血液と認知症:シスメックス #138
血液で認知症の診断補助となる話題がシスメックス社からありました。
以前には島津製作所の話題を入れましたが日本では2社目になります。
具体的な内容は下記の通りです。
血液検査機器大手のシスメックスは12月22日、微量の血液から認知症の一種、アルツハイマー病の原因とされるタンパク質「アミロイドベータ」の脳内の蓄積状態を調べる検査試薬について、厚生労働省から製造販売承認を得たと発表しました。従来の検査法よりも患者への負担が少なく、早期診断につながると期待される。市場導入に向けた準備を進めるとともに保険適用を目指しています。
アルツハイマー病はアミロイドベータが脳に蓄積し、神経細胞を壊すことが原因とされています。神経細胞は再生が困難なため、早期の診断と治療開始が重要となります。ただ、脳画像検査など従来の検査法は高額な費用や身体的負担が課題でした。
新たな治療薬も見据えながら診断環境もしっかりと進んでいることが分かりますし、PET検査等より簡便な検査として早急な普及を期待したいです。
いいなと思ったら応援しよう!
よろしくお願いいたします。
サポートいただいた場合は内容を明確にして活動に使わせていただきます。