3ヶ月のヨーロッパ滞在を経て今感じること。日本と比較してネガティブ/ポジティブ要素をまとめてみた。
1/15から滞在していたヨーロッパもついに明日で最終日となりました。まだ残っていたい気持ちもあれば、早く日本に帰って美味しいごはんをたらふく食べたい気持ちもあります。
この3ヶ月間、色んな場所に行き、人と出会い、体験をし、自分と向き合い、考えました。ヨーロッパと日本の違いを改めて実感したのですが、私の主観的な意見でそれぞれのポジティブ面、ネガティブ面をせっかくなのでリスト化したいと思います。私が訪れたヨーロッパの国(特にドイツ)で感じたことです。もちろんヨーロッパの中でも違いがあり一概に言えないのはわかっているのですが、今回の記事では私が訪れたヨーロッパの国を「ヨーロッパ」と呼称しているのをお許しください。
2019年1/15-4/15 訪れた場所一覧
計7カ国、22都市
▶︎ドイツ:ベルリン、ハンブルク、ブレーメン、リューベック、ツェレ、ニュルンベルク、フルト、バンベルク、ハイデルベルク、デュッセルドルフ、ケルン、エッセン
▶︎オランダ:アムステルダム、ロッテルダム
▶︎イギリス:ロンドン
▶︎スペイン:マドリード、バルセロナ
▶︎ペルー:リマ、クスコ、マチュピチュ
▶︎チェコ:プラハ
▶︎デンマーク:コペンハーゲン
※両親を訪れた経緯でなぜかペルーが含まれていますw
ヨーロッパで感じたポジティブ要素
・ペット&赤ちゃんフレンドリー
Lお店や電車などどこでもペットがいる(吠えないように躾されている?)
L公園には糞用の袋が置かれたりしている
・公園が多く開放感がある
L休日になると日光を浴びに公園へ、裸になる人も
・エコ(BIO、ビーガン、レジ袋なしなど)
L8年前よりも確実にエコでビーガンなお店が増えてた
・多様性でどんな人でも受け入れる器の広さがある
L電車に乗ると同じ車両に複数の人種がいるの当たり前
・自由な雰囲気/本能に忠実
L日本だとタブーとされているような、風俗、マリファナ、タトゥー、露出が割とよく見られる。個人的に面白かった
・長距離交通費がとても安い(でも短距離は結構高い)
L例えばベルリン→アムステルダムまでバスでわずか20ユーロ(2300円くらい)
・負の遺産をしっかり残している
L特にドイツでナチス時代の歴史を学ぶ機会が多かった
・建物やインテリアがおしゃれでハイセンス
・しっかり自分の意見を主張する
ヨーロッパで感じたネガティブ要素
・街に物乞いが溢れてる
L外に出ると様々な手段で必ずお金を求められる
・街が割と汚い
Lゴミ箱の数が多い割に、道にゴミがよく落ちている
・公共秩序があまりない
L個室で大声で喋ったり、トイレの使い方だったり沢山
・相手側の都合で勝手に店を早く閉めたりする
L簡単に休む人が多く見受けられた
・時間通りにこない
L遅延で急に運行自体が中止になったり
・相手への配慮があまり感じられない
Lサービス精神は正直感じられない(スペインは良かった)
日本の良さ
・相手への思いやり、気遣い、サービス精神
・感情的じゃないところ、内に秘めてる感じに美徳
・独特で面白い文化
L同種国家で島国という特徴が生んだユニークさがある
・職人気質なところ、繊細、丁寧
Lものづくりやサービスなどプロ意識が高い
・安心安全(街も商品も)
・食!!(我ながら世界一だと思う)
・街が清潔
・教育
L掃除や給食など生徒自身が行う、道徳の教えなど
日本の見直すべきところ
・働き方
Lストレス社会、年功序列、上司を前に帰れない雰囲気、長時間労働、プライベートを犠牲にしがち
・自殺者の多さ
・教育
L出る杭は打たれる、均一化すぎて個性が蔑ろにされる時も
・全体的にルールに縛られすぎている感がある
・消費社会、慌ただしさ、じっくり思考する余裕がない(特に東京)
・街に出ると看板やネオンや広告や人の多さで息苦しさを感じる時がある(特に東京)
・住居に関して建物やインテリアがつまらない(均一的、色が少ない、機能性重視)
以上思いつくままに挙げてみました。もちろん一概にはいえませんが、個人的に感じたことをまとめています。
それぞれで感じたいいところ、見直すべきところが本当に半々くらいだなと思いました。いいと思うことを追求しすぎた結果生まれたネガティブさだと思います。例えば、日本では相手への配慮やまとまり、サービスの高さを追求しすぎた結果、働きづらさやルールの縛り、多様性の受け入りにくさを生んでいるのだと思います。
ヨーロッパで感じたことはとにかく「個人主義」であるということ。自分の意見をしっかりと伝えないと理解されない風潮は確かに感じます。つまり相手を配慮する、言われる前に汲み取るといったことはあまりありません。急に仕事を休み、その結果お店がまわらなくて閉店時間が早まったりすることもあります。組織の一員であるという意識が低く、質問やクレームをいっても「それは私は知ったこっちゃない」と返ってきたりします。
言ってしまえば本能に忠実で、自分にとって生きやすい方法を各々が追求していると感じました。自分にとって生きにくい社会であると感じれば、主張しデモをおこしたりします。他人がどう思おうが日光が気持ちよくて浴びたいから裸で芝生で寝たりする人もいます。それは色んな人種がいる国だから、そもそも考えが違うのは当たり前で、自ら主張しないと伝わらない、そして違いを認めていかないと国としてまとまらないという背景があるのだと思います。それは同一国家である日本との大きな違いです。
それぞれのいいところ、見直すべきところをまとめたわけですが、私が言いたいのは結果どっちの国がいいよね!なんてことではなく、その国で暮らす人が暮らしやすいように例えば教育や政治、経済のあり方を定めて実行していく中で、ちょっといきすぎていないか?と定期的に見直すことが大事だと思います。負の要素が肥大化しないように常に見直し問いかけることが大事です。なぜなら良いと思って進めていることも、やりすぎてしまうと負の要素が付き物だからです。それは今までの歴史を振り返って簡単に知ることができます。
その国の習慣だからと言ってネガティブな要素を受け入れるのではなく、例えば他国から学び変化させる柔軟性をどの国も持つべきだと思います。
まだまだ細かく語りたいトピックはありますが、これから徐々に発信していきます。
最近のマイブームは空腹状態で大食い動画を見ることです。早くつけ麺が食べたい。
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