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kosuketsubota
認知症関連の学会の動き #87
認知症の新薬に備え、6学会一丸で課題対応
先月の認知症学会の大きなトピックスとしてはこの内容だと思います。
日本認知症学会、日本老年精神医学会など認知症に関連する6学会※は11月26日に記者会見を開き、アルツハイマー病(AD)に対する疾患修飾薬である抗アミロイドβ(Aβ)抗体の国内での実用化を見据え、「認知症疾患治療の新時代を迎えて」と題する提言を発表した。疾患修飾薬の投与患者の選定や副作用のモニタリングに必要とされるアミロイドPET検査、脳脊髄液検査などの保険収載を含めた医療提供体制の構築、認知症専門医など人材の育成、費用効果の議論などを喫緊の課題として挙げた上で、「6学会は特定の立場に偏ることなく、国民の健康増進に向けて力を合わせてゆきたい」と一丸となって取り組む姿勢を表明した。
エーザイの認知症の新薬が近づいているからこそ、こういった専門性の異なる学会がまとまって方針を出すに至ったのだと思います。
来年もし薬剤が上市されればこの方針に則り、患者さんへの貢献を果たしていくのだろうと今後に向けてワクワクする内容でした。
認知症新薬へ体制整備提言 実用化に向け関連6学会
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