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自分が内定した理由を逆インタビューしたら、企業の採用にかける「想い」を聞けた話

自分の内定がどのように、なぜ出たのかって気になった

フィードフォースという会社に入社してから約3ヶ月
研修の中で、「自分自身で納得して入社して良かった!」と思う日々を過ごしております。

そんなある日、先輩から「実は(フィードフォースの選考を)受けている学生は結構多かったんだよ」という話をききました。それをきいて、なぜ沢山受けた中の自分に内定が出たんだろうか、他の学生との「違い」はどこだったんだろうかと気になりました。

タイミングよく、研修の一環として「noteを企画して書く」ことが課題として与えられました。「せっかく書くのなら、自分がいま気になっていることを書こう!!」と思い立ち、「なぜ自分が、フィードフォースに入社したのかヒアリングする企画」を行いました。

そこで、どのような基準で採用活動がおこなわれたのか、経営陣はどのような考えで面接をおこなっていたのか。採用担当者と、僕の二次面接、最終面接を担当した計3名に、ヒアリングを実施しました。

早速ですが、そのヒアリングのまとめをどうぞ。

「合格不合格という表現に惑わされないで、就職活動は”マッチング”なんです」

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採用担当者
今岡郁美さん

フィードフォースにおける21卒の採用基準は3つでした。この採用基準自体は2019年頃から変わらず利用し続けています。

【フィードフォースの採用基準】
・価値観フィット
・探索型知性
・nice guy

価値観フィットは、会社の大事にしているものと個人が大事にしているものが同じ方向をむいているのかどうか。
探索型知性とは、課題解決へのスタンスを示しています。スキル面でもあり、ポテンシャルとして考えることもできます。
nice guyは面接した社員が一緒に働きたいと感じるかを判断してもらっていました。

この3つの中で特にどれかが大事とかはなく、全て同じぐらい大事にして採用をおこなっていました。
選考全体で意識していることは、良いか悪いかの軸で評価しているのではなく、企業と個人(学生)の大事にしていることや考えている軸が一致するかどうかです。
人事の目線から言えることは、合格不合格を自分への評価と捉えるのではなく、マッチングだと捉えていただけるといいのかなと思います。

-- 僕が感じたこと --

「自分になぜ内定が出たのか」という問いに対して、「フィードフォースという会社と自分の特性や考え方がマッチしたから」という答えが得られました。自分という存在が、フィードフォースで活躍できると会社側からの信頼を頂いたと受け取っています。そう捉えるとすごく嬉しいことです。

「学生だけじゃなくて、企業も学生に売り込んでいる」

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二次面接官
取締役 喜多宏介さん

自分が特に面接官として大事にしていることは、面接している学生が会社に入って違和感なく一緒に仕事できるんだろうかということです。だからこそ、いわゆる面接対策みたいな話し方をする学生は少し怪しいと感じてしまいます。学生の立場だと、やってきたことを自分の言葉でただ話しているだけという感覚なのかも知れませんが、自分はその方が言葉に力があるなと感じますし、更に深ぼって話を聞きたくなります。要するに熱量持って何かに取り組んだ経験があるかどうかが知りたいのです。

新卒採用全体の前提として、学生は自分を売り込むだけの場と捉えられがちですが、企業側も同じように売り込んでいます。この学生はフィードフォースに合っているんじゃないかと判断したら、面接の中で逆にこちらから自社の魅力を伝えています。また、魅力的な会社になっていかなければと考えるきっかけにもなっています。

二次面接周辺で、会社側からの魅力づけがあった学生たちが、最終的には入社しています。

-- 僕が感じたこと --

「会社側からのアプローチ」が行われていたという事実が印象的でした。言われてみれば、学生側にも選ぶ権利はあるのですから、選んでもらえるように企業側からアプローチがあるのは自然なことです。僕が就活の時に、自分のことに必死で気づいてなかったんでしょうね。

「サービスと同じぐらい採用も大事。企業の競争力の源になってくる」

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最終面接官
代表取締役社長 塚田 耕司さん

面接の中で候補者の話を聞いて、いろんなエピソードをつなぎ合わせると見えてくるものがあります。それが人間性だと捉えていて、候補者の人間性の部分をみています。よく候補者をみた上で、フィードフォースが大事にしているものに対する共感や相性の良さを自分が感じとれたかが、最後に内定を出すかを判断することに関わっています。

最後の判断は直感に素直に従っています。その直感は、過去の経験から生まれてきていると考えています。現役の社員が入社してきた時にどんな状態だったか、今はどのような状態かを自分は知っています。だから、面接で候補者と話している際に、自社に合いそうかどうかが、直感という形ではありますが、判断できるのだと考えています。

それでも人だから、いい意味でも悪い意味でも想定と違うことはもちろんあります。だからこそ、組織の採用が上手いと、組織のカルチャーの維持や加速に繋がって、競争力の源になります。個人的には、サービスと同等に大事なものですね。

-- 僕が感じたこと --

人間性の部分が最終的な合否を決めるという捉え方は新鮮でした。ただ能力値が高いだけでなく、社長自ら目の前の学生がフィードフォースにあっているのかを判断をしているんですね。

内定をいただく=企業と自分がマッチしているという証

いかがだったでしょうか?僕にとっては、三者三様のお話が聞けて非常に楽しいヒアリングでした。

ヒアリングを踏まえて、全体をふりかえると、自分が就活の時には「自分をできるだけ飾らずにさらけ出す」ということを意識していました。(参考記事) だから、フィードフォースにありのままの自分を知ってもらうことができ、納得して仕事や会社に向き合えているのかなー。

ここからは、ヒアリングを終えた後、就活全般に対して感じたことを述べていきます。就活において「内定をもらう」ことはもちろん大事。だけど「自分に合う企業を探す」ことが、自分の未来と企業の未来を考えると理想的なんでしょうね。不合格をもらったから、「自分はできない」ではなく、「自分はあわなかっただけ」と考えられることができたらよさそうですね。実際、今岡さんのお話でも、企業としては、合うか合わないかを大事にしているとありました。

「自分にあう企業」を探そうなんて、言葉にすればとても簡単なことです。実際に行うためには、自分の好きなこと、嫌いなことに対してちゃんと向き合っていくことで、自分が何を大事にしているのかが分かってくると感じます。

小さなことからコツコツと、ですね。

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