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BE:FIRST DOME TOUR 2024-2025 "2:BE" 感想


BE:FIRST DOME TOUR "2:BE"、京セラドームDay1に行ってたので感想を。


・曲名等のネタバレを含みます
(セトリ多分合ってるのでプレイリストも最後に貼っておきます)

・あくまで感想です。私の心に沿った受け取り方をしているので諸々ご了承ください。


BE:FIRSTのライブはいつもストーリーがある。
今回のコンセプトは"宇宙船"だ。
メンバー紹介のVTRも宇宙船で目を覚ました7人がもこもこの宇宙服を来て地球に降り立つところから始まった。

宇宙船が地球に降り立つシーン、ステージを見ればど真ん中に最高にかっこいい宇宙船が鎮座している。あの宇宙船まじでかっこよくて、あれから出てこれるだけでも色んな夢を叶えられそうなものだけど、中から姿を見せた7人は堂々と威厳を纏いながら「Slogan」を掲げてみせた。
このアルバムを引っ提げてくるのだから予想はしていたけど、予想を遥かに超える興奮があった。
ドームツアー最終地の気合いとかもそうだろうけど、このツアーが終わったら世界が控えているグループの覚悟を感じた。

緑のレーザーライトが会場を照らし立て続けに「Masterplan」を披露する。私がこの曲を生で見たのは昨年のツアー、追加公演での京セラドーム以来だった。同じ場所でボーナストラックに据えていた曲を2曲目に、"BE:FIRSTの真骨頂"に昇華させて持ってきたのが熱すぎる。

そして流れる「SOS」確定演出SE。今回は割と普通にイントロではあったが"「SOS」確定演出SE"で慣らされた耳にはそれにしか聴こえないしそれを聴くだけでぶち上がれる。

炎が上がり「Scream」に移る。
いや、今回のセトリ神すぎないか?いつも神ではあるけど流石に予想外の連続すぎる。
RYUHEIの"HAHAHA"の深みが増してるのえぐい。
あとこれは何回でも言いたいけど、1列になってすっと右に移動するとこのコレオ好きすぎる。

「Set Soil」イントロ。ここで少し空気が緩くなる。
コーレス楽しいし何より楽しそうな7人が見れるのが楽しい。
RYUHEIの
"ここまでやってきて思ったこと言っていいですか?皆さんとても綺麗です"
"今日、皆さんは僕たちの音楽を聴きたくて、姿を見たくて来てくれたと思います。僕もそうです。BESTYのことをいつも想っています"(ニュアンス)
という言葉には普通にキュンとしたと同時に、あなたSS席特典のメッセージカード何書いたか覚えてるか?とも思った。

MANATOの煽りで始まる「Don't Wake Me Up」。
フロートに乗って遠くの席までしっかり見渡して届けようとしてくれるのが嬉しいし、メンバーとふざけたりしながら歌い忘れたりするのも醍醐味で楽しい。

ここから「Be Free」→「Moment」→「Shining One」のメドレー。「Moment」は今までこれはBE:FIRSTの絆が強い歌だと思ってたけど、久しぶりに会ったからか私たちと彼らの歌に聴こえたし、これからまた大事になりそうな曲だなと思った。このタイミングで歌ってくれたのが嬉しい。
「ShiningOne」はSOTAが一緒に歌ってって言ってくれた通り、"背中押す"のパートで項垂れたSOTAとRYOKIの背中をSHUNTOが叩いてたり、音数が多いダンスブレイクだったり、いつもよりラフに楽しめて、始まりの曲にまた新しい楽しさをくれた感じがした。

幕間VTR "おもてなし"
地球に降り立った7人にいかにも怪しそうな国のトップを名乗る男から席は2つだけのおもてなしを受ける。取り合いの後選ばれたMANATOとRYOKI。コーラやピッツァやシーシャや踊りでもてなされる2人。その隙に男たちに宇宙船の鍵を盗まれる。
…宇宙船の鍵あんなに血眼で探してたわりには席2つって賭けすぎないか?と思わないでもないが、それよりも人選の時点で気づけたはずなのに"シーシャ"まで次の曲の導入に気づけなかったの悔しい。


幕間の2人のユニット曲「Selfish」。茶色のソファに座って出てきた、王のようであり子どものようでもある2人の、楽しさ全開でふざけながらやりたいことやってるけど、レベルが段違いだからかっこいいっていうのが曲のイメージ通りでとにかく楽しかった。

