Tacitlyのオルビットに対する独り言

こんにちは。めーぷるです。この記事は hishowcase Advent Calendar 2024 20日目の記事です。遅刻して申し訳ありません。

ここ2週間でいろいろと記事を書いてみましたが、楽曲について一つ一つ丁寧に触れたものがないと感じました。そもそも楽曲関連の記事をあまり書いていないので当然ではありますが、ちゃんと感想を書いてみようと思います。

対象とした曲は、ここ1週間(どこだよ)でしっかりと聞いた曲です。

※追記
書いていたら1曲目で曲の感想云々の前にコラボに関しての感想や独り言で力尽きました。タイトルも変えるし、もうこれで終わりにします。ほんまごめん。他に書こうかな〜くらいに思った曲をおまけとして貼っときますね。

あと感想というか独り言なので、解釈違いとかあったら本当に申し訳ありません。このあとの流れを考えると謝らなくていいな。うん(都合の良い解釈をするな)。

オルビット(Tacitly)

Connect VにてえのぐがTacitlyと一緒に歌ってくれた曲です。以前からこのコラボで何を歌って欲しいか考えていたのですが、この曲を筆頭候補(願望)として挙げていました。なんと言っても、やはり歌詞がえのぐにぴったりすぎるからね。

Tacitlyの曲は、「直感オーバーライト」や「存在アピ」、「VOICE」といった自分を曲げない、曲げさせないでくれという気持ちを唄った曲と、「夢を見て生きている」や「Timing」、少し異質ですが「Symphonia」などのように、お互いを理解して2人で前に進みたい気持ちを唄った曲にグループ分けできると勝手に思っています。(後者のが多いかも)

この「オルビット」はこの両方に当てはまる曲だと考えています。(後半に関しては”2人で”要素はないかもしれませんが…)
歌詞を一つずつ見ていきましょう。


この道の先はまだ見えない 信じたい自分へ歩いてく

入りからね、もう答えですよ。これがこの曲のすべて。正解なんてない、自分の往く道を正解にしてやるという気概。曲全体のキャッチフレーズとして100点です。

ただ、この時点での意味はこの気概に至る前の段階にあると思います。曲のテーマとしては、自分を突き進むことだと思いますが、このあとの歌詞を考えると、現時点では何者かになりたくて、前に歩いていたけれど自信を無くしてしまったくらいの状態なんじゃないでしょうか。

「この道の先はまだ見えない」から始まるフレーズは、この冒頭と後半でもう一度出てきます。変化を感じられると思います。

笑い方も泣き方も ~ ただ住み着いた

とんでもないことを言ってるよ、本当に。人には何かしら輝くものがあるといわれるなか、ふと周囲と自分を比べてみてしまう。自分よりも秀でた人がたくさんいて、やることなすこと全部不器用な自分には、どんなに頑張ったとしても価値は無いんじゃないか。そんなネガティブ思考に陥ってしまうこと、あると思います。

人にもまれて走る朝も ~ 全部戦ってる証だよ

このBメロいい歌詞すぎる。そもそもお前は努力して前に進もうとしている時点で偉い。何も周囲と比べる必要なんてないし、負けてもいい。大事なのは、お前がこれまで挑戦してきた事実、戦おうとしている気概なんだ。
おい、サビに入る前にこんな激アツな励ましワードを投げかけてもいいんか?

誰かが君を踏みにじろうとして ~ 今ここに立っている

1番のサビです。一生励ましてくれる。すごい。周りからの心ない言葉・行動なんて気にするな。お前が何を考えて、何をしたのか。それが一番大事だし、日頃から挑戦しているのは、周りから冷たい目で見られても挫けなかったってことなんだ。だから自信を持て。というメッセージなのかもしれない。

きっと聴こえなかった音が鳴るよ ~ どうするんだ君は

勇気を出して始めれば、続けていれば、何かが起こるかもしれないじゃないか。きっと周囲からかけられてきた言葉とは正反対のメッセージだと思います。

誰かの嘘で君はひどい傷を負ってしまった ~ 倒れたあとに自分が躓くとも知らずに

とんでもない歌詞だな、本当に(2回目)。前半の歌詞、めちゃくちゃ怖くないですか?投げかけられた嘘で自分を見失っているうちに、ふと気づけばその言葉の通りの自分になってしまっていたってことですよね?この嘘つきは恐らく言ったことすら忘れているでしょう。でも見えないところで誰かの人生が壊されているわけです。

後半もすごい。今は他人を叩いていられるかもしれないけれど、次に矢面に立たされるのはお前かもしれない。ちゃんと分かっているか?ともとれるし、今前に進んでくれている人、お前から見れば異端者のおかげで、お前は不自由なくできているんだ、ともとれる。

そんな陰口は気にしなくていいんだよという頑張る人への励ましの言葉の一部であり、自らの発言や行動に伴う責任やリスクを考えられているか?という問題提起でもある。

たった4行なのに、重い。

心無い声に塞いだ耳も ~ 全部君は君でいいんだよ

ここまでの流れを考えると、これ、温かいワードすぎるだろ。なんていい言葉。俺も毎日これ言われたい。Bメロすごすぎだろ!

