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クラムボンの新譜「夜見人知らず」が凄く良い。

最近、『平たく言うと』という言葉を憶えたので積極的に使っていきたいと思いながら、なかなかそのタイミングに出会えない私ですが、皆様におかれましては如何お過ごしでしょうか?サブタイトルはそのまんま。
(実は写真の文字が記事のタイトル)

多分、物心がついた頃から振り返らないという癖が私にはある。
これは2通りあって、ひとつはお化けが怖い。もうひとつは私を見送る人が世の中にいるとは思えない。という根拠のない自信。或は、自信の無さ。

お化けなんかよりもよっぽど人間の方が怖い。なんてよく言うけれど、やっぱりお化け怖いです。ホラー映画は苦手。そして、お化けも人間もどちらも比べられない違う怖さがある。

お化けは期待を裏切らない怖さがあるし、人には裏切る怖さがある。どちらの対処法も、やっぱり振り返らないに尽きる。たとえそれが今生の別れになったとしても。

何事にも期待をせずに生きる癖がつくと、一見無敵になれたような気になれるけど、結局のところ、脆い自分を嫌というほど知りすぎているが故の薄っぺらい防御壁でしかないんだよなぁとは思う。それでも、期待をせずに努力をするって事が一番の成功の近道のような気もする。あくまでも私の場合は。だけど。

全然目標達成できなくて、自分自身を裏切ってばかりだけど、今年もあとわずか、悔いのない毎日を過ごそうと思います。平たく言うとそういう事です。(言えてないよ!という突っ込み待ちです

2020年4月追記

実はここで書いているものは2009年からやってるブログの焼き回しなんだけど、この頃から私は少しだけ成長している。

振り返る事が出来た日があった。

いつかのライブの終演後。それは振り返ったら相手がいるかもとかそういうのとは違う、単純に名残惜しいという気持ちでその日は振り返った。

また別の日、これは私が振り返ったという話ではないのだけれど、企画の打ち合わせついでに飲んだ人に、なんとなく振り返るのが苦手という話をした。

帰りの駅構内で「俺、めちゃめちゃ手を振るんで振り返ってくださいね」って言われた。

でも結局同じ路線だったので笑いながらホームへ続く階段を上がった。

私の電車の方が先に来た。

結局、ホームからめっちゃ両手をブンブン振って見送ってくれた。

つり革に捕まりながら恥ずかしくて苦笑した。

でもいい奴だな。と思った。
彼の人生に幸あらんことを。と祈った。

正直お世話になりっぱなしなので、いつかお仕事で返すことができたらな、と思っている。

これを最初に書いた2014年の時よりも、私の人との関係性は少しづつ改善されている。

自分を変えようとしなくても変わる時はある。
それは関わってくれる人たちのおかげだ。

周りの人たちのお陰で自分の人生がより楽しいものになっている今を大切にしたいし、自分も誰かにとってほんの少しでもいいからそういう存在でありたいなと思う。

去年あたりから急に好きになってよく聴いている。
新譜もとても良い。

来年は荒吐に行けたらいいな。

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