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脳梗塞1回目:入院記録(2020/9/5前回の続き)
9/5深夜に左半身麻痺で救急搬送→右脳の脳梗塞で入院確定。
右腕に点滴、左腕に自動血圧計(30分毎に自動計測。寝れぬ!)、胸に心電図用の電極パッドなんぞを取り付けられ、眠るに眠れず朝が来た。
9月5日 5:30起床(?寝てはないのだが)
午前中は、食事や携帯をいじると左が痺れてきて意識が混濁したり、回復したりの繰り返しだった。
意識が混濁してくるのは本当に気持ち悪い。どこか痛いとか吐きそうとかじゃないけど、自分の体が自分でなくなる変な感覚だ。非常に辛い。看護婦さんの呼びかけにも答えられなくなる。聴覚はあるんだけどね。
看護婦さんが焦って呼びかけてくれるのはわかるんだけど、目が開かないし口が動かんから答えようがない。すまないね。外から見たら意識無しって思われてるかもしれんけど、体が反応しないだけで耳は聞こえてた。
「意識不明」って言われても実は全部聞こえてる人もいるかもね、私みたいに。
今後、そういう方のお見舞いに行く場面があった時はことばに気を配ろう、と心に強く刻みました。
朝食後に意識が混濁して横たわった私を支えながら、看護師さんが、ポツリとこう言った。
「ご飯食べると胃腸に血液が集中するから、今の段階で右脳に必要な血流が取られるのかなあ」
なるほどね。
食事では胃腸に血液が集中し、右手で箸使ったりするから(左脳に血液取られる)、ますます右脳に血が行きにくくなって、左半身が痺れて気分悪くなるのか。お医者さんに言うと笑ってたけど、そういうこともあるかもしれない。
ということで、食後の歯磨きに積極的に左手を使い、不調な時は左手でエアピアノもやってみることにした。どうせ右手は点滴針が刺さっているのだ。自由なのはどちらかと言えば左手だ。リハビリリハビリ!
ちなみに、右手は24時間点滴、左手は30分ごとに自動で血圧計測だ。
ベッドに両腕は縛られている。
この左手駆使作戦は成功した。
あれほど頻繁に使えなくなってた左手が、午後からはほぼ完全な状態で使えて、気分も上々だった。
ただ、午前中にMRI検査の結果を受けて、午後からベッド安静解除(トイレに歩いていける)になる予定だったのだが、朝食後に意識混濁状態だった私しか見てないお医者さんの判断で、ベッド上安静は継続。食事もゼリー状食。
まあ大事を取るべきだとは思う。午前中ほんと話すのもままならないことあったもんね。仕方ないよね仕方ない…ぐぎぎぎぎぎ!!
夜は血圧計測が30分ごとで目が覚めていたけど、看護師さんに訴えると1時間ごとにしてくれた。うれち!考えてみたら病院に来てから全く寝てないのだ。
寝れば体力も回復するだろう。おやすみ!