空気が途端に研ぎ澄まされ、クレーンに乗った緑のライト眼鏡をかけた「Genesis」の3人が中央で向かい合う。これライブで音源超えるクオリティで歌えるのやばすぎる。当然かのように淡々と歌っているのにこっちのボルテージはどんどん上がっていくのがかっこいい。SOTAのラップえぐかった。

空気がさらに深く重くなる。「Metamorphose」の重厚感はストリングスも一因ではあるけれど2人の心に直接響いてくる歌声、息遣いと表現力が大きいと思う。これ本当に生で聴いた時の音圧と空気がやばい 。

センステの高く上がった丸いステージの外側にいた2人が降りてくると同時に、内側から5人が上がってくる。この7人の揃い方の演出がかっこよすぎたし、集まって最初にする曲が「MainStream」なのやっぱり神セトリがすぎる。個性バラバラなユニット曲3つ続けた後に"BE:FIRSTの主流"を提示してくるのは流石に鳥肌ものだ。
ステージが定期的に少しずつ回っていて正面が変わるの面白い。 RYUHEIの"ベイス"は言うまでもないほど沸いたけれど、それよりも綺麗なターンに目を奪われた。

"We Main Stream"を"桁違いのステータス"と続け「Milli Billi 」に移行。SHUNTOの息吸う音やる度に上手くなってないか?歓声が上がったあとのしてやったり感含めて全部好き。

続けて「Guilty」。色気の出し方はメンバーによって違うけど、MANATOの誠実さが強いのが逆に色気を感じるっていうのがすごく良かった。


幕間VTR "記者会見(大喜利) "
鍵を失くしてしまった7人は情報を集めるため記者会見を開く。記者たちの質問(大喜利)の答えが終始爆笑だったから一部抜粋。

Q.自分の星にいる宇宙人のイラスト書いて(RYUHEI.RYOKI)
A.2人とも胴体から棒の足生えてる。一般的な姿ではなく友達の絵なの面白すぎる。
RYOKIの友達は最近頑張って貯めたお金で買ったネックレス(日本円3000円)を池に落とした。

Q.それぞれの星の魅力教えてください(SOTA.JUNON.SHUNTO)
A.JUNONの星:世界遺産"ワンチャン荘"2階建て2部屋
SOTAの星:他のどの星よりも地球に近く燃えている。けど海もある、物価バカ安くて水1本70円
SHUNTOの星:土星のような輪っかがついてて、そこだけ交通法を無視できる。尚、事故は多い
…ツッコミどころは色々あるけどまず全員違う星から来てるんかい!ってとこだけは言いたい。

Q.今宇宙で流行ってるギャグ(RYUHEI)
A."君の瞳にレボリューション"(全力)
※JUNONもやらされる

Q.こんな記者会見は嫌だ(MANATO)
A.ヘッドセット
Q.雨の代わりに降ってきたら嬉しいもの
A.1万円札

Q.もしこのまま鍵が見つからなかったらこの国はどうなりますか?
→電波が悪くなり、1分間のカウントダウンが始まる
A.爆発します
→「Bump Around」始まる。
この流れかっこよすぎた。あんなに大喜利してた人たちとは思えないし、このスムーズな流れでここまで盛り上げられるの凄すぎる。一瞬でライブモードに戻った。

MANATOのアカペラから始まる「BF is… 」。MANATOの声の広がる深みみたいな成分が空気を広くじわじわと変えて包んでいくような、そういうところが好き。

バンドアレンジ続きで「Brave Generation」。
ここ2曲のバンドアレンジ特にかっこいい。こういうのやらせて右に出るグループいないのでは、と思うくらいの独壇場。

みんなで遊べる曲、「Boom Boom Back 」
SOTAが"ちょっと踊っていいですか"と問いかけ7人でシンクロ率高すぎるダンスを踊り始める。
最近ダンサーが選ぶダンスが上手いアーティストに選ばれたりもしていたから、改めてダンスメインで見せてくれるパートが多いの嬉しかった。
このセトリでここまでこんなに歌って踊ってるのにまだ踊るのか…!って驚きはあるけれど。

