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宿泊療養中の暇潰し

突然ですが、皆さま隔離された経験はありますか?衣食住を保証してもらう代わりに、直接的な対人接触の一切を禁止され、狭い独房に収容されたことはありますか?

私はあります (どーん)

特に飲み歩くこともなく慎ましく暮らしていましたのですが、第7波の猛威にはあっさりやられてしまいました。家には陰性判定の家族がいましたので、ホテルで隔離療養させていただくことに。当初、1500人待ちと聞いて「ひえ〜」と思ったのも束の間、重症化リスクのある同居人がいたためか2日後には入所できました。そこから約1週間の滞在です。

自主隔離していた自宅環境に比べると、人に感染させてしまう恐怖も無ければ、食事を作ってもらう気後れも無く、さらには看護師さんが24時間待機してくれている安心感。

朝は検温放送で起こしてもらい、ご飯は3食美味しくいただき、備品の追加依頼はフロントに電話してすぐ対応。地獄のような中等症状に苦しんだ私としては、かなりリラックスできる環境で、感謝の念に堪えません。

私のホテルは168室でしたが、半分が埋まっているとして80人。みんな感染してるなぁ、無事隔離されてるなぁ、とほっこりしつつ、暇なのでホテル療養者の回転状況を計算してみました。

東京都が契約してる施設は7/31現在で31施設。どれも同規模と考えると、
収容されている人数は、
80(人) × 31(施設) = 2480人
平均の収容期間が1週間として1日の退所人数は、
248(人) ÷ 7(曜日) = 354人

これで1500人待ちをこなすには、約4.2 (1500÷354) 日かかりそうです。重症化リスクの同居家族がいると伝えるまでは4-5日かかるということでしたので、なかなか良い読みだった模様。収容率は50%か。人との接触が全く無いのでスタッフが何名かは判りませんが、なかなか現場は大変ですね。そんな大変な中、収容してもらいまして重ね重ね感謝です。

最近のコロナは重症化率も致死率も低いので、事務現場が特にパニックに見舞われている様子を、病院や保健所とのやり取りでも感じました。ニュースでも感染症レベルの引き下げを!みたいな論調が出てますね。

現場を見てると確かにその通りだなと思う反面、家族に伝染したくないので隔離療養場所がなくなるのも辛いところ。

各自でホテル宿泊とかは負担が重過ぎるとは思うんですが、入院扱いの保険適用ルールだったり、ホテル側が専用プラン作ったり、と金銭面的には何とでもなるでしょう。人間や企業は環境適応してナンボですから、結果、感染者は増えつつも、経済は回っていくのではないでしょうか。

つまり「こら政府、早く何か決めんかい。」という関西風おじさんのセリフを引用して、本日の結びの挨拶とさせていただきます。

それでは皆さま、お疲れさまでした!

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