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未来の挫ける私へ



私には諦めきれない夢がある
諦めきれないと言っても、
きっと今まで諦めてきたことはいくつもあって
それはどうやって諦めてきたのだろうか
時間が解決したのか、
それとも叶えられるはずがない夢だったのか、
はたしてそこまで思うほどの夢ではなかったのか

私は今まで、
「特にこれは譲れない」と思った夢は正直なかった
小学校の卒業式、一人一人将来の夢を叫ぶ場面。
苦痛でしかなかった
私には夢がなかったから
当たり障りのない、適当な夢を言った
適当に言ったが故に、
何を叫んだのかさえ覚えていない


短期大学に入学して、
就職活動もして、
当時まだ熱中する夢のない私は、
大切で、大好きな家族の言いなりだった

「この会社どう思う?」
「ここでもし私が働けたら嬉しい?」

今思えば、
自分のやりたいことをしてくれる娘を見るのが
親にとっては何よりも幸せに違いないのに。

私が夢を初めて見つけたこと。
それを叶えたいことそれを叶えることが
今の私にはまだできそうに無いこと
私の消えない思いと葛藤を、
恥ずかしながら涙を流しながら
両親に、面と向かって話をした。
私の母は、泣いた。

母は、「私のせいで、そこまで思い詰めてる、苦しめてると思ったら、私まで辛い」と言って泣いた。

当時の夢のない私が、
良かれと思って母の言いなりになったが故に、
それが今の母を泣かせている。
母に喜んで欲しい、が 母を苦しめた
私はこの光景を、きっと一生忘れない

話は戻って、
私が初めて自分で見つけて、
行動力のなかった私が、
初めて自分で一歩踏み出して行動して
周りで私の相談を聞いてくれていたひともみんな、
その私の変化っぷりに驚いていた
そして私自身も。

しかし現実はそんなに甘くないもので、
夢を見つけた私のタイミングも悪く。
まだ叶えられずにいる。


「夢は諦めなくてもいい!」
「いつまでも夢を持ち続けていい!」

そんな言葉が沢山転がっている反面、
そんな簡単なものでもない
現実を見なければならないことが殆どだ。
人生という限りある時間の中で
「いつまでも夢ばかりみていてはいけない」
こんな反対の言葉だってあるはずだ

でもあいにく、
私の見つけた夢は
沢山の人に夢や希望を与えるものなのだ
私が夢を見ずに、
叶えられる訳もなければ
叶えた先で、夢を与えられるひとにもなれるわけが無い

初めて未練がましい自分と出会ってしまった(出会えた)
夢を与えてくれた、
今でもまだ忘れられない素敵な人とも出会った

私が行動していなければ出会えてなかった人たち
私が行動しても、
突き放すことなく真正面から受け止めてくれて
真正面から話を心で聴いてくれる
(きっとお忙しいのに。)
そんな素敵な人だったから出会えた人たち
私の夢は尚忘れられない

いつかこの夢も薄れてしまうのかもしれないと思うと
怖くて仕方ない
せっかく沢山の機会の中、
私が人生で初めて自分で見つけた夢を、忘れたくない
だからこそ、ここに記録する
いつか、挫けた時に思い出せるように

夢を叶えるという気持ちが
そこにあったとしても、なかったとしても
きっと今の私なら、
挫けてるそこのあなた(私)を助けることができるから
忘れないで、覚えていて

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