為替市場関係者に聞く2020年後半注目のテーマ
「米大統領選挙38%、新型コロナウイルスの第2波32%」
外国為替市場関係者の関心(QUICKと日経ヴェリタス 共同調査)
主要通貨の中で「円」が強いとのこと
ユーロよりドルが、ドルよりも円が強いとの予測
米大統領選の勝者予測では
トランプ氏58%・バイデン氏42%と拮抗
米大統領選は年初から注目されていたテーマだったが、新型コロナという予想外の出来事が起こり米中交渉の進展せず、米中関係の改善期待が乏しくなっている。
米国の中国に対する「次の一手」
・中国企業への制裁 55%
・第一段階合意の破棄 22%
・収束に向かう 4%
バイデン氏の勝利ならリスクオフ要因だが 激しくドル円相場を動かすことではない。
FRB は6月10日の FOMC で22年末までのゼロ金利維持表明
逆イールドカーブ・コントロール(長短金利操作)の導入を取りざたされる。
未曾有の金融緩和で為替相場の動きは鈍化。
年後半の主要3通貨の強弱関係を聞くと
円>ドル>ユーロが28%と最も多い回答。
ゆっくりと経済再開の流れが続けばドル安の地合いが
年末まで続くと予想する。
※日経ヴェリタス2020年6月
アメリカ経済がなかなか回復しないまま大統領選になり、どちらもドルを強くするまでの強烈さがなく、日米金利差もないから、安全資産の円が強くなるって構図とみているって事ですね。