希望

何度でも言葉にするべきなんだ。

くどいくらいでいいんだ。そう思ってる。

あらゆる差別は許されない。何らかの理不尽で人が苦しむのなら、そんな世界は間違っている。全然当り前じゃないんだよ。染まらないでいい、いい子になんてならないでいい。

でもそんな言葉が薄っぺらくなっちまうくらいに空気のひと吸いから大海原まで何もかも汚染されちまってるのも本当だ。去年の今頃の僕は毎日もがき苦しんでいた。今だって苦しいことがたくさんだ。快楽に溺れていたくなる。誰かが苦しんだままでいていい都合の良い理由を見つけたくなってしまう。自分だけが得をしていい理由を探したくなってしまう。
でもそうなってしまうと、人間性をどんどん失うんだ。誇りを失う。

自尊心とかいう言葉は僕は正直なんなのかよくわかってない。腑に落ちないくらいに僕は自尊心がないんだと思う。でも誇りという言葉はなんとなくわかった。多分ジョジョの影響だ。人間賛歌は勇気の賛歌だし、殺人鬼のためにビクビク後悔したりお願い助けてなんてする必要は一切ないし、黄金の精神という名の正義の心は遥か昔から人間は育み受け継ぎ今の社会を作ってきた。

そんな誇りを奪わせてなるものか。僕らにはスタンド能力みたいな力はないけれど、一人にはひとつぶん力がある。そんな力を合わせたらなんだってできる。これまでの歴史がそれを証明しているのだから。
誰もダメなんて言ってないけど、希望に縋ったっていいじゃないか。今より明日はよくなるって信じたっていいじゃないか。理想論だとか夢物語とか馬鹿にされても関係ない。そんな奴らは置いてっていい。変わっていくのに戸惑って何もしたくないからその理由を探しているだけなんだ。

希望はあるよ。不可能なんてない。これはまじだ。遠く離れた人と言葉を交わせるじゃないか。昔はできなかったんだよ。すげーよ。

あらゆる差別は許されない。何らかの理不尽で人が苦しむのなら、そんな世界は間違っている。全然当り前じゃないんだよ。染まらないでいい、いい子になんてならないでいい。