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プロジェクト・ヘイル・メアリー ネタバレ無しで読書感想文チャレンジ
最近読んだ中で、一番夜更かし&一気読みした本です。
以星野源のオールナイトニッポンで紹介されてたのですが、
SF読むの久しぶりなので、
時間がかかるだろうし、上下巻だし・・・で躊躇していました。
そのうち佐久間宣之さんとか、Official髭男dismのギタリストの小笹大輔さんとか、色々な人たちの紹介文を読み、
「うん、これはやはり読もう。」
と思い腰を上げました。
まずはAmazonで上巻を注文しましたが、案の定仕事が忙しくて
ページを開けず数日が過ぎました。
でも、ある日、何の気なしに1ページ目をパラパラと読んでみると、
その衝撃たるや
1ページ目から面白い!
だいたい本を読むときは、1ページ目は、まずはちょっと我慢のページで、読み進めるうちに、情景が頭の中に見えてくるのですが、
この本は1ページ目から、くっきりはっきり映像が頭に浮かびました。
こんな事はここ数年無かったことなので、気づいたときには10ページ以上読み進めていました。
「だめだ、このままでは家事が進まない・・・」
と思い、断腸の思いでページを閉じ、家事を済ませて歯も磨いて、万全の体制で再び読み始めました。
そして気づいたら上巻を読み終わってました。時刻は深夜・・・
まだ週も半ば、明日仕事なのに・・・・・。
でも、目もさえてしまったので、即座に下巻を注文し
週末には上下巻共に読破していました。
とにかく、話の展開が最高で、自分の想像の更に上をいく内容に魅了され
さらに、SFなのに一つ一つの描写が頭の中で映像化しやすく、まるで1本の映画を見たような気持ちになりました。
耳の中で劇伴のBGMがなっちゃうくらいです。
巻頭に差し込まれている図が、これまた話の脳内映像化に一役買っていて
これなくしては鮮明な映像化はなしえませんでした。
こんなに図が大切な本も今までなかったかも。
そしてこの本は、内容を1ミリも知らない方が絶対楽しめるので、
大興奮して、誰かと話したい欲求を満たすには、
この本をおすすめして誰かに読ませるしかありません。
私はどうしてもこの本の話をしたくて、読書好きの25歳の息子に「読んでくれ!」と懇願しました。
息子も電子では購入してたけど読み始めていなくて、
「単行本があるなら読もうかな。」
と本を抱えて部屋に行き、15ページほど読んだところで
「やばい、やばい!」と言いながら、
私の寝ている布団の横にダイブするなり、感想を語り始めました。
その後息子も一気読みをし、二人で「超名作だ!」と叫びながら、
キャラクターの姿をイラストで描いたり、動きを布団の上で模倣したりと
身振り手振りで読後談義に花を咲かせました。
読むだけでなく、語り合う醍醐味を味わうことができ、
めちゃくちゃ楽しかった。
あー、もっと誰かとこの本の話をしたいなぁ・・・
誰か読んでくれないかなぁ
あ、note書こう
そんなわけで今に至ります。
とにかく、中盤「ええ!!!」ってなって
終盤「まじか!」ってなって
ラストで「うわーーーー!」ってなって
もう一回最初から読み直したくなり、
聞いて聞いて!って走り出したくなる本です。
ネタバレせずに伝えるの難しい。