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開校設置計画の申請結果と今後の方針について

まおい学びのさとの活動を応援してくれている皆さま


令和4年度開校設置計画の申請結果と今後の方針について

 日頃より、北海道長沼町に市民立の私立小学校(仮称:まおい学びのさと小学校)をつくる活動に、ご理解とご支援・ご協力をいただき心より感謝とお礼を申し上げます。
私たちは、この小学校の令和4年4月の開校を目指し、設立認可取得のための学校設置計画書を北海道総務部法人局学事課(以下「学事課」)に昨年の9月に提出しておりました。そして、提出後も学事課の指摘に応じ申請内容の確認作業を随時すすめてまいりました。
 ところが意外なことに、私立学校審議会での審議をまたず、令和3年2月26日付の北海道総務部長名で学事課から、北海道私学審議会への報告事項として「設置計画の不了承」とする旨の通知が突然ありました。そのことにより大変心苦しいのですが、令和4年4月での開校は不可となりましたことをご報告させていただきます。
 なお、不了承の理由につきましては「私学審議会報告事項説明要旨」として学事課のホームページにあげられています。(こちらを参照ください)児童確保についての指摘の中に、長沼町では少子化のため児童確保が見込めない旨の記述がありますが、私たちのつくろうとしている学校は長沼町の少子化とは関係なく、あくまでも道内外の子どもたちが選択できる学校です。また、文部科学省への「教育課程特例校」の申請については、昨年12月4日に学事課への事前確認で「文部科学省への申請は必要ない」旨の指導を受けたためそのように対応いたしました。このように、報告にある記述には納得のいかない一方的な内容が少なからずあります。
 令和4年4月開校に大きな期待を寄せていただいておりました皆さま、特に入学を心待ちにしていらっしゃいました子どもたちとご家族の皆さまには大変申し訳なく、身を切るような思いです。この通知を受け、緊急理事会を開催し、今後の方針を検討いたしました結果「令和5年4月の開校」を目指し、活動を継続していくことを決定いたしました。また、学校設置計画申請においても基本的には内容を変更せず、各学年の定員20名、初年度受け入れは1~4年生とすることを、熟考の末、決断いたしました。開校を期待されていた令和4年4月に5年生以上となる児童とその保護者の皆さまには、誠に痛恨の極みではございますが、ご理解とご容赦をいただきますようお願い申し上げます。
 最後に、開校がさらに1年延び、令和5年4月の開校を目指すこととなり、これまでご寄付をいただいていた皆さまにおかれましては、再三の変更で誠に申し訳なく恐縮に存じます。しかし、皆さまからのあたたかいご声援を胸に、教育の未来への希望を失うことなく、粘り強く活動を継続してまいります。必ずや皆さまのお気持ちやご寄付を活かし、未来を担う子どもたちが心の底から喜ぶことのできる教育環境の実現に向け、鋭意努力していく決意です。私たちの理念でもあります「市民立」の学校設立は、子どもたちはもちろんのこと、日々ご協力いただいております皆さまも学校の主人公です。どうか引き続き、特段なるご理解とご支援を重ねてお願い申し上げます。

令和3年3月20日

特定非営利活動法人 まおい学びのさと 代表理事 細田 孝哉



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