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オートマティスム
東中野ガレッジで、シュールレアリズムの遊び、オートマティスムを教えてもらう。ロウソクに照らされた角砂糖に、アブサンという強い酒を垂らして、友人とチアーズ、この怪しい儀式ののちオートマティスムを始める。手を止めずにドンドン紙に書いていく。まるで機械のように自動的に。私は無意識に沈んでいく。私なのに私ではない誰かが、私の手を使って自動的に字を書き連ねる。以下、オートマティスムによって出来上がった文章ひとつ。
くさい においと 木の へこみ
やたら なる おまつりさわぎ
鼻につくその香りとイチョウのキイロと
あの通りの中で
タクシーのライトと当てられた男の人影
それとこれとはちがうものとされている
なにが私をそうさせるのか
紙の中で生きて映画を見る小説家
静かにプロヴァンスの光の中で
揺れて生きていくその姿を
イスから落ちる水滴
以上。
2018年、最もイケてるアナログな遊び。紙とペンと酒だけあれば良い。あと、少しだけ、音楽も。
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