[NR]デッキ紹介:焔聖騎士
デッキレシピ
特徴
豊富なサーチ効果を使いながら展開・妨害を行い、性能が高い《H-C ヤールングレイプ》を中心に戦うデッキです。
デッキのカードに触るカードが多いため、NRのデッキの中でも安定性が高い部類の強力なデッキです。
戦士族レベル1モンスター2体で出せる《H-C ヤールングレイプ》は展開効果(1回だけ)、自分フィールドの戦士族モンスター全てに1回の破壊耐性の付与、LPの回復の3種類の効果を持ちます。
また、戦士族なので「焔聖騎士」の装備効果で耐性を付与でき、自身の耐性と相まって場持ちが非常に良いです。
24年3月末の新パック「ブレイジング・アリーナ」によって「BK」の新規が登場し、そのカードが「焔聖騎士」の強化にも繋がりました。
魔法・罠カードへの妨害を手に入れ、戦闘時限定ですが攻撃無効と対象を取らない一時除外も入手しました。
動き出しが遅いですが、罠で遅い動き出しを補いながら豊富なサーチで堅実にアドを稼ぐ、現在のNoRichesでトップクラスに強いデッキになりました。
回し方
NoRiches24/04/08の旧制限ですが動画もありますので、実際の動きを見たい場合は参考になるかもしれません。
初動としては《焔聖騎士導-ローラン》を目指します。
可能な組み合わせは多数あります。
唯一の2枚初動は《焔聖騎士-オリヴィエ》+《キリビ・レディ》。
他は3枚の組み合わせ初動になります。
基本的には《焔聖騎士-オリヴィエ》or《焔聖騎士-リッチャルデット》+レベル4+レベル1。
《BK アッパーカッター》が絡んでいれば、《フレムベルカウンター》や《BK チーフセコンド》の妨害が追加できます。
《焔聖騎士-オリヴィエ》(対象耐性)や《焔聖騎士-モージ》(戦闘破壊耐性)を装備しながら罠カード等で相手の動きを妨害し、《セリオンズ“ブルズ”アイン》等で相手のフィールドを荒らしていき盤面の優位を取っていきます。
安全が確保できたら狙いたいのが《H-C ヤールングレイプ》です。
※NoRiches24/05/26で制限カードに指定されたので、慎重な運用が必要になりました。
蘇生効果(X素材使用)、自分フィールドの全ての戦士族モンスターに1ターンに1度の戦闘・効果破壊耐性の付与、LPの回復の3種類の効果があり、戦士族なので《焔聖騎士-オリヴィエ》の対象耐性も付与でき強固な盤面を形成できます。
戦士族・レベル1モンスター×2の素材指定なので、《焔聖騎士-リッチャルデット》1枚で立てられます。
破壊耐性が戦闘にも適用されるので自分の戦士族モンスター全てが場持ちが良くなる上に、《激流葬》や《セリオンズ“ブルズ”アイン》は相手のカードだけ破壊できるようになります。
豊富なサーチ効果でリソースを構え罠カードで相手を妨害し、アド差をつけて相手を圧倒していきましょう。
採用カードの一口解説
《焔聖騎士-ローラン》
とにかくこのカードにまずアクセスして、サーチ効果で必要なカードにアクセス。
装備効果は打点アップの他、自身を墓地に送る手段の1つとなる。
《キリビ・レディ》
SS条件の緩い☆1戦士族はなんだかんだ便利。
枠の都合で1枚。
《焔聖騎士-リッチャルデット》
どちらの効果も展開効果で展開力を支えるカード。
《BK ベイル》
《BK チーフセコンド》が制限指定されたので《BK アッパーカッター》のサーチ先として1枚。
盤面がら空きからでも戦闘ダメージトリガーに戦士族を供給できる。
《焔聖騎士-オリヴィエ》
展開効果と対象耐性を付与する装備効果で重要な役割を担う。
《焔聖騎士-モージ》
貴重なリソース回復とドロー、戦闘耐性を付与する装備効果で場持ちもいい。
1枚だと除外された場合にきついので2枚採用。
《焔聖騎士-テュルパン》
手札・墓地から自己SSできる☆4非チューナー。
1枚あれば仕事はできるので1枚採用。
《BK アッパーカッター》
期待の新星。
サーチ効果だけでも十分に強い。
《BK チーフセコンド》
期待の新星2号。
実質2体分の攻撃無効になるのでNR環境では壊れ性能。
制限カードに指定されたので1枚。
《セリオンズ“ブルズ”アイン》
相手フィールドのカード1枚を破壊できる優秀な飛び道具。
NR界のデスフェニと言っても過言ではない。
《聖剣アロンダイト》
相手のセットカード1枚を破壊できる装備魔法。
「聖剣」カードなので《焔聖騎士-モージ》で戻して再利用可能。
《『焔聖剣-デュランダル』》
使うのはサーチ効果、《焔聖騎士-ローラン》と共にデッキのモンスター大半にアクセスできる潤滑油。
相手に装備する事も可能。
《激流葬》
NR最強の罠。
