週1時間労働で生活できた個人事業主の頃の話
昨日、個人事業主について考えてみると書きました。書いていきますね。
個人事業の2つのパターン
ただ、個人事業主には2のパターンがあり、その実態はかなり違います。それぞれについて、説明します。
1つ目のパターンが、クライアントから依頼された業務を行う個人事業主です。これを仮にフリーランスと呼ぶことにします。例えば、サイト制作のように、クライアントから依頼された業務を行い、成果物を納品します。
2つ目のパターンが、自ら事業を行うパターンです。これを仮に自営業者と呼ぶことにします。例えば、YouTuberやECサイトのオーナーなどになります。
フリーランスの場合は、上司の代わりに依頼する顧客がいるイメージ、自営業者は自らの事業を経営するので、どちらかいうと経営者のイメージになります。
イメージできたでしょうか?
私の事業について
私は、7年前まで、自ら事業を営む自営業者をやっていました。事業はビジネスマッチングサイトの企画・運営です。
ビジネスマッチングサイトといっても、イメージしにくいかと思います。わかりやすい例としては、引越し見積もりサイトがあります。
引越し見積もりサイトでは、引越し予定のお客さんを集めて、引越し業者に紹介します。その後、見積もりサイトは、引越し業者から営業代行費を頂きます。そのようなビジネス構造です。
私は工事系のビジネスマッチングサイトを運営していました。
8年間ほど続きました。最後には、資金力のあると思われるペンチャー企業が同じジャンルに参入し、多量の広告出向などに太刀打ちできませんでした。
この事業が順調な7年間は、1時間程度の労働時間で生活費を稼いでいました。もちろん、自分1人だけでなく、顧客・業者対応をこなす外注さんを1人お願いしていました。
この事業以外に新規事業にも時間を使いましたが、基本、このビジネスマッチングサイトで生活できていた。なので、よく、2週間程度、週1時間以外何もしないことがありました。
以下、良い点と悪い点を上げていきます。
自営業者のいい点
事業が当たり、効率化するとほとんど働かなくていい状態になる。
時間と場所が自由になる。
相性が悪い人と付き合う必要がないので、人間関係が楽。
自営業者の悪い点
売上が不安定で収入が安定しない。(常に新規顧客が必要なこの事業の特有な問題かもしません)
孤独が辛かった。(収入に十分な余裕がなかったので交友範囲を広げられなかったからかも。性格的な問題もあるかも。)
次の事業が当たらないと辛い。
今、振り返ると
ギリギリまで生活費を切り詰めて、余裕がある状態にすればよかったなと反省しています。外食も多かったし、家賃も高かったし、ガジェットやセミナーなどにも出費が多かった。
収支がプラスになれば、資金に余裕ができ、長く新規事業開発ができ、別の事業が当たる余地も生まれたかも。
家計も含めて、経営ですね。
次は、フリーランスについて考えてみます。