安全・安価・楽!な私的インテリアの独自ルール
部屋のインテリアに対してちょっと変わったマイルールがある。
私は安全面・安さ・楽さを重視している。
私は臆病なので耐震など安全面に関しては特に神経質である。
家を決める際ハザードマップは勿論のこと、家の材質や建築会社、立地まで調べあげ自分の中の合格ラインに達しなければ他にどんなに条件が良くても契約しない程だ。
だからこそ家の中の物に押し潰されて死ぬのもまっぴら御免である。
我が城は狭小物件な上に物が多い。
しかしいざという時に危険な目に合わない為にも常に対策はしているつもりだ。
耐震マットや家具の固定だけでなく、物の配置にも抜かりがない。
それ以外にも気を使っている点が何個かある。
まず上方に壊れ易い物や危ない物を置かない。
ガラス製品や鉄製の重たい物は落下してきたら危険極まりないのでなるべく床に近い場所に置く。
例えば花瓶や陶器、アイアンで出来た置物などである。
これらは見た目が良いのでついつい上方に置きたくなるが、地震などで壊れた時や自分にぶつかりそうになったらと考えるとぞっとする。
なので机の高さ以上の場所に置くことは避けている。
クリア素材のモノをどうしても飾りたいならアクリル素材の物がオススメだ。
軽いし落として割れても派手に砕け散る事はあまり無いのでガラスに比べたら安全だ。
昨今はアクリル家具も充実しているので探すとオシャレな物が沢山出てくるぞ。
そう、危ない物をそもそも置かない事も重要だ。
特に鋭い部品が付いた家具は例えどんなに好みのデザインであろうと買わないようにしている。
私はうっかり屋なので、転倒して体に刺さるという恐ろしい想像をしてしまうのだ…。
逆に絶大な安心感を持っているのがプラスチックと木の家具である。
木は硬質で頑丈な割に軽くて安全性が高い。
見た目の点でも文句ナシなので私はなるべく木製品を中心に家具を決めている。
昨今はコロナ禍で家に居る時間が長い人が多い為インテリア需要が高まり、普段はやや高額傾向のナチュラルテイスト家具もプチプラブランドからどんどん出始めているので見逃せない。
軽くて安心なプラスチック製品は見た目こそあまり良くないが、安価だし色選びさえミスしなければ幾らでも部屋とマッチさせる方法はある。
私のように部屋をナチュラル寄りにしたいのであれば、百均の木目調のステッカーやコルクシートを貼ってしまうのもオススメだ。
特に百均のカラーボックスは使い回しや収納の増減管理がとても楽なので多用している。
プラスチックの悪いところは脆い所だが、頑丈だからと言って安易に鉄製家具には手を出さないようにしている。
鉄製家具は頑丈な上に安価だが、転倒してきた時の恐怖心が大きい。
また頑丈故に物をぶつけて壊してしまう可能性も高い。
私はアイアン家具に物をぶつけて割ったり壊したりを何度も経験している。
なので衣類用ハンガーラックなど鉄製で無ければ成り立たない物など必要最低限だけにするようにしている。
アイアン調の置物は下の方に置くか、フェイクの物を利用するのが無難だ。
どうしても金属製のインテリアが欲しいなら紅茶の缶がオススメだ。
軽いし物も収納できるしメーカーによってはとてもオシャレな物が多い。
しかも貰い物であればプライスレスである。
安全対策プラス見た目も良いとてもナイスなインテリアがある。
ズバリ布製品やぬいぐるみは上の方に配置・保管する、である。
いわずもがなぬいぐるみは軽いので落ちてきても危険じゃないしそうそう壊れたりしない。
しかも比較的大きめのインテリアなので高い位置にあるととても目を惹く。
つまり抱っこして楽しむという者でも限りは可愛くて安全なのでマイナス面が一つも無いのだ。
ぬいぐるみのように大きなものを置く場所がない!という場合はお風呂ハンモックがオススメだ。
これは百均で買える上にホッチキスが刺さる壁があればどこでも設置できる。
使わない季節の服などを不織布の箱に収納して高い所に置いておくのもオススメだ。
不織布の箱も服もさほど重い物では無いのでこれまた落ちてきても恐くはない。
しかも湿気によるカビや防虫面においても部屋の上部に服を置く方がメリットが大きいのである。
不織布は野暮ったいイメージがあるかもしれないが、昨今はミニマリスト需要で衣類品を不織布製の箱に収納している人も多い。
なのでシンプルでオシャレなデザインの物も幾らでも見つかる。
使わない時には畳めるのもポイントが高いぞ!
布と言えば見た目が悪くなりそうな所にはとりあえず布である。
私はごちゃごちゃしている場所はとりあえず布で覆い隠す。
中身が見えてしまう棚やスタイリッシュじゃない家電などは隠してしまうに限る。
ソファーカバーやテーブルクロスも欠かせない。
ほこりや食べ物のうっかり跳ねなども防いでくれるし、直ぐに洗えて掃除が楽なのも便利なのだ。
私は過去部屋でケチャップを爆発させた経験の持ち主なのだが、この布殺法が大いに役立ったのは言うまでも無い。
面積の広い家具(果たして布を家具と呼べるのかは疑問だが)は色選びに迷うことだろう。
そういう時はとりあえずキナリかライトグレーの物を選ぶのがおすすめだ。
白は汚れが目立つのでズボラにはあまり向いていないという観点から私は選ばない。
この二色は特に他の色の家具とケンカしにくいので取り入れやすいのである。
汚れを気にするあまり安易に濃い色にしてしまうと落ち着かない部屋になってしまうので気をつけよう。
布に限らずだが、大きめの家具は明るい色を選ぶ方が部屋が広く見えるのでオススメだ。
このようにあらゆる物を駆使してとにかく安全・安価・楽を極めたインテリアを編みだす事に日々燃えている。
諸君も部屋に滞在する時間が長い今、災害に備えつつ普段から安全面を配慮したインテリアにしてみてはいかがだろうか?