誰かが君を貶めようとして ~ ほらここで待っている

2番のサビです。お前の努力は誰にも否定されていいものじゃない!だから拳握りしめて突き進め!こんな励ましに励ましを重ねてきたので、とうとう歌う側、光の存在が出てきてしまった。光の存在、全部励ましてくれるし、努力も全部認めてくれるしすごい。何事も否定的ではなく肯定的に捉えてくれる人、この世界にもきっといるよね、、、

汚い色が焼き付いて ~ それぞれ違う僕ららしく選んでゆけ

Cメロです。素晴らしい。「色」というワードが出てきました。えのぐが好きな自分としては反応せざるを得ないワードです。

汚い色、きっと本来自分の持っていた色に、有象無象の周りの色が塗り重ねられていった色なのでしょう。絵の具としての黒なのか、はたまた光としての白なのかは分かりませんが、元の自分が残っていない状態なのだと思います。全てを上から塗り替えられてしまった人が、与えられた色が良いかどうかなんて判断できずに迷うはずです。自分の色、つまり大事にしていたことも残っていないから。このフレーズからは、色は各々違うのが当たり前だから、それぞれ自分の色を大事にして欲しいということなのだと思います。

以前書いた記事でも同じことを書きましたが、えのぐには「真っ白は色褪せない」という最新曲があります。積み重ねてきたことを無きものとせずに、少しずつでも今日を鮮やかにしていこう、自分の色が白に近付いたとしても、自分たちの色を使って自分の道を進んでいこうという曲になっています。

こちらでも「白」を使っていますが、元の色が塗り重ねられ、無くなってしまったわけではありません。自分の色が滲み、薄れ、掠れていった結果、白に近づいている状態だと思います。ただ、これは自分の色が失われてしまった状態と言えるでしょうか?それは違うと思います。自分の色は未来を描くために使われています。残った「白」は前に進んだ人が残した跡なんです。

この道の先はまだ見えない 掴みたい未来へ駆けていく

落ちサビで冒頭でも出てきた「この道の先はまだ見えない」を回収しました。もうここまで読んだら分かるでしょう。冒頭と同じ意味でこの言葉は使われているでしょうか?きっと期待を込めた前向きな意味に変わっているはずです。

ラスサビは読んで噛み締めてください。

君を押し殺そうとして ~ どうするんだ僕ら


いや、本当に良い曲だな!!!
光の存在、もしかしたら自らを信じてあげることのできた未来の自分なのかもしれないね。

ここまでたくさん書いて来ましたが、この曲の良さを感じていただけたでしょうか?また、えのぐがカバーしてくれたことに対してわたしが嬉しさを感じている理由も少し分かっていただけたでしょうか?

今回はCメロの「色」にだけ触れましたが、その他の部分もほとんどぴったりなのではないかと思っています。(バッシングや先行きの見えない苦難、捻じ曲げない信念etc…)
何度でも貼りますが、気になる人は下の公式noteを読んでください。長いけど、全部詰まってる。

ここまで楽しんでいただけたら幸いです。

肝心のTacitlyとえのぐでコラボした配信を貼るのを忘れていました。上のツイートから頑張ってYoutube Live配信に飛んでください。↑


ここからは話がオルビットから離れて、バーチャルライブとの出会いに関する個人的な話になります。思い出の振り返りでごめんね。わたしが初めて対面で行われたバーチャルライブに参加したのが、2018年に横浜のDMM VR Theaterにて開催されていたIDOLM@STER MR St@geでした。今に比べて当時はこうしたキャラクターのライブが行われるのは少なかったと思います。めちゃくちゃ先鋭的な取り組みでしたし、実際に行った人はみな大絶賛だったものの、知らない人からのマイナスな言葉も見受けられたと記憶しています。(そもそもVtuberの類も出始めてから1年も経っていなかったかもしれません)

DMM VR Theaterにて
本当に懐かしいかもしれない

本当に衝撃的でした。忘れることはないでしょう。運よく最前中央だったのも記憶に刻まれている理由かもしれません。昔からやっていたゲームのキャラが等身大で、ステージで人間のダンサーと一緒にやり取りをしながら、"目の前"でライブをしている…おまけに運よく当てられた人とは会話までする…あり得ないことでした。ステージには人間のアーティストが立つことが当たり前で、キャラクターは決められたセリフを言う、もしくは代弁者としての人間ありきのものだったからです。正直に、めちゃくちゃ泣きましたよね。独立して存在していることに。数年を経て常識となりつつある現在、普通にVRライブに行くことができるようになりましたし、行くようになりました。今考えると、あの衝撃を受けているからこそ、Vsingerにはまるのは必然だったのかもしれません。(ちなみにTwitter(現X)のヘッダーはずっとこの時の写真だよ)

Tacitlyのシーとリンリンやえのぐも数ヶ月後にここで1stライブをしていますし、きっかけさえあればもっと早く出会っていたかもしれませんね。縁を感じます(こじつけ)。

おまけ(になってしまった)

オルビットみたいに曲についての感想をたくさん書くつもりでしたが、面倒くさくなってしまったので曲だけ貼っておきます。上3曲がとくにおすすめです。
なかでもうなぎちゃん(夕凪機)の「アバウト」がめちゃくちゃ好き。というかそもそもうなぎちゃんがかなり好きかもしれない。さらに下に貼った「プレイヤーわたし」が最新曲なのですが、ポジティブお化けで好き。ビジュ100点、声100点、歌100点、性格100万点。

アバウト(夕凪機)

OUR DAYS(KMNZ)

Bad girl(IMI)

プレイヤーわたし(夕凪機)

Winter Sparkler(明透)

羽化(VESPERBELL)

タイムラプス(Flare Rune)


今度こそ終わりです。また次の記事で。

いいなと思ったら応援しよう!