暗転してバンド紹介パート。
Leftyさんのギターソロもキーボードも(ここじゃないけど熱唱も)めっちゃかっこよくてぶち上がったし、soyさんがにこにこしながら意味わかんない動きでかっこいいドラムを叩いてカメアピするの可愛かった。
個人的には越智さんのベースが音が直で響いてくる感覚でえぐかっこよくて普通にファンになりました。


幕間VTR "家"
部屋で会見の写真を眺めているJUNONの元に続々とメンバーが集まり、ダンボールに入れる、過去や今のグッズ、アルバムを見ながら話す。(全員ジージャンを着ている)
少し寂しそうな顔をしたJUNONが1人で下の階に降り写真立てを倒す。

1人センステに現れたJUNONが「SmileAgain」のサビをアカペラで歌い、メンバーが集まり曲が始まる。クレーンで上空に上がった7人は会場を見渡しながら歌っていて。
SHUNTOが幸せそうな顔で"君は綺麗だ"と口ずさんでたのが印象的だった。

今回の公演からセトリに組み込まれた「誰よりも」。とてもいい曲だった。
映画の内容はあらすじしか知らないけれど、RYOKIが演じた主人公の気持ちが伝わってくるようだった。
ラスサビ前のRYUHEI、SHUNTO、JUNONが願うように歌ってLEOくんが力強く歌うところの感情表現がすごくて泣きそうになった。
RYOKIが役を背負って歌ってるのだろうなと感じて、恋愛映画は共感できないから苦手だけど、RYOKIが出てるから、じゃなくてRYOKIの伝えたい感情がすごく刺さったからこれは見に行きたいなって思った。

センステにスタンドマイクが設置され「Sapphire 」が披露される。「誰よりも」からの曲のつなぎ方が自然すぎて気づいたら曲が変わってる、みたいなのが没入感も増すしシンプル気持ちいい。
スタンドマイクの時にRYUHEIが両手でマイク上を覆いながら少し目を伏せて歌うのが好きで、それが見れたのが嬉しかった。こういうの曲のRYUHEIの感情に直接アプローチされてるみたいな歌い方は本当に救われる。

続けて「Grow Up」。
多分この曲だったと思うのだけどMANATOのダンスのニュアンがとても好きだなと思った。
これも多分この曲だったと思うのだけど、曲終わりくらいにRYUHEIが軽く踊って綺麗なお辞儀した一連の流れめっちゃ良かった。

ルフィの音声が流れて「Sailing」が披露される。
関係ないけど、いつかこのノリで「ビンクスの酒」とか歌えたら楽しそうだなと思った。
サビのダンスみんなで踊れるの楽しい。
みんなだいぶふざけててSOTAがギガントピストルを繰り出してLEOくんに怒られてたのはさすがに笑った。MANATOに至っては"荒波に乗っかってはいチーズ"を"せーの"でカメラ向けてたし。
ポーズ決めるとこ位置的に見えなかったから総集編出してほしい。


MC  
・「誰よりも」をツアーでは初披露した話と映画は公開日から3日間が大事だから見てねって話。
・試写会の時RYOKIは楽屋が個人とグループで2つあって個人の方にいたけど、寂しくなってグループの方行ったらLEOくんが1人で映画見ながら突っ込んでた。それを見てRYUHEIが言った一言"こいつ映画むいてない"
・LEOくんは映画につっこむのメンバーといる時だけで、MANATOの誕生日にSOTAと3人で家で泣けると話題の恋愛映画見た時も全員突っ込みすぎて全然泣けんかった。
・メインステージに移動しながらRYUHEIが話し始める "ワールドツアーも始まるけど、やっぱり一番暖かいのは日本のBESTYだと思ってて…"
→RYUHEI "今日ここ話すの僕じゃなかった"
→全員爆笑、そのまま続けなよと言ってくれるお兄ちゃん達、人生で1番恥ずかしいRYUHEI"今前向けてるの不思議なくらいだけど後ろも向けねえ"
→本来のMC?であるLEOくんにパス
"寄り添う曲になればと想ってこの歌詞を書きました"

LEOくんの完璧なフォローで「Glorious」は始まる。この優しさが曲に詰まっているから応援されるのだろうなと思う。
本来のRYUHEIのMCは間奏だった。"俺ここだったらしいです"と暖かい笑いを起こしながら続きを話してくれた。

