日記:アグレッシブ烈子1シーズン目を見終えました。
この作品、かわいくデフォルメされた姿に反して、キャラクター設定の解像度が高すぎる。
最初の数話だけみて、「この子はこういうキャラ付けね、はいはいよくある」と侮っていた自分が恥ずかしい。
1シーズン見終わって感じたこと。話が進むごとに深みが増す登場人物を目の当たりにして、羞恥心で胃が痛くなった。アグレッシブ烈子は、誰しもが現実で感じたことのあるであろう「後悔」や「諦念」の描き方が上手すぎる。
たとえば、性格が悪くて嫌いだった先輩が、家に帰ったら家族全員分の晩ご飯を毎日作っていると、他人から聞いた瞬間。
いつも暇そうにしているフリーターの同級生が、簿記の資格を取ったとインスタで報告してきた時の感情。
自分の無知と思慮の浅はかさに打ちのめされて自己嫌悪する瞬間は、きっと誰にでもある。私はアグレッシブ烈子を見終えた後、心底反省した。人間、他人が想像できる程度の情緒で生きちゃいないんだと。トン部長、角田ちゃん、ほんとにごめん…あなたたちのおかげでまた一つ成長できました。