旧道、そして廃道①

皆さんご無沙汰しております。本田です。


めっっっっっちゃサボっちゃった…不定期にとは言ったもののこれではいけませんね。ごめんなさい。


何を記事にしようかなと思ってたら書きたい事あり過ぎて逆に書けませんでした。

あと1回書くとどんどん書きたい事が湧いてきて、かなり長文になっちゃうので時間がかかるんです。



このブログも結構読んでくれている方が多くて、ライブハウスでもお声がけしてくれる方もいて。


本当にありがたい限りです。
駄文ですが今回もお付き合いいただけたら嬉しい。


間空いちゃったのでもう一回このnoteの趣旨を。

これは僕の好きな事である地図や道路を僕の主観でただ放出するだけの場所です。

かなりマニアックなところもあると思うので、興味の無い方は寝る前に一回読んでみて寝落ちするツールにでも使ってください。




さて、今回はタイトルの通り、

旧道、そして廃道について

お話ししましょう。


(ちょっと文章多すぎだから分ける事に決めました。今回第一回目にします。)



もう道の前に"旧"とか"廃"とかくっついている時点でお分かりかと思いますが、


道路にも前はメインで使われていたけどもう役割が変わった道や、
もう使われなくなった道というのが日本全国(さらに言うと世界各地)に存在しています。



簡単に言ってしまえば、


国道などから降格したりバイパスが作られてメインじゃなくなったけどまだ通れる

こちらを旧道



様々な事情により車が通行できなくなって荒れ果てたもう通れない


こちらを廃道と言います。



ちなみに、このジャンルでもう一つ面白いトピックがあって、


未成道


と呼ばれる道路があるんですが、

それは僕もまだ深く切り拓いていないところなので勉強してお届けできたらと思います。



僕がこちらのジャンルにどっぷり浸かるようになったきっかけは、


中学生の時に、あるネットのブログに夢中になった所から始まります。

こちらの山さ行がねがというヨッキれん氏が運営しているブログです。

このヨッキれん氏が全国津々浦々の旧道、廃道、隧道、未成道という現在使われていない道路を実際に走破して伝えているブログになります。

当時初めて見た時には衝撃を受けました。



昔地図に載っていたけど、今はもう載っていない道、人間が叡智を集めて使った遺構が自然に還って尚存在意義を示しているのかと。



かっこ良すぎる。



もうかれこれ15年以上ヨッキれん氏のファンな訳ですが、今もバリバリいろんな所の廃道などを紹介しているので興味がある方はぜひ読んでみてください。

⚠️もしとんでもなく興味を持って実際にやってみたいという方がいらっしゃったら絶対におすすめはしません。かなり危険な場所もたくさんあるため自己責任でお願いします。



話を戻しましょう。



まず旧道。さっきも言ったようにメインじゃなくなった道。


よく僕の父母世代の方達が道路の説明をするときに"旧"〇〇号って言葉を使ったりします。


僕の出身地福島県でも旧4号なんて言葉よく耳にしていました。


そもそもなんで旧道ができるのか。



今の日本だとあまり無いですが、昔、今から50年くらい前までは道路環境というのは今とは比べ物にならないくらい悪いものでした。



アスファルトではなく砂利道、2車線道路ではなく車のすれ違いが出来ないほどめちゃくちゃ狭いなんて区間が日本中にたくさんありました。


もちろんそのような状態だとかなり不便です。


そこで、そんな道路を改良する1つの手段として、バイパス道路というものが作られました。


例えば、山岳地帯の峠道。九十九折り(急カーブがたくさん連なっている区間)の箇所にトンネルを掘って直線の道路を作ったり。

あとは家が密集しているところ。ここは道路が狭かったりしても家がたくさんあるから、安易に道路を拡げる事(拡幅"かくふく"って言います)をするのが難しいので、その部分を迂回するように新しい道路を作ったり。


こういうのをバイパスと一般的には呼ばれるわけです。

そしてその道が今度メインの道路なるので、元の道路は自動的に旧道となるのです。


その時その路線が例えば国道だった場合、旧道になった道は旧○○号って呼ばれたりするという事。

あ、ちなみにこの呼び方は正式名称ではなく通称になります。


そのため、地図で○○バイパスとか○○新道とか呼ばれる道があったら、その近くには必ずもう1本、ないしもう2,3本昔の道が必ずあるんですね。




そしてそして、


こちらの旧道。都市部だったらまだ交通量が多かったり使う人が多かったりしてメインは譲ってもサブで生き残る事ができますが、


山間部などの峠道は道が狭かったりくねくねしてたりして、バイパス道路ができたらもう使われなくなる場合もあります。

ほとんど通らない道に維持費を費やしても無駄だし、わざわざ危ない道路の方に行って事故でも起きてしまったら大変です。


そこで、そのような道路はもう道を封鎖してしまう事があります。



そうなると晴れて(?)廃道という道路になるのです。



日本には旧道もたくさんありますが、それ以上に廃道もたくさんあるような感じがしています。



皆さんには馴染み薄いものですが、僕がこの廃道が好きな理由として、



今は自然に返ったりして完全に廃れてしまった道路があったであろう場所にも、

昔しっかりと人間がここを通っていた、メインストリートになっていた痕跡が必ずあって、


それがなんとも言えないロマンを感じさせるんです。



日本の道路技術の進歩を垣間見れますし、なによりなんか廃れた道路施設、石垣とかガードレールとか標識とかトンネルとかがかっこ良すぎなんですよね…



似てるかどうかわからないですが、少し廃墟マニアみたいなジャンルに近い感じがするのかな。




ほんとにこの話だったらベースよりも話せると思う。


いやー道路っていいですね。




ってな感じで旧道と廃道の触りだけお話しました。


次回はいつになるかわからんし、次全然違う話題の話をするかもしれないけど、

この話はもう少し深掘りしていこうかなと思ってます。


あまり期待しないで待っててください。



それではまた。






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