2024.8.23
まず初めに。
RANくん22歳の誕生日おめでとうございます。
生きていてくれて、応援させてくれてありがとう。
今年もお祝いすることができて嬉しいです。
RANくんへの感情は一度ちゃんと整理しておきたいなと思っていながらずっと放ったらかしになっていたから、この契機に辿っておこうと思います。
私がRANくんに出逢ったのは「THE FIRST」というオーディション番組だった。
元々、SKY-HIさんのファンだった私は、実家ワンマンでオーディションを開催するという発表を聞き、この後テレビで放送されることを知った。
"オーディション番組"という、人間が人間を選ぶノンフィクションを、神の視点で批評する私という構図が生まれるエンタメは苦手だった。
SKY-HIさんがやるならとりあえず、と見始めた初回放送。
王者コートを身にまとい、緊張した笑顔で、人間にできる動きとは思えないダンスをし、習っていないと言いながら堂々と歌う彼に呆気なく撃ち抜かれた。
そのから先はの放送は正直よく覚えていない。
ただSKY-HIさんが目指すボーイズグループで彼が活躍する可能性があるのなら追っていきたいと思った。
RANくんは私を「THE FIRST」に繋ぎとめてくれた恩人だ。
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審査が進むごとに、彼は自分の表現者としての生き方に悩んでいるような表情が多くなったと思う。
実際にどうかは分からないが、私の感覚としてアーティストとして生きる覚悟が定まりきっていないようだった。
メンバー発表後にSKY-HIさんがランくんに対して『あなたがいないという想定をここまであまりしてこなかった』と言っていたが、それを私も薄々感じていた。
もしかすると彼も感じていたのかもしれない。
その頃、Twitterではラン推しを公言するアカウントが多かったように思う。(これは私のフォロワーがそうだから、というだけかもしれないが。)
『今回のパフォーマンス良かった』、『見たかったランくんだ』TLに溢れるそういったツイートに同意できない私がいた。
二次審査で初めて見た時の純粋なキラキラ、俗にいう王者の風格がまだ解放しきれていないように思う。
99%受かると思っているけれど、話数を重ねる毎に残りの1%が大きくなるような気がしていた。
私の心配は杞憂かもしれない。
だけど、いやだからこそ、純粋に応援できていない自分に引け目を感じていた。
👑のファンマークは最後まで付けられなかった。
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2021.8.13。最終審査、メンバー発表の放送日。
この日のことはかなり鮮明に覚えている。
早朝に起きてムースを仕込みながらとにかく何も考えないでいることに必死だった。
デビューメンバー発表。
誰が受かっても喜ぶし、誰が受からなくても悲しむ。そんなことは自明だ。
1人名前が呼ばれていくごとに緊張と終わってしまう恐怖が彼らからも視聴者からも伝染するようだった。
ランくんの最終審査のパフォーマンス、特に「Shining One」は完璧だったように思う。
少なくとも私は、"見たかったランくん"が見れた。
それでも。ランくんは名前を呼ばれなかった。
メンバーに入れなかった理由、メンタル面の話は私が心配していた1%の要素だった。
飲み込めばしたがそれよりも、年齢に甘えた、の理由が大きいと今でも思っている。
感情がぐちゃぐちゃだった。
スッキリが終わったあといくつかのツイートをして、何も整理できないままとりあえず寝た。
昼頃に起きて、Huluで配信を見た時に漸く実感した。BE:FIRSTに選ばれたメンバーへの安心と、選ばれなかったメンバーへの悲しさ。
だけじゃなくて、ランくんへの選ばれなかった理由に由来する安心と選ばれなかった悔しさ。
まだ感情はぐちゃぐちゃだった。
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トレーニーとしてBMSGに所属したRANくんはモデルや舞台等、たくさんの新しいことに挑戦していた。
「超青春合唱コメディ SING!」神戸公演。私が初めて画面を通さずにRANくんを見たのがこれだった。
そもそも舞台を見ることが初めてだったのだけど、RANくんは"乙貝くん"でしかなくて、RANくんが出るから、と下心をもって見に行ったけれど、それを忘れるくらい魅入っていた。ストーリーが終わって演者が素に戻ってやっと、RANくんに会えた、と思った。
この作品はストーリーが私にとっては衝撃で、近くで見ている訳では無いのに目線とか表情とか全て見えるようで本当に凄かった。
舞台の良さに気づけたのもRANくんのおかげだな。
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そして始まる「Mx2」。
私は冷めやすいところがあって、自分の好きをあまり信じられていないから、好きじゃないと気づきたくなくて好きでいるのでは、と不安になってたりもして、RANくんよりも好きだと思える人がいたらと思うと少し怖かった。
それでもオーディションを見る時にはメンバーに入っているのは明かされていたから、前ほど気負わずに見れた気がする。
RANくんの表情も不安は見えていたけれど、覚悟の質が違っているように感じた。
既にトレーニーの3人は他の参加者よりも優位にあるように見えるけれど、それでも全く油断していないのが安心を大きくさせた。
「Mx2」最終審査、メンバー発表。
RANくんが選ばれるのは分かっていたのに、名前を呼ばれた瞬間泣いてしまった。
「THE FIRST」の最終審査でも泣けなかったのに、ただ名前を呼ばれただけで泣いた。
RANくんの努力が成長がデビューという形で1つ認められたことが嬉しかった。
RANくんへの好きが褪せてないどころか重ね続けられていたことに気づいた。
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RANくんへの"好き"がアーティストとしてよりも人間としてが大きいことに若干の後ろめたさがある。
歌もダンスもパフォーマンスも全部全部大好きだけど、RANくんの好きところを思い浮かべた時に、メンバーといる時の笑顔とかそういう素の部分が先に思い浮かんでしまう。
私はRANくんと同い年で、「THE FIRST」放送のタイミングで短大に入学して、「Mx2」が終わってデビューのタイミングに就職した。
だから新しい環境になる時に、同じく新しい環境で努力するRANくんに近しさを感じていたし、勇気をもらっていた。
全部ひっくるめてRANくんなのは分かっているし全部好きなのは変わらないけれど、表現者として頑張る彼に顔向けができない感情な気がしてしまう。
そんなこと考えず全部真っ直ぐに好きと言えるRAN推しさんたちが羨ましい。
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MAZZELとしても個人としても、RANくんが叶えたい夢は必ず叶えさせてあげたいと思うし、できる限りの応援をしたいと思う。
色々書いてきたけれど、RANくんが笑顔でいられるのならこの気持ちの種類はなんでもいい。
好きであることは、撃ち抜かれたあの日からこれからもずっと変わらない。これは確信。