Maoris-E learning:発達に遅れがある子ども達のトイレトレーニング方法
トイレトレーニングに正解はある?!
いつもMaorisにご訪問いただきありがとうございます。今日はMaorisオンラインサークル内の講座をご紹介させていただきます。
今日ご紹介するのは、以前サークル内でレクチャーをした「発達に遅れがある子ども達のトイレトレーニング方法」です。
トイレトレーニングの方法は、世界全国で多岐に渡り、そこに正解などはありません。振り返ってみて「ちょっと早すぎたな」とか、逆に「もう少し早くしておけばよかったな」とか、「あの時あんな事を言わなければ良かった・・」など、終わってからわかることの方が多いのかもしれません。
とはいうものの、特に発達に遅れがあるお子さんを育てていらっしゃるお母さま方にとって「トイレトレーニング」とは一つのハードルであり、少しでも心構えをしておきたいものだと思います。
そこで、Maorisでは「ママのための情報整理」「心構えのお手伝い」として、トイレトレーニングの準備から完了までのステップを海外の特別支援教育の現場で使われているいくつかのメソッドを組み合わせてご紹介しています。
トイトレ開始時期の見極め方
発達に遅れがある子ども達の場合、月齢ではなく発達マイルストーン(身体面&認知面)を軸にトレーニングの開始時期を見極めます。定型発達児童でいう2歳ごろの発達スキルが身についているかどうかを確認していただくのがキーポイントです。身体面&認知面それぞれでぜひクリアしておきたい具体的な発達内容につきましては講座の中でご確認ください。また、サークル内では遅くても年長さんの間に完了できることを理想としています。
トレーニングの種類
先にも述べたように、トレーニング方法に正解などは存在しないのですが、Maorisではお母さま方が進めやすいように2種類の推し進め方をご案内しています。短期型と長期型です。
近頃はトイレトレーニングが早期化されていて、まだ体ができあがっていない赤ちゃんがトイレに座っているケースも見受けられますが、体のスキルに凸凹がある子ども達にとってやみくもにトイレに座らせることが最善だとは限りません。時には多くの失敗経験から子どもがトレーニング嫌いになってしまう事があります。どうか安心して焦らずに、お子さんのペースに合わせてあげてください。
そこで、子どもの体を軸に考え、準備が整っているお子さんは短期型として、子どもが理解をしながら尿意をコントロールできるようにトレーニングします。一方で、体の準備に少し時間がかかりそうだなという場合は、長期間かけて習慣づけることで体に覚えさせるトレーニングをしていきます。この見極めこそ、お母さまの労力を最小限にし、子どもが持つチャンスを無駄にせず最大限に生かせるポイントとなります。
準備する事
トイレトレーニングの開始時期、長期型or短期型の方法が決まれば、あとは事前準備を行います。環境づくりや、子どものマインドの用意、あとは最終的に子ども達が自らお着換えができるように手先の微細運動につながる遊びもしておくことが大事です。詳細は講座をご覧ください。
ちなみにMaorisでは発達に遅れがある子ども達のトイレトレーニングツールにはおまるよりも補助便座を推奨しています。こだわりが強いお子さんの場合、おまるから便座への移行が難しく、二度目のトレーニングを行わなくてはならないケースがあります。子ども達への負担を考えて、なるべく負担が少なくてすむように補助便座を推奨しています。
いざ実践!
トイレトレーニングの実践にあたってはまずは「トイレでおしっこをする」一連の作業を実際に見せてあげて、理解をさせることから始めてください。いきなり便座に座らされても子ども達は何のことやらよくわかりません。特に発達に遅れがあるお子さんに関しては、目で見ることで理解を促してあげることがとても重要です。あとは日中のみ決められた時間間隔でトイレに行き、習慣化されるまでがんばってください。
スペシャルサポート
発達に遅れがある子ども達は、自分の体をうまく操作できないことが多いです。そんな不器用な子ども達のために、Maorisではトイレの行為を13工程のスモールステップに分けています。子ども達が階段を一段一段達成するごとに親子で喜んでください。また、海外で使用されているツールのご紹介もしています。
トイレトレーニングのゴールは?
トイレトレーニングは、自宅でトイレに行けるようになったから終わりというわけではありません。幼稚園のトイレ、デパート、公園など、どこのトイレも使用できるように練習してください。あとは我慢をせずに自らトイレに行けるようになればゴールです。遊びに夢中になってトイレを我慢してしまい、先生やお母さまから促されなくてもトイレに行けるように練習してください。時々、おむつは外れたのに幼稚園で失敗をしてしまう・・・と悩まれるママがいらっしゃいます。その場合は、失敗なのではなく、まだゴールに達していないだけです。お子さんを応援しながらゆっくりと忍耐強くサポートしてあげてください。
講座では・・・
トイレトレーニングにあたって注意すべきことや、ダウン症がある子どものケーススタディ(長期型&短期型)などもご紹介しています。トイレトレーニングは特に長期型になるとお母さまの負担が増え、大変なことと思います。しかし必ずできるようになる事を信じて、がんばっていただければと思います。Maorisはママたちを応援しています!
繰り返しますが、トイレトレーニングの方法に正解などありません。ただ、そのような中でもし専門家によるレクチャーをお求めの方がいらっしゃいましたら、Maorisの講座をおすすめいたします。
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