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NISA5年目にしての衝撃

皆さまNISAはやられていますでしょうか。
年額120万円以内であれば、手数料無料、配当無課税、国民の投資を促す政策として導入された画期的なシステムです。少額から始められるとか、積立型を選択できたりとか、いろいろと細かくルールはあるようですがここでは省略。

私は積立型ではなく一般取引で利用しています。持ち前のギャンブル体質が災いし、長期塩漬け株を多数抱える残念系の投資家です。

『まぁ配当も非課税やし、じっくりホールドで問題ないか』と高をくくって日々を心穏やかに過ごしていたのですが、見事に落とし穴にハマっていることが発覚しましたので紹介いたしますね。

NISAの何が凄いって配当非課税だと思うんですね。株投資数年でその価値に気付いてきた私がデビューしたのは2018だったので、政府がNISAを導入してからは約4年ほど経っていました。

当時のカブドットコム証券 (今のauカブコム証券) でNISA口座を登録し、高配当、成長性を重視して利用枠120万円ギリギリまで。手数料がタダになっていて感動したのを覚えています。そしてその後、決算期となり権利日をやり過ごし、配当権利を獲得し、企業から送付される配当報告を嬉々として確認

そこでモヤっとします。

『あれ、課税されてるやん?』

そう思ったときに動くべきでした。

『まあNISAやし、課税されている訳ないっしょ。』
『確定申告で戻ってくるっしょ』

そう考えずに動くべきでした。
そして時は経ち、

『やっぱり今回も課税表記になってるな』
『これ恩恵がわかりにくいからやめて欲しいな』

無垢ですね。
そしてまた時は経ち、

『あれ、もしかしてNISAって配当は非課税じゃなかった?』
『そうか、譲渡益だけ非課税の勘違いやったか。』

そこでさすがに調べるべきでした。
そして5年が経ち知りました。
NISA株の配当金は、実は非課税だったことを。(←普通のこと)

さっそくauカブコムに問い合わせてみたところ、以下の回答を得ました。

"NISA口座の株式配当金を非課税にてお受取いただくには、配当金受取方式は株式数比例配分方式(証券口座受取)である必要がございます。”

え?
何それ?

NISA株の配当金って振込口座次第でガッツリ課税されるらしいんです。
これ重要すぎると思うんで、もう一度言いますが、

NISA株の配当金は口座選択をミスると課税されます!

ちなみに私の場合は『登録配当金受領口座方式』でした。
つまり、一般の銀行振込ですね。NISA実施以前の登録口座をそのまま指定していました。

これ、十分に調べなかった私が一番アホなのですが、
敢えて言います。

アホちゃうか!?

と。

NISAって非課税が売りでしょう。
国や企業の成長を目的に、国民に投資を促すための政策でしょう。

その最大売り文句"非課税"にならない余地があるってどういうことやねん。NISA口座を開設した人が、課税を希望するわけないですやん。

証券会社側も、もう少し行き届いたサービスがあればいいですね。顧客に無駄な損失出させんように、NISAで課税対象口座になっている人に対して、アラートメールくらい毎回出しても良いのではないでしょうか。

以上、愚痴でした。

ちなみに、
今回の件、どれくらい損する可能性があるか、
ちょっと計算してみます。

120万円を5年間、配当3%
そんな理想な運用できたとすると、配当利益約56万円
20%課税額は約10万円

途中で売買してたら配当利益はさらに減るので、
半分の5万円といったところでしょうか。

お金の勉強代としては、多いとみるか、少ないとみるか、、、
まぁ、多いですよ。皆さまもお気をつけくださいね。
NISAでは結局、日産とか買っちゃって大変ですよ、まったく。

すっかり愚痴回になってしまいました。
それでは皆様、今週もお疲れさまです。

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