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ネットでなんでも学べる時代にワークショップを開く意味
何かを学び始めようとするときに、とりあえずYoutubeを開く。ネットを見たら、いくらでもレシピが載っているけど、人々がわざわざ料理教室に足を運ぶのはなぜだろう。
私は、高校留学をした時からワークショップの虜になってしまった。
どちらかというと、それ以前は、初めましての人だらけのコミュニティは緊張するし、居心地が悪いからあまり得意ではなかった。
緊張するけど、やっぱり行ってよかったなという経験
私がワークショップに行って、初めて、あ〜行ってよかったな、と思えたのは、留学へ行く前に参加したフィンランド語教室だった。
都内にある小さなフィンランドカフェで、留学経験のある店主が開いているワークショップ。(ミコンフィンランドショップ)
そのころは、フィンランド語を学べる場所は限られていて、私が調べた限りでは2、3個しか選択肢はなかった。
フィンランド語教室には、いろんな言語レベル、職業、年齢の人が6人ほど集まっていた。その中で共通していたのは、みんながフィンランドに何かしらの興味や関係性があるということ。
普通に生活をしていたら、出会うはずもなかった人と出会い、共通のテーマについて話すことがこんなにも面白いことだったのか、と感動した。
それから、留学中も、勇気を出していろんなワークショップに参加するようになった。何回経験しても、初めてのワークショップに行く時は、逃げ出したくなるくらいに緊張する。ギリギリまで行くかどうか迷って、結局行くのが毎回の流れ(笑)
行った後に、あ〜行ってよかった〜とご機嫌になっている自分の姿に予想がつくから、最初の居心地の悪さを乗り越えられる。
偶然の出会いを求めている
さて、本題に入るが、なぜわざわざ足を運んで、お金を出して、ワークショップに参加する価値があるのだろうか。
それは偶然の出会いを求めているからではないかと思う。
ワークショップの参加者とはつまり、あるひとつのテーマに対して、お金や時間をかけて参加したいと思う人々。
自分と似た興味や価値観を持った人に出会うことができる可能性をグッと上げてくれる。そして、料理や手芸など一緒に手を動かす時間を共有することで、参加者同士の距離はグッと縮まる。
既存のコミュニティ(家庭、学校、職場)などに加えて、新たな文脈に自分を置くことで、人とつながり、また新たな自分に出会う。
それはSNSの「知り合いかも?」に出てくる人とは、また違う世界に住む人々で、「偶然」同じワークショップに参加したからこその出会い。
ワークショップに参加することは、本を読むことに似ている。
そこから何か新しい出会いや学びがあるときもあれば、ないときもある。
ただ、その本を開かなければ、その出会いや学びは起こり得ない。
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参加者はおばあちゃんばっかり!
フィンランドでパン作り教室に参加した時に、偶然ペアになったおばあちゃんと、結局家に何度も遊びに行くほど仲良くなった。
絵画教室では、新しい友達はできなかったけど、教室でみんなが絵を描くことに集中する環境にいることで、自分がこんなにも時間を忘れて集中できるのか、と気づいた。
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勇気がいるのは最初だけ!行ってしまえば、楽しくなる。
そういう成功体験のようなものが、新たな世界に足を踏み入れようとする時に、躊躇する自分の背中を押してくれる。
ワークショップをひらく人になってみる
だから、これからは自分でそういう機会を作り出してみたい。
秋田に帰ってきてから、フィンランドのお菓子作りワークショップを月に一回開催してきた。
おとな用シナモンロール教室では、私を含めて7人のおとなと1人の子どもが参加した。
同じ大学の後輩、他大学の学生、フィンランドからの留学生2人、大学の教授、職員、その方の子どもの保育園生。
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普段、交わることのなかった人々が、「シナモンロールを作ってみたい」という好奇心で集まった。
そしてさらに、オープンな場所でやったので通りすがりの人々や施設内のテナントさんも声をかけてくださった。シナモンロールをプレゼントしたら、コーヒーを淹れてくださる方もいた。なんて面白いんだろう!大学に居ただけでは出会えなかったはずの人と出会えた。
人と人の輪がつながって、参加者同士が意気投合する瞬間に居合わせることがなんだかうれしい。
そして私自身も、新たな人に会って話すことで、自分1人では辿り付かなかったはずの世界に足を踏み入れることが面白い。
そして同時に、いつか一緒に何かをするかもしれない仲間を探しているのかもしれない。そうして自分の居場所を見つけようとしているのかもしれない。
ネットでなんでも学べる時代だからこそ、実際に人に会って、同じ時間を共有することに、より一層の価値があるのではないかと思っている。
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私が緊張して、楽しみきれなかった記憶。
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秋田市まちづくり交付金をいただいて実施。
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地域のグローバル教育を行っている先生に英単語アクティビティをやっていただいた。
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フィンランドの留学生も一緒に。
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(土井善晴先生のアイディアを実現!)
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自然に始まる英語の会話
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留学生が特に興味を持ってくれて、30名ほど参加してくれました。
むす美とのコラボ!
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焼きキャベツまん🥬
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みんな興味津々。
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読んでいただきありがとうございました。
Instagramで、ワークショップの様子を動画でご覧いただけます!
@mao.kokubo