《H-C ヤールングレイプ》がいる場合は一方的に理不尽を押し付けられる。
《トゥルース・リインフォース》
デッキから《焔聖騎士-ローラン》にアクセスできる罠カード。
基本的に相手ターンに打ちましょう。
《バージェストマ・ディノミスクス》
こちらもNR最強の罠。
効果で手札を捨てるので、《BK アッパーカッター》の②の効果を狙える。
《迷い風》
対象は限られるがモンスター効果を止められるのは優秀。
再セット効果もあるので1枚で2回仕事できる。
制限カードなので1枚。
《オリファンの角笛》
破壊効果も3体リクルート効果も強力な1枚。
状況に応じて使い分けができるが、できればリクルート効果を狙いたい。
《オメガの裁き》
実質ノーコストで相手フィールドのカード2枚を破壊するパワーカード。
制限カードに指定されたので1枚。
《フレムベルカウンター》
急に注目された魔法罠妨害を持つカウンター罠。
炎属性・守備力200というステータスが大事になる。
《焔聖騎士導-ローラン》
初動の着地点で、デッキのモンスターに触れるので重要なカード。
デッキに装備魔法がないとサーチ効果が使えないので注意。
《スターダスト・チャージ・ウォリアー》
1ドローと特殊召喚したモンスターへの全体攻撃。
ローランで攻撃力をアップした全体攻撃は強力。
《セブン・ソード・ウォリアー》
バーン効果とモンスター破壊効果を持つ☆7戦士族シンクロ。
戦士族縛りの制約下でも出せる点が優秀。
《オッドアイズ・メテオバースト・ドラゴン》
バトルフェイズ中の相手のモンスター効果を封じる☆7シンクロ。
戦士族ではないが、バトルフェイズ中に厄介な効果を持つモンスターが多いので活躍が見込める。
《No.54 反骨の闘士ライオンハート》
実は戦士族モンスターで、レベル1モンスター3体を要求するランク1エクシーズ。
完全体の《超越竜グレイスザウルス》への対策。
《H-C ヤールングレイプ》
素材指定が重い代わりに強力な効果を持つランク1の戦士族エクシーズ。
制限カードに指定されたので1枚。
《No.80 狂装覇王ラプソディ・イン・バーサーク》
相手の墓地のカードを2枚除外できるランク4エクシーズ。
装備効果も場合によっては狙える。
《ガガガザムライ》
2回攻撃効果と攻撃誘導効果を持つランク4の戦士族エクシーズ。
ローランの装備効果と相性が良い。
《エクソシスター・アソフィール》
相手フィールドのモンスター1体をバウンスできるランク4の戦士族エクシーズ。
《ジョーカーズ・ナイト》を入れてると回収できる。
《コードブレイカー・ウイルスソードマン》
自己蘇生効果を持つ素材指定の緩いリンク2の戦士族モンスター。
戦士族の時点で偉い。
《スリーバーストショット・ドラゴン》
ダメージステップのモンスター効果を封じる効果と貫通効果を持つリンク3のモンスター。
《オッドアイズ・メテオバースト・ドラゴン》よりは出しやすい。
相性の良いカード
採用してないけど入れられそうなカードを紹介していきます。
デッキのカードに触るカード
《紅炎の騎士》
2つの条件でデッキから炎属性モンスター1体を墓地へ送る効果を持つレベル4・戦士族・炎属性のモンスター。
《焔聖騎士-ローラン》にアクセスできるカードを増やしたい場合に採用できる他、サーチする余裕がないけど墓地に送りたいモンスターに触れるので採用価値のあるカード。
《シャルルの叙事詩》
手札の「聖剣」装備魔法カード1枚を相手に見せ、手札・デッキから「焔聖騎士」モンスターを特殊召喚し、見せたカードをそのモンスターに装備するか墓地へ送る効果を持つ通常罠カード。
デッキの「焔聖騎士」モンスターに直接アクセスできる点は優秀だが、基本的に《トゥルース・リインフォース》で事足りる。
展開効果を持つカード
《焔聖騎士-アストルフォ》
2つの効果がデュエル中1度の重い制約のあるレベル1・戦士族・炎属性のモンスター。
②の2ターン後に展開を予約する効果が強く、焔聖騎士デッキは足の早いタイプではないためタイムラグがあっても効果を活用しやすい。
《ブースト・ウォリアー》
自分フィールドにチューナーが存在する場合に手札から特殊召喚できる効果、自分フィールドの戦士族モンスターの攻撃力を300上げる永続効果を持つレベル1・戦士族・炎属性モンスター。
《キリビ・レディ》より条件が重い代わりに《フレムベルカウンター》のコストに対応する。
《ファイヤー・バック》
自分の墓地の炎属性モンスター1体を蘇生する効果、墓地から除外して墓地・除外状態の炎属性モンスター3体をデッキに戻して1ドローする効果を持つ通常魔法。
手札コストが必要だが自分の炎属性モンスターなら何でも蘇生可能という破格の性能。
