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歯科衛生士さんを応援します

みなさんこんにちは。suです。
今年の抱負、「考えを言語化しよう」に取り組む一環として、思ったこと感じたことを週1回のnoteに載せて発信しようという試み。本日は2回目です。

初回からいきなりの連続で恥ずかしいのですが歯科検診を国民の義務化する話でもう一つ気になることがありましたので、本日もその話をしたいと思います。

WBSニュースでの話ですが、現役で働く歯科衛生士さんは年々減っているらしいですね。番組内でも出産時に辞め、産後も職場復帰していないとのこと。そこで歯科衛生士について思った点(以下)を簡単に調べましたので、ご紹介します。

①資格取得の難易度は?
②給料が低い?
③産休、育休後に職場復帰しにくい?
④そもそも女性だけ?

ではみてていきましょう。

①資格取得の難易度は?

歯科衛生士はもちろん国家資格です。受験資格は都道府県知事が指定する養成所を卒業(見込み含む)すること。養成所は専門学校や短期大学のことで、パッとカリキュラムを見る限りどこも3年間。期間だけみると保育士以上、看護師未満と言ったレベルでしょうか。合格率は95%と言うので、皆様しっかりと勉強されていることと思います。

②給料は低いの?

ググってみるとグッピーという医療介護福祉専門の転職サイトに情報例がありました。歯科衛生士の年収は356万1100円、50代でも380万台なので、給料の伸び率はとてつもなく低い部類かもしれません。 (ちなみに歯科医師は780万5100円、50代~で1000万円を超える模様。思ったより少なかったです)

しかし、上記は正社員の情報みたいです。就業者の内、非正規(パート)さん率は約40%!そして時給は1500円程度!!
1つ目の闇が見つかりましたな。

③産休、育休後の復帰しやすさは?

そして正規さんでも育休後に復帰できるのか。ここも気になる所です。ちょっと調べたところ(下記)からみるに、かなりハードルが上がっている模様。正規さんでこの待遇とは。況やパートさんおや。2つ目の闇です。

・元の職場に戻れる可能性は低い
・2018年度の求人倍率は21倍
・平均年齢は35歳 (同年の働く正社員女性の平均年齢は40歳)

④そもそも女性だけ?

これは調べてみて驚きました。
就業者12万人以上に対して、男性歯科衛生士は77人!
すっくなー。これは驚きましたが、医療・福祉関連のような極め細やかさが資する職種では、生物学的にも女性が適する職種かもしれません。ちなみに医師・歯科医師の女性比率は23%と男性優位です。皆さま、極め細やかな特性をお持ちの方と信じています。

とまあ、徒然なるま
まに述べてきましたがここからが本題です。冒頭に述べた歯科検診義務化について、提唱したい案はこちら!↓

「歯科検診は衛生士さんが担えばいいんじゃない?」
つまり衛生士さんによる歯科検診相当の施術を義務化対象にしてほしい、というのが私の意見です。あくまで一次スクリーニングであり、虫歯が疑われる人は歯科医に送るというルール。

衛生士さんってほぼほぼできるんですよね。私が個人的に行っているクリニックでも、衛生士さんのクリーニング時に仮診断が済みます。最後にちょこっと顔をだした歯科医さんが、衛生士さんの見解に同意して終わりです。

3ヶ月に一回見ていれば虫歯も進行しないし、治療行為がなければ歯科医も不要だし、万が一、判断がつかなくても該当の検診者のみ歯科医に引き継げば問題なし。資格があるのに正社員になれない衛生士さんも減り、医療費負担も減り、医師会が望む国民の歯のトラブルも実現できることでしょう。

ここで大問題が一つあります。歯医師会の一大抵抗勢力となって猛反発することでしょう。『そもそも歯科検診は医師資格が必要だっ!』、『衛生士の仮診断で見過ごしがあったらどうするんだっ!!』、『医療費は私たちがもらうっ!!!』

今回の歯科検診の義務化ですが、国民の健康寿命が伸び、生涯医療保険も下がり、目的と手段は本当に素晴らしいと思うのですが、歯科医師会側からの提案っていうところが気にいらんのですよね~。せめて政府要請で始めてくれれば、『お、政府やったな!』って思えたのですが。

『生来的に歯の治療費も減り、我々も身銭を切る想いでの提案だ』って言ったか言わずか知りませんが、何かこれ闇っぽいので、闇3つにしときます。

相手の提案を逆手にとって、歯科衛生士さんの立場爆上げチャンスに繋げてくれたら『お、政府やったな!』と思えるのでぜひ頑張ってほしい。

衛生士さんだけでなく、やっぱり保育士さん、介護士さんの処遇改善って大事だと思う今日この頃。応援していますので、頑張っていきましょう。

それではみなさま、お疲れさまでした~

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