いづらさが目立つ。
ダイナミックP
フィールド魔法
①:フィールドの「ダイナミスト」モンスターの攻撃力・守備力は300アップする。
②:自分の「ダイナミスト」モンスターが戦闘を行う場合、相手はダメージステップ終了時まで魔法・罠・モンスターの効果を発動できない。
脳筋集団ダイナミストの戦闘をサポートするカードではあるが、ダイナミストの名称を持っていない。
つまり、チャージやプテランでサーチができず、素引きするしかないカードとなる。
テーマ名称を持たないのは竜剣士ストーリーテーマ共通ではあるが、だったらもっと効果を盛って良かったのではと思わざるを得ない。
採用したテーマ外カードについて
ブンボーグの3種類は003召喚から005or001をリクルートできる。
005は特殊召喚時にフィールドの魔法罠1枚を破壊できるレベル5機械族で、ダイナミストのPスケールで出せる除去効果持ちなので相性が良い。
001はP召喚によって複数体の機械族を同時に特殊召喚できるので採用している。
自身の効果でアタッカーの一員になれるし、リンクやシンクロ素材にできるので優秀。
《イグナイト・リロード》は手札交換カード。
手札のPモンスターを任意の数デッキに戻し、戻した枚数+1枚のドローができる。
説明した通りダイナミストはアドを取れるカードが実質2種類なので、そのカードを引き込むために採用している。
デメリットがあるので《盛悴のリザルドーズ》を使う際には注意しよう。
※デメリット適用ターンはドロー効果のつく爬虫類族を除外できない
《変幻》は魔法罠ゾーンのモンスターカード1枚に対し3種類の効果のうちどれか1つを使用できる速攻魔法。
特殊召喚、手札バウンス、モンスター1体破壊のどれかが使え、小回りの効く効果となっている。
相手の魔法罠ゾーンのモンスターも対象に使用できる点は忘れがち。
この枠は別のカードと置き換えてもいいかなと思う。
《神の氷結》は効果無効・攻撃不可の効果を与える罠カードで、レベル5以上の水属性モンスターが召喚・特殊召喚されると墓地からセットできる効果がある(除外デメリット有り)。
迷い風と似た2度使えるカード。
迷い風は特殊召喚したモンスターにしか使えないが、こちらは通常召喚したモンスターにも使える点が強い。
逆に、発動条件でフィールドに水属性モンスターが2体以上いないといけない点には注意。
相手フィールドの水属性モンスターでもいいので、相手のバージェストマなども発動条件に加わってくれる。
《オメガの裁き》は自分の魔法罠ゾーンのモンスターカード1枚と相手フィールドのカード2枚を破壊できる通常罠。
NRでは強力な除去カードであり、ダイナミストを対象にすればチャージで回収できるので他のPテーマと比べ損失が少ない。
EXデッキは結構雑な構成だが、ダイナミストは可能な限り横並びさせたいので、自己蘇生できるリンクを多く搭載。
エクシーズはリソース面から使うことはほぼない。
相性の良さそうなカード
《後に亀と呼ばれる神》
レベル5・水族・水属性のモンスターで、お互いに攻撃力1800以下のモンスターを特殊召喚できない永続効果を持つ。
前妨害を置ける貴重なカード。
《涅槃の超魔導剣士》
チューナー+チューナー以外のSモンスター1体以上で出せるレベル10のシンクロPモンスター。
P召喚したPモンスターをチューナーとしてS素材にできるテキストも持つ。
今回の構築では《ブンボーグ001》が入っていてSモンスターを出せるので、実は出すことができる。
Pモンスターをチューナー扱いでS召喚した場合に墓地のカード1枚をサルベージできるので、除去されてしまったチャージの回収が可能。
戦闘で相手モンスターを破壊すると相手のLPを半減させる効果も強力。
P効果はなかなかPゾーンに行く事がないので使う機会は少ないが、覚えておくと役立つ時があるかもしれない。
《伝説の都 アトランティス》
フィールドの水属性モンスターの攻守を200アップする効果、お互いの手札・フィールドの水属性モンスターのレベルを1下げる効果を持つ。
スピノスがリリースなしの2700打点という化け物に変貌する。
プテランも2000打点となり、相手モンスターを戦闘破壊しやすくなる。
ダイナミストモンスターの戦闘時に相手の効果を封じる《ダイナミックP》との選択になる。
《一騎加勢》
フィールドのモンスター1体の攻撃力をターン終了時まで1500上げる通常魔法。
スピノスに使って2回攻撃の直接攻撃で勝てる……!?
他はあまり精査できていないので、何かあれば追記するかもしれません。
終わりに
P効果の耐性効果により動きを安全に通しやすいダイナミスト。
NoRiches(24/10/13)の立ち位置は地雷タイプで、除去効果を破壊に頼ってたり除去の手数が少ないデッキには比較的強く、戦闘が通せない等のデッキには弱いという相性面に強く依存する感じでした。
見かけないテーマだから弱いのかと思ってましたが、除去効果に強いという点に着目して動かすと結構強いということが分かったのが収穫でした。
環境デッキを使うのに疲れた時などにでも使ってみてください。
ここまで読んでいただきありがとうございました。