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【さらざんまい】聖地巡礼6時間コース

さらざんまい最終回から半月。
遅ればせながら聖地巡礼。とても楽しかったため、行きたいと思っている方への情報提供も兼ねて、概要を記しておく。
しつこいようだが、大変楽しい。おすすめディッシュ。

【聖地巡礼概要】
10:00 合羽橋スタート(銀座線田原町駅)※浅草駅スタートでも可
~10:30 浅草ROX2ツタヤ、観光案内所で地図確保
10:30~12:00 合羽橋散策(カッパ太郎像、ニイミ食器店、かっぱコロッケなど)
12:00~13:15 合羽橋で昼食(という名のレオマブデート)
13:30~14:30 雷門前から聖地巡礼人力車乗車(吾妻橋~花やしき~浅草寺)
       →車夫さんの皿理解度により、満足度天元突破
14:45~15:45 喫茶店「天国」でレオマブパンケーキデート
以上、6時間の行程である。日曜以外なら実行可能
サラッとしているように思われるかもしれないが、6時間でかなり満足できる。疲労もそんなにせず、お土産も買えるし、浅草観光もそれなりにできるし、大変おすすめである。
詳細は以下に記載するので、参考にしてほしい。


1.浅草ROX2ツタヤ、観光案内センター

まずはマップ確保のため移動。雷門前の観光案内センターで「さらざんまい舞台探訪マップ」を配布している。内容的にはサラッとだが、記念の意味でもらっておくのはおすすめだ。1階の奥まったところにあるので、よく探してほしい。
その前後でできれば浅草ROX2のツタヤに行っておきたい。さらざんまいの特設ショップを展開中だ。正直グッズはアニメイト等には及ばない感じだが、Kappazonの箱が並べられており、撮影できるのが良い


2.合羽橋散策

雷門から合羽橋までは、雷門通りをまっすぐ5分、右に曲がって国際通りを進むと、5分ほどで左手にかっぱ橋本通りの入り口が見えてくる。

サラちゃんの11皿の造型は、このカッパがモデルなんだなと思いつつ進む。そのまま進むと、7皿でカズキたちが買い物&かっぱコロッケを食べていた「ゆあばすけっと」の元になった「まいばすけっと」が出てくる。

はす向かいにある「栃木屋」さんで、かっぱコロッケ(120円税抜)を購入し、食べることができる。ちなみに、悠が寄りかかっている消火器?的なものもあるので、そこまで再現できる。今日も何組か再現組がいらした。
時間的にもちょうど小腹が空いており、タイミングもばっちりである。

またこの近辺には例のカッパも複数存在しており、撮影にはもってこい。人も少ないのでおすすめ。

お店の方のファンアート的なサラちゃんと「ア」、すばらしいクオリティなのでぜひ御覧いただきたい。またカッパの像が「木彫り」であること&ポージングがそれぞれ違うことに我々は衝撃を受けた。

その後道なりにすすみ、コーヒーとお茶のお店ユニオンさんの交差点を左に曲がると、かっぱ橋道具街通りに入る。そのまま進むと、カッパ河太郎広場がある。少し先には、カッパがたくさんいるモニュメントもあるので、一緒に回ってしまうのがおすすめ。(ユニオンの看板を一緒にいれると、9皿あたりの場面をしっかり再現できる)

個人的にはカッパ像にきゅうり(本物)がお供え?してあるのがグッときた。ちょっとズッキーニみたいにも見えたが。

その後、通り逆走し、ニイミ洋食器店へ。いわずもがな、レオマブの川嘘交番の場所である。

本当は夜訪れたいが、仕方ない。実際は道の反対側に交番があるのも、なかなか面白い共通点だと思う。ちなみに交番の後ろのビルもニイミさんのもので、各階にカップのモニュメント。かわいい。

この時点でだいたい11:30くらい。私は合羽橋に行くと告げたら、家族からいろいろおつかいを頼まれたため、道中の食器店に立ち寄りつつ急須や器を購入。ものすごく安い。かわいい。小鉢が1つ200円とか、丼が500円とか…ぜひ立ち寄ってほしい。ただし瀬戸物は重いので、購入は控えめに。


