推しとヨントンして一喜一憂した話
またすぐにヨントンが決まった。
前日に美容院を予約していた私は、推しに言われたとおりに黒髪にして現れたら怖がられるかな、と不安な気持ちでヨントンに申し込んだ。
美容院で髪を染めているとヨントンの当選メールがきた。
もう後には引き返せない。
そして黒髪になった自分と対面して後悔した。
似合ってない。
もともとイエベで黒髪が似合わないことはわかっていたが、茶色も混ぜてもらってなじむ黒にしてもらったけどやっぱり似合っていなかった。
家に帰って、黒髪に似合うメイクを調べて、持っている服をとっかえひっかえしてしっくりくるようにどうにかした。
ヨントン開始早々、
「머리색 잘 어울려요?(髪色似合ってますか?)」
と質問する私。
と100点の返しをする推し。
続けて、
と私がどう思っているのか気にかけてくれた。
やりたかった色だから似合ってはいないけど気に入ってるしちょあよ。と答えた。
どうにか似合うように今頑張ってるよ。
すごくやせたね。ダイエット頑張ってるね。
頑張った頑張った~と頭なでなでしたら
と言われて心臓破裂しそうだった。
心臓バクバクしながらカンペを読もうとしたら推しから話しかけてきた。
と、めちゃくちゃ真剣な顔で言ってきたからまたもや心臓が破裂しそうになった。
語彙力がなくて、なんて返していいかわからない私は「いつもありがとう」と伝えた。
私にカンペを読む隙を与えず立て続けに話しかけてきた。
ちょうど言おうと思っていたので「また絶対会いに行くよ」と答えた。
そう言ってくれて嬉しかったのと同時に泣きそうになった。
正直、今の彼らの置かれた状況はとても厳しくこの先が不安な状態だと思う。
たまにしか現場に来ないゆるいオタクだからこそ、次を確実にしたかったのかな、、、、
私は、愛嬌とかチャレンジをやってもらうことができない。
推しに何かをやらせる感じがあまり好きではなかった。
韓国語ができない下手くそなりに、推しと会話をしたかった。
結果的には一方的に私がカンペを読むだけになってしまったので、
推しから話しかけてくれるのはありがたいし、韓国語ができない私に合わせて話してくれるのも推しの優しさがあふれていて本当に愛おしい。
やっぱり他の人と私のヨントンはなんだか推しの雰囲気が違うようだった。
私はだいぶ年上だし年齢層が違うことも影響しているのかもしれない。
推しに気を遣われているのか。(その割にめっちゃタメ口だけど)
自信がなくて、推しに嫌われてるのかな、オキラなのかなって考えるのが癖になってしまったから、きっといつまでもこのモヤモヤは晴れることはない。
それでも、推しのことが好きな気持ちは変わらないし、推しのためになるならば、私はまた韓国に飛んでいく。