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娘の七五三!ママもどうしても着物が着たいんじゃ!

早いもので、娘が生まれてから7年が経った。
七五三の前撮り写真は撮ったので、
今回はお参りだけ。

両家の祖父母も参加して、神社でご祈祷してもらうことになっていた。

そして私はというと、主役は娘なのに、
どうしても着物が着たかった。

ただし、娘が衣装を借りた写真館で、
ママも着物を借りて着付けまでお願いすると、
プラスで3万円くらいかかる。

しかも、借りた場合、ママは娘よりも1時間早く写真館に行かなければならず、現実的ではない。

そこで、母の着物を借りて、母に着付けもお願いすることにした。
この時点で七五三の三週間前である。

和装ヘアスタイルにチャレンジ

それだけじゃない、髪型もだ。
着物を着る場合、髪型もバシッと決めなければならない。
私にできるのだろうか?
でも大丈夫。
YouTubeで「和装 髪型 簡単」と検索すれば出てくるではないか!

自分でもアレンジできそうだなと思った髪型にチャレンジしてみるが、
どうにも「くるりんぱ」がうまくできない。
しかもその髪型は「くるりんぱ」を2回もする。

何度も挑戦してみるが、やはり「くるりんぱ」ができない。
困った。
そこで、いつも行く美容院で、白髪染めしに行った際、
訳を説明し、アレンジの仕方を教わった。
私の髪の量や質だと、苦手な「くるりんぱ」は1回でいいらしい。
ほっ。
これでどうにかできそうである。

「アレンジが苦手なら、毎日練習した方が良いですよ」と美容師さんに言われる始末。
当日になってできないと困るので、
やり方をスマホにメモし、
そこから毎日練習した。(本当は飽きたので2回だけ)

やらないと本当に忘れていた。
スマホにメモしておいて本当に良かった。

そして七五三当日である。

朝からバタバタと化粧をし、
娘を夫に託し、写真館まで送迎してもらった。

化粧を終えた私はいよいよヘアアレンジに挑戦。
ポイントは

  • アイロンの前にヘアオイルを塗る

  • アイロンでクルクルにする

  • しっかりバームをつける

アイロンでクルクルにするのは何度か練習したが、
うまくできないので、諦めた。

そしてバームというものは家にはない。
1回しか使わないので、わざわざ買うほどでもないため、
家にあったワックスを付けた。

色々妥協したヘアアレンジだが、
どうにかこうにか完成した!

母による着付け

いよいよ母による着付けである。

今回、母の着物を借りることになったが、
なんと母が成人式のときに着た着物なので、
50年物である!

胸元は黄緑色で、裾に行くほど濃い緑色になり
たくさんの花の刺繡があり
とても高価な着物らしい。

大事に大事にとっておいたその着物は、
ついに日の目を見ることになった訳だ。

そして若い時、おそらく嫁入り前に
着付け、お花、お茶などを
習っていた母。

その話は子供のときから聞いていたが、
なんと人に着付けをするのは初めてとのこと。

え。

そして自分で着付けもしたことはないらしい。

え。

実家から持ってきた、年季の入った着付けの本を見ながら
私の着付けをしてくれる母。
家でも練習していたらしいことを父から聞いた。

ありがとう、お母さん。

慣れない着付け。
その日、気温も低く
肌寒かったけど、
着付けしている母だけは一人汗だく。

私の「どうしても着物が着たいんじゃ」というわがままに付き合ってくれてありがとう、お母さん。

将来私はこんな母親になれるのだろうか?

何度か帯をやり直したりして、どうにか完成した!

姿見がない我が家は、
全身を見るには
浴室の鏡を見に行くしかない。

すごい!
馬子にも衣裳とはこのことだ!
私の「どうしても着物が着たいんじゃ」という夢が叶った。

いよいよ神社へ

ほどなくして写真館で着付けを終えた娘と送迎してくれた夫が帰ってきた。
娘は前撮りのときに着たものと同じ真っ赤な着物を選んでいた。

緑と赤でクリスマスみたいな家族である。

そして、この日はまさかの大雨。
娘の行事ごとは大体雨が多い。
きっと家族の誰かが雨女か雨男に違いない。

私が地方移住したこの地域は近くに神社がない。
そのため、車で3、40分離れたところにある神社でご祈祷することにした。

着物での車移動。
く、くるしい。
帯のアレンジがつぶれないように
少し前のめりになってしまう。

娘も帯が苦しくて
帯を緩める始末。
こんなとき母が着付けできてよかった。
神社についてから娘の帯を直してくれた。

神社に着くと、
先に1組の家族がいた。
もちろんそのママさんも雨の中だけど
ちゃんと着物を着ていた。

前日まで「雨だったら洋装にしようかな」なんて話していた。
でも着物を着てきてよかった。
自分が洋装に変更して、他のママさんが着物を着ている姿をみたら
「やっぱり着物着ればよかった」と後悔したはずだ。

ただし、着物はやっぱり苦しい。
こんなに長時間着物を着ることがなかった娘も苦しくてぐずぐずしている。

両家の祖父母も揃い、いよいよご祈祷が始まる。
先にいた1組の家族も同じ時間帯でのご祈祷だった。

滞りなく無事にご祈祷が終わり、
千歳飴や子供向けの記念品などがもらえた。
祈祷料によって、授与される木札の大きさが違っていたことには驚いた。
うちの木札だけめちゃめちゃ大きいのである。
マンションなので、神棚などない我が家のどこに置こうか・・・
神様の前でそんなこと考えちゃダメだw。

そして、外に出ると、雨が弱まっていた。
神社にお参りをして、写真撮影をして無事に終わった。

着物が着れた感想

着物が本当に苦しい。
感想はそれしかない。

あとから写真を見返すと、
苦しすぎて笑顔が引きつっている。
そして、猫背。
ストレートネックで首が前に出ていて
なんかかっこ悪い。
姿勢って大事なんだな。

自分で着付けしてみたいが、
今後着ることはあまりなさそう。
20年後とかにあるかもしれない娘の結婚式で着るかな?
そんなことを考えて
しばらくは着物は大丈夫と思った七五三でした。

着付けしてくれた母に、ありがとうの気持ちを込めて
母の好きな牛肉を送りました。


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