3.合羽橋でランチ

浅草中心地に戻ってランチという手もあるのだが、浅草寺付近やメインストリートは観光客でごった返している。待ち時間なども惜しいし、レオマブをゆっくり語ったりもできないため、合羽橋付近でのランチをお勧めする。
意外かもしれないが、合羽橋付近はカフェが増えており、アジアごはんが食べられるお店まである充実っぷり。結構選べる。そして空いている(ただし日曜日は営業していないところが多いのでご注意願いたい)

今回我々が立ち寄ったのが「カフェ・オトノヴァ
食品サンプルのお店を右に曲がり、日枝神社の裏手の路地を入ったところにある。ちょっとわかりにくい場所なのだが、西洋風古民家カフェですごく雰囲気があるのでおすすめである。ランチの席予約も可能らしい。オープン直後12時に行けば、予約なしでもなんとか入れるだろう。

ちなみに土日祝はセットランチに飲み物とデザートがついて1,600円前後。

こんな感じでレオマブデート気分を味わえる。ロールケーキめちゃくちゃ美味しい。甘党のマブも大満足であろう。
合羽橋から雷門までは徒歩で最大10分強。ただし仲見世通りは大変な混雑なので、スルスルとは歩けない。時間に少し余裕をもって移動したほうがいい。最後の体力消費行程なので、多少頑張って移動してもあとに影響しない。


3.聖地巡礼人力車乗車

今回のメインイベント。人力車でさらざんまい聖地を巡ってしまう贅沢コースである。
お願いしたのは、「小杉屋」さん。今回は45分コースでお願いした。予算は一人6,000円前後みておけば良いだろう。
Twitterで皿履修済み車夫さんがいらっしゃるとの情報を得ていたので、ネット予約(10%OFF!)をしておいた(ちなみに予約時に乗車メンバーの合計体重を申告する必要がある。車夫さんには死活問題なのでウッソーをついてはいけない。)
こんなに人力車がいっぱいいるなんてとびっくりしつつ、「予約してあるんで」とドヤ顏で客引きを断るのがちょっと快感だったりした(笑)あまり予約して乗るのはポピュラーではないのかもしれない。

雷門の前の交番で待ち合わせ。少し横移動して乗車。
絶対にスカートで行かないほうがいい。スカートならロング、できればヒールもやめたほうがいいと個人的には思う。結構がっつりのぼって乗車するのだ。シートベルトを装着し、ひざかけ(赤)をかけてもらってスタート。スタート時に後ろに倒れるのだが、まさに欲望フィールドにいくときのカズキたちっぽいので、ニヤニヤである。


ご紹介が遅くなったが、今回我々を案内してくださったのが、林崎さんである(お写真掲載許可済み)

サラッとポーズもさすがプロである。
大変な皿クラスタさんであり、なんとアニメは4回も視聴なさったとか。浅草にお住まいとのことで、細かい部分まで聖地を把握していらっしゃる。尊敬しかない。我々の推しがレオマブと悠であることを予約時に伝えていたので、それをもとにコースを組み立ててくださっていた。我々のヲタバレ回避を察してくださったかのように、一般的な浅草観光もしてくださる心配り。
…神かな?
友人とも話したのだが、ヲタ理解のある車夫さんは希少なので、ぜひもっとアピールしたら良いと思う。『落語心中』の聖地巡礼もできるのではないか?と提案してみたい。

詳細な小ネタなどをここに書いても良いのだが、林崎さんが研究を重ねて編み出してくださったものだと思うので、ネタバレ回避のためここには書かない。ぜひ、林崎さんから直接聞いていただきたい。個人では絶対に知りえない情報を教えていただける。大変勉強になった。

ざっくりした行程。
吾妻橋手前のネコ→吾妻橋横断→春河の交差点→再度吾妻橋横断→浅草松屋(カワウソの地下看板)→オレンジ通り・たぬき通り→常寿司(蕎麦久モデル)→浅草ラスクの通り(EDカズキ)→喫茶店天国(レオマブのパンケーキ)→捕鯨船(キースモデル)→演芸ホール→花やしき→ピンボール(土日祝のみオープン)
これでだいたい45分である。写真撮影の時間もしっかり取っていただいている。

胸熱ポイントをいくつか。
◆目線やや上から見る吾妻橋
人力車に乗って景色を見ると、普段より1メートルちかく上からの目線になる。特に吾妻橋は今工事をしているので、今回上から見られてよかった。特に10皿でレオが銃で打った隣の橋や、スカイツリーとアサヒビールを横並びでしっかり見ることができたのが、とてもよかった。

