私のフィンランド歴|2回目のフィンランド留学を決めたわけ
こんにちは!いつも日記を読んでいただきありがとうございます。今更ながら、高校でもフィンランドに留学して、懲りずに大学でもフィンランド留学を決めた理由について、つらつら書いています。
「なんで、フィンランド?」
ここ数年間で1番聞かれた質問。
質問されたら大抵こう始めます。
「長い話になるけど、、、
時は小学5年生まで遡って、、、、、」
でも、本当は私が聞きたい、なんでフィンランドなの!!もちろん、渡航のたびに目的はあるけれど、どうしてこんなにもフィンランドに惹かれているかが、いまだに謎なんです。
基本情報
大学3年生、東京都出身で、大学は秋田県。
現在はロバニエミにある、ラップランド大学のSocial science学部で学んでいます。
フィンランド歴
今回でフィンランドに渡航するのは、4回目。
初めてフィンランドに行ったのは小学校5年生の時です。
第一フィンランド、小学生編
私が住んでいる地域のプログラムで、フィンランド派遣研修というものがありました。
各学校から1人ずつ選出されて、1週間フィンランドへ行けるというものです。派遣研修なので、事前事後研修があり、真面目な感じ。
なんと私の代が第1期生!十数人の小学生と選ばれし学校の先生、役所の方達と飛び立ちました。
現地では、学校交流がメインで、互いの文化を紹介したり、ビリーブ(もちろん日本語)を合唱したり、翼をくださいをリコーダーで吹いたり。今思えば、ちょっとじわる交流の仕方ですね笑
その時はヘルシンキ周辺エリアに泊まっていました。
湖畔のコテージに泊まった時に、朝、湖に映る木々を見て、「この景色、いつか家族と一緒に見たい」と思ったのを今でも覚えています。
本当に素敵な景色に出会った時、人は大切な人の顔を思い浮かべるんだなって、気づきました。
初めての海外、しかも家族が近くにいない、という状況に段々と不安感を感じ始め、後半はホームシックの記憶しかありません。
それでも、フィンランドで見た景色がどうしても忘れられない。
そして、ホームシックになって腹八分目くらいしか味わいきれなかった感を、高校3年生まで引きずることになります。
第二フィンランド、高校生編
第一フィンランドでの、不完全燃焼感を抱えたまま、高校生活が始まりました。入学して、学校案内の「全国大会準決勝進出」という強い文字面に惹かれて、チアリーディング部に入部し、部活に明け暮れる日々。
留学はいつかしたいけど、なんとなく高校生のうちはないかな〜なんて思ってました。
3年の夏で引退した先輩が留学にいったり、同じプログラムで弟がフィンランドに行ったことなど、色々なタイミングが重なり、留学を本気で考えるようになりました。そしてEILという留学斡旋団体を通して、フィンランドに10ヶ月留学することが決定!
高校3年の夏から、SastamalaというTampereから車で40分くらいのまちで、ホームステイを1年間しました。
ここで出会ったホストファミリーが本当に本当に素敵な家族で、私は世界一幸せな留学生だ、、、と噛み締めるように留学生活を送っていました。地元の普通高校に通っていたので、授業はもちろんフィンランド語。家族との会話も、段々と英語からフィンランド語に切り替えて、フィンランド漬けの毎日を送っていました。
フィンランドの教育を「生徒」として実際に体験するという、大学留学ではできない実体験をすることができました。そして、今まで趣味がなかった私ですが、有り余るほどの老後のような自由時間で、アートやハンドクラフトをしている時に時間を忘れて没頭できる我に気づきます。
目まぐるしい日本の高校生活からいったん離れて、自分と向き合い、この先どういう人生を送りたいか、をじっくり考えられた時間でした。
この留学で、「将来は日本とフィンランドでに拠点生活がしたい!」と思うようになりました。
第三フィンランド、大学1年の夏休み編
大学に入学し、1年間の義務留学がある。どこへ行こう?フィンランドに決まってる、、、、、、、?
なぜか血迷い始めた。他の国も行ってみた方がいいんじゃないかとか、色々よぎる。
とりあえず、もう一回フィンランドに遊びに行って確認してこよう!という結論に。コロナもあって、ホストファミリーや友達にも数年会えていなかったので、旅行として夏休みに1ヶ月行きました。
バイトして貯めたお金で、往復11万円。片道30時間、3台の飛行機を乗り継いでフィンランドへ。いや〜飛行機きつかった。
1ヶ月ホストファミリーと生活して、ロンドンも行ったりして、大満喫。
やっぱり、フィンランド、大好きだああああ!と確信しました。確信してしまったのです。
懐かしい景色に出会うたびに、
「そうそう、こういうとこが好きなんだヨォ、、、」
新しいモノに気づけば、
「まだあるの、フィンランドさん、最高じゃないですか〜」と、どんどん惹かれていく。
でもそれと同時に、マイナスの部分が見えてないことも若干不安だったりして。
やっぱりまだまだフィンランドのことを知れてないのかも知れない、もっと知りたい!と思うようになりました。
第四フィンランド、大学留学
そして今、第4回目のフィンランド大会、会場はロバニエミ。
こうして、やりたいことを思い切り挑戦させてくれる環境に本当に感謝しなければならないです。。。本当に。
10ヶ月の留学。
どうして私はこんなにもフィンランドに惹かれるのか?
今後の人生でフィンランドとどうやって関わっていきたいのか?
この謎を解明し、中途半端なフィンランド語力をあげていこうというのが今回の目標。
高校留学と違うのは、アパートに住むこと。そして、英語で留学生として学ぶこと。私がフィンランドを好きなのは、ホストファミリーが最高だったから?それとも文化や暮らしに惚れたから?今も模索中です。
そして、フィンランドで実際に「暮らす」となったら、どうなるんだろう?どんな仕事でもいいから、フィンランドに住めればいいのか?もしくは、フィンランドは、休み期間に自分を労る場所として、関わっていくのか?
などなど、高校留学よりも圧倒的に自由度が高いので、色々試して模索中です。
改めて来て、フィンランドの好きなところ、日本の好きなところ、前は嫌いだったけど好きになったもの。まだまだたくさんの気づきがある!
そんな小さな小さな日常の気持ちや発見を逃さないように、日記を書いています。
いつの日か、私がフィンランドに惹かれる理由がわかるのかも知れないという、淡い期待を込めて、、、