マガジンのカバー画像

ベンチのある風景

4
感じのいいまちには、必ず素敵なベンチがあります。ヨーロッパ各国で見つけた「ベンチのあるまち」を写真で紹介していきます。
運営しているクリエイター

#ベンチのあるまち

10代の青春には、語り合える場所が必要だ 「ベンチのあるまち」フランス編③

前回紹介したまちニームは歴史が古く、ローマ時代の円形闘技場や神殿がいまでも町中に残っている。 「メゾン・カレ」という世界遺産にも登録されている神殿。よく見ると腰かけている人がちらほら。 上に登ってもこの通り、いくつかのグループが座り込んで話し込んでいて、どうやらこの世界遺産は、たむろす場所になっているよう。 お菓子を食べながらおしゃべりに興じる10代と思われる女子たち。こういう時間、私も若い頃に過ごしてたなぁ。 好きな子のこと、友達との関係、将来の夢、家族の悩み・・・話

ニーム駅前の並木道にはベンチとテーブル 「ベンチのあるまち」フランス編②

フランス南部に位置する人口14万人ほどのまち、ニーム。 ここはデニムの発祥地で、デニムという名前はフランス語で「ニーム産」を意味する「de Nîmes(デ・ニーム)」が由来です。 「ニーム駅」は、TGVという日本でいう新幹線のような高速列車が停まるため、人の行き来が盛ん。このニーム駅からまっすぐに伸びる大きな並木道「Av. Feuchères(フュシェール通り)」のベンチがいいんです。 通りは320mほど。片側に水路がありベンチやテーブルが並びます。 両サイドが花壇になっ