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真っ直ぐ向き合う

重いカメラを構えて真っ直ぐ撮るのがむずかしい。最初のうちは集中力があって気も張ってうまく撮れるが、次第にゆらゆらと身体がどちらかに揺れ、画面が斜めになってしまったりする。だんだん被写体に対して自分の体が曲がってしまったり、被写体の動きをちゃんと見てなかったり、もしくは撮影物をきちんと正体で固定していなかったりするのが原因だ。あとで直せばいいや、も、量が増えると大変だし、一回できっちり撮れれば、あとから何もすることはない。

KEEP OUT!の気持ち良い文字に気分が良くなり、また快晴の天気も心が弾み、ちょっと撮ってみようと思ったら、これがなかなか、まっすぐに撮れていた。

その瞬間が来た時に真っ直ぐ向き合うこと、これがシンプルなようで最も難儀ではないか。いつでも真正面一本勝負も、疲れて息が続かなくなるだろうけど、ずっと斜めで世界を覗いていたら、ここぞという時に真っ直ぐ捉えることができないんじゃないか。

ということでいい感じの看板や文字を見つけたら、真っ直ぐ撮る練習をしよう。その瞬間に備えて。

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