◆蕎麦久を11皿エンディングの悠目線で見る
正直ウルッとしてしまったのがこれである。少年院から出てきた悠が、吾妻橋に向かう前に、電信柱の影から蕎麦久を見るのだが、これを忠実に再現できたのは車夫さんのおかげである。


◆小回りがきく!意外と早い!
歩くより断然早いのはもちろんなのだが、車夫さんが走ると本当に早いので驚く。とはいえ調整は可能なので、写真ポイントなどではゆっくりしていただけるし、角度も小回りがきくので調整可能。すごく聖地巡礼向きの乗り物だと感じた。
個人的にはブレーキのかけ方が、体勢を低くしてズサーッとなさっているところに感動した(実際にご覧いただきたい)。スムーズなブレーキであった。

【余談】吾妻橋を実際渡ってみて思ったこと。
浅草寺から吾妻橋を渡ると、渡り終わったところは台東区ではなく墨田区になっていた(車夫さんに教えていただいた)。
古来、日本文学では「橋」は境界にあるもので、異界とのつながりでもある。吾妻橋を渡った先にあるのは、スカイツリー。レオマブがカワウソに救出されたあとにいたのもスカイツリー、地下のカワウソ工場もスカイツリー。そして、合羽橋(交番含む)は全て反対側の台東区にあるのである。
ああ、なるほど。墨田区はカワウソフィールドなのだ…と。カワウソフィールドとカッパフィールドをつなぐのが吾妻橋。だからそこで欲望ゾンビが発生するのである。
ちなみに10皿(マブ消滅後)でレオは台頭区→墨田区へ歩いてくる。そして最後にはマブの標章に気がつき、胸の痛みを感じて、レオと再びつながることで、ゾンビ化を免れた。墨田区に入りきってしまったら欲望に飲まれてカワウソの思う壺だったところを、マブがギリギリで引き止めた形である。カワウソフィールドから帰還する意味深い場面だったのだと気がついた。

交番からカワウソフィールドに入るときに「カワウソイヤァ」のシーンには、吾妻橋の欄干のモチーフが使われているそうなので、彼らは「カワウソイヤァ」でフィールド間を移動していたんだと思うと胸熱だった。

とにかく言いたいことは、林崎さんに大感謝ということである。

4.「珈琲 天国」でレオマブパンケーキデート

コース中に紹介いただいた、「珈琲天国」で聖地巡礼を締めることにした。
レオマブ効果で最近は混雑しているとのことで、我々も30分くらい並んだ。お店の中には常時5組くらいが入れる。みなさん長居はしていないので、待ち時間30分+実食30分をみれば大丈夫だろう。六区通りの入り口付近にある。


ここでいただけるのは、「ふたりはさらざんまい」でも登場し、アニメでも9皿目でレオがお土産で買って帰る「パンケーキ」である。


珈琲紅茶とセットで1,000円(税込) 昔ながらのパンケーキという感じ。とても美味しい。珈琲も美味しかった。レオマブにもデートさせてあげられてよかった。
ちなみに、テイクアウトもできるようだ。
レオがここでテイクアウトし、吾妻橋を渡ってワインを買い、さらに合羽橋まで戻ってきたかと思うと、その献身っぷりに涙が出る。それなのに、そのあと見せつけられたのはマブとカワウソのイチャイチャだったなんて、そりゃあキレるよなあ、と。やはり実際の道のりを移動してみることで、いろいろ見えてくるものがある。


5.まとめ

とにかく大変たのしかった。浅草で聖地巡礼する日がこようとは…しかしこんなことでもなければ、人力車にも乗る機会はなかっただろうと思うと、さらざんまいのおかげで良い経験ができた。
また聖地がわりと近場に固まっていることもあり、1日まるまるかけなくてもそれなりに満足できる巡礼ができるのが強みだろう。もちろん、全部網羅するとなれば1日は絶対かかるが、キャラクターを絞ったりすれば6時間で十分楽しめる。
また、今回の行程では、午前中は自力で周り、午後はプロにお任せしたけっか、「自力でも頑張ったし、プロにも教えてもらえた」感があり、とても充実したように思う。合羽橋方面のほうが人もすくなく自力で回るには向いている。おすすめディッシュ。


長文にお付き合いいただきありがとうございました!

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