寝違えた時
寝違えたとは、
眠りから目覚めたときに首の後ろから肩にかけて現れる痛みの状態を寝違えといいます。
呼ばれて振り向いた瞬間に首を動かすことができなくなるのも同じような症状です。
原因
・就寝中に同じ姿勢を取り続けたために一部の筋肉で血液の供給不足でしこりができる
・普段はしないような労働をすることで一部の筋肉が痙攣している、
・頸椎の後ろ側の椎間関節を覆っている関節包に炎症が起こる、
・飲酒後や疲れ果てての睡眠などでは寝返りが少なくなり、同じ姿勢が続くことで寝違えが起こりやすくなります。
血行
首周辺を温め、血行を促す
首や肩に慢性的な痛みがある人は、
筋肉が緊張して縮こまっている状態の可能性が。首周辺を温めて血行改善を図ると症状が和らぎやすくなります。
寝違えや首・肩のこりがひどい場合は、
蒸しタオルやドライヤーで首や肩を温めたり、ゆっくりお風呂につかって全身を温めることも効果的です。
対処法
・動かさず、安静にする
寝違えや外傷性頸部症候群などで首が回らず痛みを伴う場合は、首を動かさないようにするなど安静を心掛けることが大切です。
特に外傷性頸部症候群は発症から1週間は安静にし、起きているときは細長くたたんだバスタオルを首に巻くなど、首回りの簡単な固定をすると良いでしょう。
市販薬
市販薬を活用する
首まわりのこりの緩和には、以下のような外用薬や内服薬を活用すると効果的です。
鎮痛消炎成分インドメタシンやフェルビナクなどを配合した外用鎮痛消炎プラスター(貼付薬)
イブプロフェンが配合された鎮痛消炎内服薬
ビタミンB1、B6、B12などを配合したビタミン剤
ビタミンB群は以下のような作用で肩や首の筋肉痛や神経痛の解消に役立ちます。
ビタミンB₁:神経細胞のエネルギー源である糖質の代謝に関与し、神経や筋肉の機能維持に重要な働きをします。
おすすめの市販薬
サロンパスローションとニューアンメルツヨコヨコA
鎮痛作用
「サリチル酸グリコール」
血行促進作用のある
「ノナン酸バニリルアミド」
「ニコチン酸ベンジルエステル」
爽快感をもたらす
「l-メントール」
注意点
例えば傷口があるような所や目などの粘膜の部分。これらに使用してしまうと刺激が強すぎてしまうため使用は避ける様にしてください。