
駐在-240日から0日。
駐在が決まったのは渡米8カ月前。
最初は打診だけという感じだったのに
辞令が出る前には家族分のパスポートを準備し
ビザ取得に向けて動かなくてはいけないことを知る。
どのタイミングで自分の職場に伝えるのか、
子どもの習い事や学校、各方面にいつ伝えるか考えつつも
まだこの時点ではかなり他人事だった。
子どももわたしもとにかく行きたくないと思っていたが
どんどん手続きは進んでいく。
ビザ面接と子どもたちの予防接種。
ビザの面接は子どもの学校の間に旦那と2人で行ってきた。
いろんな方の経験談を見て若干緊張していたが、私への質問はなく、
ただそこにいるだけでよかった。
服装も整えて、というブログも見たけど、オフィスカジュアル程度。
その場にいけばTシャツと短パンの方もいた。
窓口はスタンディングスタイルだし、実際服装はほとんど見えていないかなとも思う。
予防接種の方は事前に駐在する州の学校のHPを確認したものの
情報の読み取りに自信がなく、本当にこれで足りているのか不安になった。
旦那からは「会社からお金が出ないものは打つな。」と言われ、
トラベルクリニックの先生からは「これはよく渡米される方が打つものなんですけどねー。」と言われ、
迷ったけれど、後で旦那から文句を言われるのは絶対に嫌だし、
渡米までの時間がない方は向こうで打つことだってあるし!と自分を納得させ、最小限のものを打っていった。
引っ越し
我が家は旦那が先に渡米し、家族が遅れていくスタイル。
初めての海外勤務は生活の基盤を整えてから家族を迎える
というのが会社の方針だった。
駐在決定から3ヵ月で旦那が渡米。
そのさらに5ヵ月後に私たちが渡米することになるのだが、
最後は旦那も戻ってきて、家を空っぽにするために1週間費やした。
日本国内の引っ越しと違うのは持っていけるものが限られていること。
できるだけゴミは前もって捨てたつもりだったけど、
最後まで瓶に入っているお酒や調味料など、いろんなものが出てくる。
ゴミの日を過ぎて出てきたものは、申し訳ないと思いながらも実家に送らせてもらい
燃えるゴミの日にはこれでもかというほどの量を捨てさせてもらった。
(ゴミ収集の方すみませんでした。)
キャンプで使うガス缶もたくさんでてきてしまい、
これは国内のどこにも送れませんと言われ、近所のキャンプ好きの友達に引き取ってもらった。
義母には「仏壇を持っていきなさい。」と言われたが
「荷物に限りがあるので難しい。」とお断りさせてもらった。
どうにか会社の定める荷物量に収まり、家は空っぽになった。
大好きな自分たちだけの家が、
他の方に住まわれるのはやはり寂しいんだけど
3年だけの我慢。
早くあの家の快適なお風呂に入りたいなぁ。