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(再掲)『MANZEMI 作品解題ゼミ』開講のお知らせ 11/12

MANZEMI運営事務局です。新規講座開講のお知らせです。2024年11月12日火曜日に、『MANZEMI 作品解題ゼミ』を実施します。

◉『MANZEMI 作品解題』概要
名称:作品解題ゼミ
日時:11/12(火)19:30-22:00
形式:オンライン開催(zoomを使用します)
作品:『千年女優』(映画)※当日上映なし
講師:喜多野土竜(編集者・漫画原作者)
受講料:3,300円(税込)
対象:どなたでも参加可能です
録画:後日、録画を共有します
備考:ゼミ終了後に質疑応答の時間を設けます
お申し込み:https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/01wmq9qpa0241.html

注意事項:
※当日は作品の上映等を行いません。極力、見ていない方も楽しめる回にしたいと思いますが、事前に見ておくことを推奨します!
※後日、動画で共有しますが、リアルタイムでの参加を推奨します。
※申し込み後の返金は致しかねますのであしからずご了承ください。

◉作品解題ゼミについて(講師より)

作品解題とは、大辞泉によれば〔書物や作品の著者・成立事情・内容・体裁・出版・発表の年月、他に及ぼした影響などについて解説すること。また、その解説。開題。〕と説明されています。小説や映画や漫画やアニメなどなど、ひとつの作品の内容を深く掘り下げて、解説します。過去には鍋島正治先生とオードリー・ヘップバーンを世に知らしめた映画『ローマの休日』や、田中圭一先生とシルベスタースタローンの出世作『ロッキー』の、解題を行いました。

今回は、今敏監督のアニメ『千年女優』のリクエストを、MANZEMIゼミ生からいただきました。今敏監督は、2010年に46歳という若さで亡くなられてしまいましたが。もし存命ならば、宮崎駿監督の後継者レースでは、原恵一・庵野秀明・新海誠・細田守・片渕須直・高坂希太郎監督らと並ぶ、有力候補だったでしょう。数々の傑作を残された今敏監督ですが、知名度的には『パプリカ』や『PERFECT BLUE』のほうが高いのですが、創作を志す人間には、深く刺さる作品だと思います。もともと、漫画家としても高い評価を受けていたのが今敏監督ですし。

投稿者や新人作家にとって、たくさんの作品を広く濫読するのも大事ですが、ひとつの作品を深く掘り下げる作業は、同じように大事です。

例えばある漫画家さんは、仕事中に山田洋次監督・渥美清主演の映画『男はつらいよ』のシリーズが大好きで、仕事中に繰り返し流していたら、作中で渥美さんが啖呵売をするシーンの口上を聞いただけで、どの作品か当てられるぐらい、徹底的に聞き込んだとか。そうなると、映画のほとんどのセリフが自然に頭に入っている状況ですから。稀代のコメディアンと名監督の映画49本を、丸暗記するぐらい深く読み込んだら、それは名作1000冊を1回だけ読むのとは、また違う創作者の財産になるでしょう。

そういえば、日本屈指の進学校として知られる中高一貫校の灘校ですが、中勘助著の『銀の匙』だけを中学の3年間をかけて学ぶという、ユニークな授業を行った伝説の国語教師がいたそうです。普通の国語の授業では、いろんな作品を読み、多様な作者の視点を学ぶことが多いのですが。たった一冊の本を、徹底的に読み込む。生徒の中には当然、疑問を持つ人物もいたそうですが。教師の「すぐ役に立つことは、すぐに役立たなくなる」という信念の元、掘り下げる授業が行われたとか。

https://www.news-postseven.com/archives/20110613_23018.html?DETAIL

さすがに、そこまで掘り下げた授業は、難しいですが。でも、一言一句に込められた作者の思いを徹底的に学ぶことで、濱田純一東京大学総長ら、多くの人材を育てたのも事実ですから。MANZEMI講座でも、浅くても広くと狭くても深くは、日頃から強調しているところでもあります。まず、狭くても深く掘り下げることで、他の作品の掘り下げ方も学ぶ面がありますから。

今回はゼミ形式で、自分こと喜多野土竜と、ゼミ生たちの作品解題にチャレンジ。ゲストを呼んでの、濃いめの講座よりは、ややライトな内容になりますが、その分、初めての方にも気軽に参加できるのではないかと思います。解題の終了後、質疑応答というかディスカッションの時間を取りますので、疑問に思ったことなど、どんどん質問してください。この講座は、正解を見つけるためではなく、作品をどの角度で読むかのヒントを、一緒に見つけられればいいなと思っています。

◉単発講座の目的(講師より)
本講座であるMANZEMIネーム講座は、期間も長く、受講料もそれなりにしますので、受けてみたいけれど自分に合わないと心配だ……という方も、多いでしょう。そこで、MANZEMI講座の上級者向けのゼミなどで講義している内容を、単発講座として、取り出して開講します。

ネーム講座や背景講座を受けてみたいけれど、どんな運営方法なのか・どんな雰囲気なのか・どんな内容なのか、知りたい方は確認のために参加しませんか? もちろん過去の受講生で、もう一度参加して、あの頃の自分とどれぐらい発想力が変化してるかを確かめるため、あるいは他の受講生の新鮮な発想に触れたい方も、参加してみませんか?

今回の講座では〝作品の切り口と掘り下げ〟をテーマに、小説や脚本などにも応用が効く作品の分析方法と、どういう形でストーリー展開していくのかなどの分析を通じて、表現全般の基本を学びます。

初心者にもわかりやすい平易な内容ですので、漫画家や小説家や脚本家や編集者やライターを目指していない方でも、参考になると思います。
踏み出せば、その一足が道となり、その一足が道となる。
迷っているなら、一歩踏み出しましょう( ´ ▽ ` )ノ


◉お申し込み

https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/01wmq9qpa0241.html


◉【お知らせ】漫画ネーム講座受講生募集中!


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