マイナンバーカードの普及を願って調べていたら辿り着いた高齢男性の奇行

彼岸も過ぎて夏の暑さもひと段落、やれ台風だ大雨だと防災ムードが高まる9月に入ると、セミの鳴き声もミンミンからツクツクと変化しつつある今日この頃、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

先日TVを見ていた私の目に飛び込んできたのが、マイナンバーカードのニュース。マイナンバーカードの普及率が、まだ全体の44%という話でした。ひっくー。所有者はだいたい5000万人くらいの計算です。

最近はCMでもアピールしているのに、5000円分のポイントが貰えるっていうのに、動かざること山のごとし。7000万人が山のごとし。6月から20000ポイントがもらえるキャンペーンも始まり、2022年5月時点の44%という数字はさらに伸びてくるでしょうけれども、普及率100%はまだまだ遠い未来の話じゃないでしょうか。

マイナンバーって便利な制度なんですよ。
役所手続きがコンビニで出来たり、健康保険証としても使えたり、身分証明書としても使えたり。あと銀行口座と紐づけて給付金を適切な人に適切なタイミングで送付できたり。ひいては、その関連業務の人件費を大きく下げられるというメリットの多い施策です。なのに2016年の通知カード交付以来、約6年半たっても4割の普及率とは。日本人、大丈夫か。

ところでマイナンバーの普及を拒む世代ってどこだと思います?
私は絶対高齢者世代やん、と思っておりました。でも全世代でどっこいどっこい。面白いのが高齢男女。男は高く、女は低く、しかも年が上がるほど差が広がります。

引用元:こちらのHP

これってどういうことでしょう。
私は当初、資産状態の発覚を恐れた高齢者がマイナンバーの普及を阻んでいるんだろう(介護施設の利用や、食費・居住費の補助を受けるには、一人当たり所有する金融資産が1000万円以下 らしいです)。と考えていましたが、どうもその説は間違っている様子 。謎が深まりました。

話を戻しますが、高齢になるほど男性のマイナンバーカードの普及率が上がること。そして女性はそうではないこと。この辺り、考察のしがいがありそうです。誰得なん?

とりあえず高齢女性のデータは自然なことでしょう。資産情報の登録はデメリットに感じますし、年齢層が上がるほど普及率が落ちるのも、手続きの面倒を考えれば頷けます。となると怪しいのはやっぱり高齢男性。年齢に応じて普及率がグングン上がってます。100歳以上なんて、もはやほぼ100%。日本の高齢男性、面倒臭さに負けず手続き頑張ってて優秀じゃん! では済まされない気持ち悪さがありませんか。

この記事では素直におじいちゃんがマイナンバーカードを使いこなしていると書いています。e-Taxでらくらく確定申告したり、健康保険証として使えるから便利、とのこと。・・・絶対ちがうやろ!おじいちゃんなんてe-Taxどころか、suicaを挿仕込む改札を探しちゃうくらいカードなんて使いこなせんやろ!(暴論スミマセン)、そして健康保険証としてマイナンバーカードなんか使ったら、手数料が余計高くなるは目ざとく知ってるやろ!! (偏見スミマセン)

兎にも角にも、参考の記事の中で一応納得感があった理由は、返上した免許証の代わりにマイナンバーカードが身分証明書として使えるから、ということだけですが、そんなに免許返納って進んでいるんでしたっけ?ということで返納率を見てみました(下図)。

低いやん・・・
10%そこそこやん・・・。

と、いう訳で、
高齢男性がマイナンバーカードを取得している謎の真相には辿り着きませんでした。やはり高齢者の子どもがカード取得に一枚嚙んでいると思っているのですが証拠が見つかりません。遺産とかそのあたりでドロドロするとか、しないとか、そういう理由があるのでしょう。気になるのでもしご存じの方が居ましたら理由、教えて欲しいです。

物価も本格的に騰がってくるようですし、財テク情報は随時募集です。
それでは皆様、お疲れさまでした。

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