デッキに戻してドローする効果は《焔聖騎士-モージ》と役割がかぶるが、こちらは効果でデッキに戻すので《焔聖騎士導-ローラン》も戻せる。
除去効果を持つカード
《セリオンズ“リーパー”ファム》
自分の墓地の「セリオンズ」モンスターまたは水族モンスター1体を装備しながら手札から特殊召喚する効果、相手ターンに自分の魔法&罠ゾーンの「セリオンズ」カードと相手フィールドのカード1枚をバウンスする効果を持つレベル7・水族・水属性のモンスター。
装備した《セリオンズ“ブルズ”アイン》を回収しながら相手フィールドを1枚除去できるので強力だが、初手にいると腐るので困る。
《刺し違GUY》
自分フィールドの戦士族モンスター1体をリリースしてフィールドのカード1枚を破壊して1枚ドローする効果を持つ通常罠。
採用しない理由がなさそうに思えるが、枠が足りなくて採用を見送っている。
採用できるスペックは十分にある。
《強制脱出装置》
破壊が多いこのデッキにおいて破壊以外で除去できる手段のカードの1枚。
やはり枠が足りない。
《バーバリアン・ハウリング》
自分の戦士族が攻撃や効果の対象になる必要はあるが、相手フィールドのモンスター1体をバウンスしながら元々の攻撃力分のバーン効果を持つ通常罠。
このデッキはライフカットが早くないので発動できれば意外な活躍をするかもしれない。
その他の相性の良さそうなカード
《闇の増産工場》
手札・フィールドのモンスター1体を墓地へ送って1枚ドローできる永続罠。
モンスター1体を墓地へ送るという活用方法が多いこのデッキでは相性は非常に良いが、魔法・罠ゾーンを1つ使ってしまう点が重い。
《火遁封印式》
自分の墓地の炎属性モンスター1体を除外して相手の墓地のカード1枚を除外する永続罠。
墓地利用が多い環境なので腐ることは少ないが、除外コストの捻出が少し難しい。
《焔聖騎士-モージ》で除外から回収できるので墓地肥やし手段を多く取ればうまく作用すると思う。
《重力崩壊》
相手が召喚行為を行う際に自分フィールドのSモンスター1体をリリースしてそれを無効にし、そのターン中に相手の召喚行為を封じるカウンター罠。
コスト要求が重いがそれに見合うリターンのあるカード。
流行らないでほしい。
《聖剣クラレント》
戦士族モンスターにのみ装備可能な装備魔法。
LPを500支払うことで、装備モンスターを直接攻撃可能にする効果を持つ。
このカードも《超越竜グレイスザウルス》対策の1つで、「聖剣」ネームを持つ装備魔法という点が優秀。
《メタルシルバー・アーマー》
相手に装備モンスター以外のお互いのフィールド・墓地・除外状態のモンスターを効果の対象にできなくする装備魔法。
これ1枚で機能不全に陥るデッキも少なくない強力な装備魔法で、《焔聖騎士-ローラン》でサーチ可能なため実用的なカード。
《フェニックス・ギア・ブレード》
戦士族モンスターまたは炎属性モンスターにのみ装備可能な装備魔法。
ささやかな攻撃力アップ、装備モンスターが攻撃したダメステ終了時にこのカードを墓地に送り、このバトルフェイズ中に自分の戦士族モンスター及び炎属性モンスターは2回攻撃が可能になる豪快な効果を持つ。
また、モンスター効果のコストとして墓地に送るか除外されると自己回収できる効果もある。
自己回収効果は《焔聖騎士-オリヴィエ》のコストにしか対応しないので微妙なところ。
2回攻撃効果は言うまでもなく強力だが、素引きもしくは《焔聖騎士-ローラン》でサーチする必要があるので相当余裕がないと難しいと思われる。
《エクシーズ・エントラスト》
《フル・アーマード・エクシーズ》
《エクシーズ・アーマー・トルピード》
「アーマード・エクシーズ」関連の3枚。
《エクシーズ・アーマー・トルピード》は装備されてる場合の効果が強力で、《SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング》のようなバトルフェイズ中の封殺効果にモンスター効果無効がついてくる。
《エクシーズ・アーマー・トルピード》が戦士族であるため、《セリオンズ“ブルズ”アイン》が装備する事で容易に条件を満たせる。
《フル・アーマード・エクシーズ》はフィールドの効果がNRでは使いづらいため、《成金忍者》で捨てる等のカードが欲しい。
枠は取るが、バトルフェイズ中に手札から出てくる《ジャイアント・メサイア》《BK チーフセコンド》や、耐性の強い《H-C ヤールングレイプ》等への対策になる。
注意点
《焔聖騎士-モージ》の②の効果はデッキに戻して発動する効果なので、EXデッキのカードを戻すことができない。
他に何かあったら追記します。