"ワールドツアーが発表されたけど、ここまで繋げてくれた日本のBESTYが一番ホームで暖かいと思う。
僕は18歳になって、大人が言う10代は大切にって言葉を数年前までは信じてなかったけど今すごく感じる。デビューする前までは普通に学校に通って愛知から出ることなんて滅多になくて、でも今ツアーで色んな土地を巡らせてもらって、本当にかけがけのない特別な経験をさせてもらってると思ってる。
あと2年、20歳になった時に、もっとすごい景色を見て俺ここまでやってきてよかったって思えるようにする。
本当に支えられています。ありがとうございます。"

RYUHEIのMCはここで正解だったなって思った。
その後の歌詞が全部RYUHEIの実体験と覚悟でより説得力を持って届いた。
3年前コニファーフォレストで涙を流しながら伝えてくれた時と同じ、"支えられています"という言葉が一緒に走った道は間違ってなかったんだなと思わせてくれた。
ワールドツアーを完走した彼らをまた、"おかえりなさい、頑張ったね、誇らしいよ"って迎えられる日が今から楽しみになった。


元々だったのが急遽なのかは分からないけれど"Great Mistakes"はLEOくんのMCで始まった。

"今日があるってことは昨日があって、未来のことは分からないけど多分明日もあって。
今日これが終わったらいいこと、悪いこともあるかもしれないし普通に帰るかもしれない。
誰かに嫌なこと言われるかもしれない。僕だってたまにSNS見たら嫌なこと書かれてたりする。そんなことばっか。でもこれだけは言わせてほしい。
今日の僕がいるのはあなたがいるから。あなたは僕たちの生きる理由になってる。僕たちにはあなたが必要だから。生きていてほしいから。だから、また会いに来てください。生きて会いましょう。
この曲がみんなの明日に繋がっていたらいいな"

私はひねくれているから、"あなたが必要だ"って言われても"私"である意味なんてないじゃんって思っちゃうけど、それでもまっすぐ生きていてほしいって言ってくれるから、また明日が来ればいいなって思わせてくれるから、LEOくんの言葉なら信じられる。
"明日が怖くなったって大丈夫 何回だって待つよ"って歌詞をこんなに明るく歌ってくれるから、また会えるために歩いていけるなって、私の生きる意味も彼らだからそれでいいかなって、そう思う。


ここまでたくさんの幸せをくれたから「Bye-Good-Bye」だってまた会うための別れなんだって思える。

「Blissful」も含めて最後を暖かくて楽しい曲にしてくれるのが嬉しい。序盤ふざけすぎてMANATOが"僕らの昨日に明日はないから"とか怖いこと言ってたけど。

エンディング映像 "記者会見の裏側"
とある料亭。鍵を奪った男たちは上手くいったとほくそ笑みながら会食をしていた。
すると、突然部屋が真っ暗になる。慌てた男たち。部屋が明るく戻った時には宇宙船の鍵は消えていた。
シーンは変わって会見中のRYUHEI。
頭痛を感じポケットに手を入れると脳裏に浮かぶいくつかの記憶。手には宇宙船の鍵と目薬があった。

ボーナストラック「Spacecraft」。
毎回思うけど今回もめっちゃ好きなやつだった。
気のせいでなければRYUHEIが笑っていた箇所があったと思う。リリースが待ち遠しい。

これで終わりかと思いきやライブのエンドロールを背景に「Slogan」を歌う。これは予想できなさすぎる。1曲目で歌った時も覇気を感じたけれど、ライブ全編を見てからこの曲を聴くとよりかっこいい。
これはBE:FIRSTを知らなかった人にこそ刺さると思う。
全てを出し切った彼らは宇宙船に乗り込んでいった。


BE:FIRSTのライブを浴びるといつも今日まで生きていて良かったと思う。
上り詰める度に完璧に近づいているし、周りからもそう見えるようになるけれど、会う度に同じ人間なんだなって感じるし、そんな彼らが嫌なことも上手くいかない日々も乗り越えて会いに来てくれるから、生きる意味を貰えるし生きる意味になれてるなら嬉しいなと素直に思う。
住む星は違うのかもしれないけど。

私の痛み全てわかって愛してもらうことはできないし、彼らの痛み全て分かって愛してあげることはできないし、私は自分のここまでの人生全てを肯定して愛してあげることさえできないけど、今日会えただけで生きてて良かったって思えるし、間違ってきた人生もいつか肯定できるように、お互いまた夢を超えて会えるように頑張ろうと思った。

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