諏訪敦 眼窩裏の火事
2023/02/23
府中市美術館
タイトルの意味がわかったときには鳥肌。あのぼやっとした光の描き込みによって、作者の眼を追体験している感覚になる。
追体験という意味では、人物画に込めた「再会」に通じるものが静物画にもあるのだ。
床にある大野さんと、取材を始めた当時の大野さんのスケッチどちらにも「むくみ」というワードがありぞくっとした。
大野一雄さんの表現を再解釈する川口隆夫さんを再現する諏訪敦さんという構造でしかなし得ない表現であった。
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