本当の優しさ

先日、歯医者さんに行った時のこと。


 


お母さんと高校生くらいの息子さんが


ちょうど受付をしているところで、


私はその後ろで順番を待っていた。


 


その息子さんはB6サイズくらいの結構大き目の


全部見渡せるようなカード入れをがばっと開いて


きっと診察券探してた。


(ずいぶんきれいに整理されてるなぁーって思って


私は覗いてみてた。)


 


お母さんは開いた瞬間に多分すぐ見つけたんだろうね。


サッとその診察券を指さしてあげてた。


 


あげてた。のか?


 


それを見て私は、


なんかもやもやした。


 


多分あと数秒で息子さんもその診察券見つけたと思う。


 


俺だってそのくらい一人でできるし。


歯医者くらい一人で来れるし。


 


そう思っていたような気がした。


・・・わかんないけど。


 


 


わたしも店長になって改めて、


優しさについて感じていたことが、


やっぱそうか!と繋がってきた。


 


今の職場でも、同じようなことがあるなって


歯医者さんの親子を見ながら思った。


 


相手のやることを先取りして、


なんでもかんでもやってあげることは


優しさではない気がするんだわ。



こっちが手伝ったほうが早いこともあるけどね…


 


でも、本人のためと思って、


よかれと思ってやってあげてること、


よかれてないんじゃなかろうか。


 


その子のペースがあるし


その子のタイミングがある


その子の考えていることがあるし


その子の気づきがある


その子の喜びがある


 


信じて待つって


優しいわ。


 

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