Your Silence Kills (あなたの沈黙が、パレスチナをまた殺す)
パレスチナでは、イスラエルによる空爆で毎日人が殺されている。
陸からの支援物資はコントロールされており、飢餓が子どもを骨の細さにまで苦しめる。
手脚を失ってもうサッカーができない、家族を失って二度と抱きしめることができない、大学は一つ残らず破壊されたので卒業ができない若者たち。
空爆によって瓦礫の下に埋められ、その血だらけになった体を、麻酔なしで手術する。
救いたいと必死に走る救急車に、イスラエルはまたミサイルを落とす。
帰る場所がなく、避難した先のラファでは、難民キャンプのテントがまた攻撃される。
虐殺の渦中にいるパレスチナの人々は、パレスチナの人々を殺すなって叫ぶわたしは、こう考える。
「Your Silence Kills. あなたの沈黙が、パレスチナをまた殺す。」
あなたが「殺すな」と怒らないから、世界の権力者はまた今回も許されるだろうだと思って、パレスチナを消し去ろうとする。
あなたが「やめろ」と怒らないから、川崎重工や日本エヤークラフトサプライや住商エアロシステムは、虐殺ドローンを買い続ける。
あなたが「ボイコット」しないから、コカコーラ・スターバックス・マクドナルドなどの親イスラエル企業は、不正義を容認しながら、金儲けを続ける。
あなたが「周りに拡散」しないから、関心と連帯の輪が広がらない。誰もが無関係だって思っている。
命の問題に、人の権利の問題に、無関係でいられる人なんでこれっぽっちもいないのに。
あなたはこの虐殺に加担している。
確実に、助けを叫ぶパレスチナの声を、無視している。
声を自由にあげられる、学ぶことができる、情報へのアクセスがある、日本にいる「特権」があるからこそ、わたしたちは怒らなければならない。
人々の命が奪われて、それを気にも留めないあなたの心が、わたしは怖い。