季節外れの海水浴場
無職の年金生活者は何をしても暇つぶしにしかならない。10 km ほどのドライブで季節外れの海水浴場にやって来た。五色浜・・・ここは昭和30年に脳腫瘍で早世した父親と最後に過ごした土地。今は砂を入れてきれいな砂浜になっているが、当時はきれいな五色の小石の浜だったのが名前の由来と思われる。名残の砂利浜が少しだけ残っている。
今日は暖かく、車のなかで日光を浴びながら本を読んでいると暑かった。読んでいる本はヘミングウェイの最初の妻の自伝。
帰りに浜近くのスーパーで切らしている野菜を買った。トマト、キュウリ、チンゲンサイ、ヘッドレタス、4割引になっていた紅はるか。
父親が亡くなった時、息子の私は5歳の幼稚園児だったが、父親と浜に行ってアミメハギを捕らえ、持ち帰って水盤で泳がせて喜んでいたのを覚えている。