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削るなら歯医者

歯科検診の義務化。このニュースご存じですか。

少し前から報道されてて我が家でも関心が高いです。利権だの、パフォーマンスだの家庭内でやんややんや言っておりましたが、やはり歯科医師会からの要請があったんですね。先日のWBSで知りましたが衝撃でした。

日本歯科医師会からの要望に乗っかって国民に義務化するって強烈じゃないですか?そもそも補助金は出るんですかね。出るんでしょうね。そして歯科医師がニヤリですかね。でもって財源はどこから?詳しい方教えてください。

歯は健康の源、という論はわかるのですが、将来的な医療費削減を狙った施策だのなんだのがとても胡散臭いので、いろいろ勘ぐっているところです。せっかくなのでもし歯科検診が義務化された場合について、メリットデメリットで整理してみました。

メリット

① 歯をケアする習慣がつき、高齢まで健康な歯を維持できる

②歯の本数と相関する健康寿命が延び、国民の幸福感情が向上する

③健康寿命が延びることで、医療費が抑制される (ホント?)

デメリット

①歯科検診代がかかる

②人気の歯科医院では予約が取れなくなる

③腕の悪い歯医者が潤う


まだまだあると思いますが、そこは個々人で調べてみてください。上記は私の思いが滲み出ています、、、そうです、一番気になっているのがデメリット③、腕の悪い歯医者は虫歯より性質が悪い。それが今日の意見。


少し話は変わるのですが、東京都の一部の地域では、歯科検診の無料クーポンが届きます。そして、それが使える歯科医院のラインナップがどうも微妙だったんですね。たいてい老舗です。まあ無料の身で文句言っても仕方ないので、ありがたく利用させていただきました。

ちなみに私は定期的に歯科検診+クリーニングに通っています。その医院、見た目も中身も清潔感があり、先生も若くて親切なのですが、その医院はクーポン適用除外でした。そこで思い至ります。ふむ。そういうことか。と。

歯科医院ってコンビニよりも多いんですよね。超レッドオーシャンです。高額な設備を導入・維持するのも大変なのに、どんどん新しい医院が開業されています。きれいな院内、最新の設備、先進医療を取り入れたやり手の歯科医師さんがどんどん台頭していることでしょう。そこに定年も引退もせず、器具も新調せず昔からの経験だけでやってるおじいさん歯科医師がどうやって対抗できるか。やはりそこは腕力。もし私が時代に取り残されたおじいさん歯科医師で、まだまだ引退したくないし稼ぎたいとしたら、政治力を使うしかないと思うんです。

歯科検診を義務化になんてしちゃったら、人気のある歯科医院の土日なんて予約がすぐ埋まるでしょう。となると、技術が古くなっている医者にかかる可能性も増えます。下手をすれば、誤診で健康な歯を削られることもあるかもしれません。事実、虫歯が疑われるから削る、という診断に納得できず、セカンドオピニオンで助かったという話も聞きました。歯を削った方が歯科医は儲かると思うとゾッとしませんか。

ちなみにWBSでは、歯科衛生士さんの不足問題も取り上げられていました。保育士さんと同じで立場が低く、待遇が悪いみたいです。こっちの話も非常に興味深かったので、今度また書きたいと思います。


それでは皆さま、お疲れさまでした!



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