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WASHハウス 全国FC展開で10倍株か
10倍株となる理由は複数ありますが、特に小売業や飲食業など多店舗展開により時価総額を10倍にするという企業は多くあります。コインランドリーを手掛けるWASHハウスもその可能性があるのではないかと思い、今回調べてみました。
(チャートなど引用元:Kabutan)
東京・大阪へ進出しその先は全国展開へ
(引用元:成長性に関する説明資料|WASHハウス)
2016年12月時点でFCが361店舗、直営が25店舗の計386店舗であり、そのほとんどが九州地方となります。2016年には東京都に2店舗、大阪府に3店舗新規出店しています。
2万店規模まで増える可能性も
意外なことに、国内のコインランドリーは増加しているそうです。
WASHハウスの児玉康孝社長(51)は「コインランドリーの利用者は少ないが、必要とする人は増えている」と自信を示す。健康や衛生といった社会の要望に変化があると説明する。具体的にはアレルギー疾患が増えていると指摘し「布団のダニを洗い流すなど、クリーニング店では高額なサービスをコインランドリーなら安く提供できる」と語る。
(引用元:WASHハウスの児玉康孝社長「必要とする人は増えている」|zakzak)
これまで個人経営が多く、暗く汚いイメージだったコインランドリーを明るく清潔なものとして展開しているとのこと。市場の成長性だけでなく、選ばれるコインランドリーになることにより、既存のパイも獲得できる可能性があります。
多店舗展開は創業当時より念頭にいれていたようです。
多店舗展開により規模の経済性が効きますので、利益率が向上することが見込まれます。この企業の特徴は、遠隔管理システムになっています。
コインランドリー遠隔管理システム
監視カメラと遠隔操作システムを組み合わせることによって無人店舗であるが店舗に店員がいるかのごとくお客様に対応する仕組み(ビジネス特許取得)
明言はしていないものの、海外展開も含めて社長の児玉康孝氏は2万店舗を視野にいれているのではないかと思います。
――将来は何店舗まで増やすのですか。
児玉 目標ではなくて計算上の話ですが、15年前は2万から2万5,000店舗作れると思っていました。現在はもっと多いですね。15年前、宮崎県では月商100万円の商圏は半径2キロ、1万2,000世帯が必要でした。利用率が上がった今は8,600世帯でいい。つまり利用率を上げることができれば小さな商圏でも十二分に出店できるということです。
(引用元:全く新しいFC事業モデルにより、まねのできない速さで店舗展開|投資家ネット)
皮算用になってしまいますが、売上が仮に変わらないとして2万店舗規模になると売上は1,500億円を超えそうです。
単純比較はできませんが、売上が50倍になり利益もそのまま50倍になるとしたときに、現在のPERは成長期で高いですから15倍ぐらいで想定すると、時価総額は2,000億ほどになりそうです。
通常のFCよりも店舗が増えやすい仕組み
多くの事業運営を本部が行い、FC加盟店はほとんどお任せを実現したというのがユニークなポイントです。児玉康孝氏がインタビューでわかりやすく説明してくれています。
――一般的なFCとWASHハウスのFCはどこが違うのですか。
児玉 「事業」というよりは「投資」に近い仕組みになっている点です。
ビル経営を考えてください。入居者の募集、入居契約、家賃の集金、管理、退去手続き、リフォームまですべて不動産会社や管理会社が代行して行います。
当社のFC事業もそれに近い仕組みで、店舗運営や売上管理までを全店において代行しています。さらに、通常のFCでは、人やハード(店舗等)は加盟店側で用意するため地理的な制約が発生しますが、当社ではハードも人も本部で用意するので、オーナーとして地域に縛られることが無く、40店舗以上を経営されている方もいらっしゃいます。
つまり、加盟店オーナーの負担がほとんどないことが最大のポイントです。
(引用元:全く新しいFC事業モデルにより、まねのできない速さで店舗展開|投資家ネット)
児玉氏が元不動産会社に勤務していたことも、ヒントになったのでしょうか。誰にでもわかりやすい事業でありながら、誰も本気で取り組んでこなかったコインランドリーというビジネス。成長性に関する説明資料では、それ以外にも事業拡大の秘訣が記載されています。今後の成長が非常に楽しみな企業です。
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