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日常

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2020年8月の記事一覧

それは珈琲の苦みを回避して楽しむ手段

子供の頃コーヒーの香ばしい匂いが好き過ぎて、人が淹れたコーヒーのカップに顔を近づけて匂いだけを堪能する悪い遊びをするのが大好きだった。 コーヒー豆のお店にも頻繁に足を運んだ。無論コーヒーの匂いを堪能する為だけのものであり、コーヒー自体は苦いから断固として飲まなかった。 今では普通にコーヒーの味も嗜むが、やはり淹れたてのあのアロマに勝る物は無いと思う。 どちらかと言うと今では甘味の中和、または眠気を飛ばす為のカフェインとして、無理やり煽っているという事実が何とも物悲し

クーラーつけっぱなしのススメ

電気代は気になるが、暑いのがどうしても苦手なのでほとんど冷房はつけっぱなしだ。 特にジメジメとしている時季に除湿機はおろかクーラーさえつけなというのはあまりに自殺行為と言える。 熱中症予防は勿論だが、今回はそれ以外の理由でもクーラーを付けていた方が何かとお得であるという話だ。 特に暑いのが得意な君たちにこそ聞いて欲しい。 まず過度の湿気はお気に入りの衣類や大切な家財にカビさせたり、過度の高温は出しっぱなしにしている食べ物を痛ませたり、虫が沸いたり、熱に弱い物を歪ま

勝手に人生ゲーム

好きなキャラクターや登場人物の人生を勝手に背負う人生ゲームは楽しいぞ ルールはゲームを戦略的有利にすすめるのではなく、このキャラならこうするだろう・こういう選択肢を選ぶだろうという性格に基づく行動を想像してプレイする事だ。 あくまで想像なので価値観は本人任せで良い。 「〇〇ならこうするな」と宣言し、過程を楽しむ為のゲームなのだ。 勝敗にこだわりがある人には向かないかもしれないが、人生ゲームは途中で田舎送りになってしまったり、真っ先にゴールしたもののド貧乏になってしま

百万ドルの人生

夜景や街の明かり、窓の光が特に好きだ。 一仕事終えて帰路に就く時、友人と遊び帰宅する時、そんなふとした瞬間に夜の明かりを見るとどこかほっとしてしまうのだ。 ぽつりぽつりと灯る窓の光の中にはそれぞれに生活や感情があり、ドラマやストーリーがあるのだろう。 食べ物の良い匂いが漂ってくる、美味しい手作りご飯を作っているのかもしれない。 ピアノの音色が聞こえて来るな。コンテストの為の練習だろうか? 犬の元気な鳴きだ。可愛いのだろうな。 …などと、幸せな他人の人生を勝手にあれこ

無計画こそ発明ではないか?

時々意味の分からない物を作ってしまい自分でも理解に苦しむ事がある。 大抵の場合、見切り発車で思い付きのままに作ってしまうから良く無いのである。 計画性が無いので設計し、時間配分して完成と言う流れが組めない。 というより組みたくないと言う方がもしかしたら正しいのかもしれない。 具体的に何かを創りたいと言うよりは、私は新しい何かを発明したいのかもしれない。 そのためにまっさらな所から作り出す事に意味を見出そうとしているのだ。 そのせいで料理をする時もめちゃくちゃな物が出

食洗機はズボラの為の最強の文明

私は家事の中でもとりわけ皿洗いが嫌いなのだ。 そもそも洗濯機という文明の利器に頼っている癖に、食器は手洗いが基本というのが解せない。 皿洗いも頑張らずにさっさと機械にやらせてしまえば良い。 食洗機は最高の文明だ。 多少の油のぬるつきだけでなく、なんと手洗いでは落ちなかった茶渋まで落ちるのがすごい。茶渋は許されない悪だからな。 てっきりとてつもない水流で皿すら破壊するかの如き勢いで洗っているのかと思いきや、水の勢いはそんなでもない。 実は熱湯と強力な専用洗剤(手洗い

あなたに似た誰か

時々街中や外で見かける知人によく似た別の誰かさん。 しかしあの人に会ったのは10年近く前…雰囲気が変わっていたり、大人になっていたり、年を取ったりしていて、今も尚あの容姿であるはずがないのだ。 実際に久々に会ってみたら、自分の記憶の中で思い描いてた知人の姿とだいぶかけ離れていた!と衝撃を受けるという事はないだろうか? よく似た誰かは、自分の記憶の中で時が止まったままの知人なのだ。 ゆえに別人のふりをしてタイムスリップしてきた知人が平然と向こうから歩いてきたら面白いな