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【還元強化で株価急騰】宮地エンジニアリング(3431)の買い時を、中期経営計画と直近の決算から分析!

こんにゃちは、まぬるねこ🐱です。
本日は、還元強化で株価急騰中の宮地エンジニアリング(3431)の銘柄分析記事です! 
3分で読める無料記事なのでぜひ最後まで読んでください!

免責事項

-この記事は具体的な銘柄情報や筆者の取得目標価格などが含まれますが、購入推奨の意図はございません。


1. 銘柄概要

銘柄分析シート
  • 銘柄コード: 3431

  • 企業名: 宮地エンジニアリンググループ株式会社

  • 上場市場: 東京証券取引所プライム市場

  • 業種: 建設業

  • 企業規模:

    • 時価総額: 約565億円(2024年10月19日現在)

    • 従業員数: 約4,000名

宮地エンジニアリンググループ株式会社は、日本国内および海外での土木・建設事業を中心に展開しているエンジニアリング企業です。橋梁や鉄骨構造物の設計・製造・施工を強みとし、インフラ整備や公共事業において高い技術力を持っています。サステナビリティに配慮したプロジェクトを推進し、持続可能な社会づくりに貢献しています。

2. 事業内容とビジネスモデル

  • 主な事業セグメント:

    • 橋梁・鉄骨構造事業: 橋梁や鉄骨構造物の設計・製造・施工を手掛け、国内外でのインフラプロジェクトに参加。特に大型橋梁の建設に強みを持ち、多くの公共事業で活躍しています。

    • 建設事業: 鉄骨建築物の設計・施工を中心に、都市再開発や工業団地の開発において豊富な実績を誇ります。特に耐震技術に優れ、安全性に配慮した建物を提供しています。

    • 環境事業: 環境負荷を低減する技術開発に注力し、再生可能エネルギー関連のプロジェクトや廃棄物リサイクル事業を展開。サステナブルな社会実現に向けた取り組みを強化しています。

  • 収益構造:

    • 橋梁・鉄骨構造事業が主力事業であり、安定した需要を背景に高い収益性を誇ります。また、環境事業の成長が期待されており、今後の収益拡大に寄与する見込みです。

  • ビジネスモデルの強み:

    • 高い技術力と品質管理により、大規模インフラプロジェクトでの信頼を獲得。特に耐久性や安全性が求められる構造物の施工において、競争力を持っています。

  • 海外展開の状況:

    • 海外市場にも積極的に参入しており、特に東南アジアでの橋梁建設プロジェクトが増加しています。現地のニーズに対応した事業展開を進め、さらなるシェア拡大を目指しています。

3. 財務状況の詳細分析

  • 財務指標:

    • PBR: 1.39倍

    • PER: 12.30倍

    • 配当利回り: 4.78%

  • キャッシュフロー分析:

    • 営業キャッシュフローは堅調に推移しており、持続的な設備投資や研究開発に充てられています。財務キャッシュフローも安定しており、配当政策の継続が期待されます。

  • 自己資本比率: 約50%(推定)

  • 流動比率: 約140%

  • 負債比率: 約60%(健全な水準)

4. 業績分析

  • 過去3〜5年の売上高推移:

    • 2021年3月: 55,268百万円

    • 2022年3月: 61,150百万円

    • 2023年3月: 70,370百万円

    • 2024年3月: 75,000百万円(予想)

    • 2025年3月: 80,000百万円(予想)

  • 営業利益・経常利益・純利益の推移:

    • 2021年3月: 営業利益 5,501.0百万円、経常利益 5,547.0百万円、最終利益 3,880.0百万円

    • 2022年3月: 営業利益 5,810.0百万円、経常利益 5,992.0百万円、最終利益 3,354.0百万円

    • 2023年3月: 営業利益 7,904.0百万円、経常利益 7,305.0百万円、最終利益 4,434.0百万円

    • 2024年3月: 営業利益 8,700.0百万円、経常利益 8,100.0百万円、最終利益 4,750.0百万円(予想)

    • 2025年3月: 営業利益 9,600.0百万円、経常利益 9,000.0百万円、最終利益 5,200.0百万円(予想)

  • 1株益の推移:

    • 2021年3月: 139.9円

    • 2022年3月: 125.1円

    • 2023年3月: 180.0円

    • 2024年3月: 200.0円(予想)

    • 2025年3月: 215.0円(予想)

  • 1株配当の推移:

    • 2021年3月: 20.0円

    • 2022年3月: 30.0円

    • 2023年3月: 40.0円

    • 2024年3月: 75.0円(予想)

    • 2025年3月: 85.0円(予想)

5. 市場環境と競争分析

  • 業界全体の成長性とトレンド:

    • 国内外でのインフラ整備の需要が高まっており、特に公共事業での受注が増加しています。再生可能エネルギー関連のプロジェクトにも積極的に参入し、サステナビリティへの対応が進んでいます。

  • 市場規模と成長率:

    • 建設業界は安定成長が見込まれており、特に橋梁建設や耐震技術の需要が高まっています。宮地エンジニアリングはこの分野での強みを活かし、成長機会を広げています。

  • 競合他社との比較:

    • 大成建設や清水建設といった大手企業との競争が激しいですが、宮地エンジニアリングは特に橋梁や鉄骨構造の分野で競争力を持っています。

  • 主要な競争要因:

    • 技術力、コスト効率、プロジェクト管理能力が主要な競争要因です。宮地エンジニアリングはこれらの分野で優れた成果を出しており、特に公共事業での競争力が強みです。

6. バリュエーションと投資判断

  • 株価指標:

    • PER: 12.30倍

    • PBR: 1.39倍

    • 配当利回り: 4.78%

  • アナリストの目標株価とその根拠:

    • 目標株価: 2,165円(成長見通しと配当利回りの高さが評価されています)

  • 市場コンセンサスとその評価:

    • 現在の株価は割安感があり、成長見込みが評価されています。特に配当利回りが高いため、インカムゲインを狙う投資家にとって魅力的な銘柄です。

  • 投資スタンス:

    • 高い配当と成長ポテンシャルを併せ持つ銘柄。公共事業の需要増加と環境事業の成長が期待され、長期保有に適しています。

7. 最近のニュースと話題

  • 最新の企業発表:

    • 環境対応型インフラプロジェクトの受注を発表し、再生可能エネルギー関連の事業拡大を進めています。持続可能な社会に向けた取り組みが評価されています。

  • 市場での話題や評判:

    • インフラ需要の増加に伴い、橋梁や鉄骨構造事業での受注が増えており、業績の改善が期待されています。また、積極的な配当政策が株主に好意的に受け止められています。

  • 投資家の注目ポイント:

    • 高配当と成長: 配当利回り4.78%と高く、成長を見込んだインカムゲインとキャピタルゲインの両方を狙える銘柄です。インフラ事業と環境事業の成長が今後の収益を支える見込みです。

8. 直近中期経営計画の注目ポイント

  1. 新設橋梁事業の強化と大規模プロジェクトへの参画

    1. 説明: 宮地エンジニアリンググループは、2025年度までに新設橋梁事業に注力し、特に大規模な橋梁プロジェクトに積極的に参画する方針を掲げています。具体的には、大阪湾岸道路の西伸部斜張橋や播磨臨海地域道路の橋梁建設など、5兆円規模のプロジェクトが予定されています。また、これまでの技術実績を活かし、国内外での高難度橋梁工事への対応力を強化しています。

    2. 将来の業績への影響: 大規模プロジェクトへの参画により、安定的な収益が見込まれ、売上の拡大が期待されます。2027年3月期までには、売上高を7,500億円、営業利益を7,500億円に引き上げる計画です。

  2. 高速道路大規模更新工事の推進

    1. 説明: 高速道路の大規模更新工事においても、宮地エンジニアリングは主要な受注企業の一つとして事業を推進しています。中国自動車道の吹田~池田区間や阪神高速の更新工事に取り組み、リニューアルプロジェクトの拡大を図っています。特に、経営資源の質と量を強みに、競合他社との差別化を図り、受注を増やしています。

    2. 将来の業績への影響: 高速道路の更新需要が継続する中、同社の事業ポートフォリオは堅調に推移し、長期的な成長が期待されます。2025年までに高速道路事業からの売上比率を30%以上に引き上げる計画です。

  3. 技術開発の強化とDX推進

    1. 説明: 宮地エンジニアリングは、ICTやAI技術を活用した施工の効率化を図るとともに、新技術の開発に注力しています。i-Constructionの推進により、生産性向上を目指し、FRP合成床版やM-STモニタリングシステムなどの革新的技術を開発しています。また、産・官・学との共同研究を進め、新しい施工技術や製品の開発を加速しています。

    2. 将来の業績への影響: 技術開発とDXの推進により、同社の競争力がさらに強化されることが期待されます。技術革新が進むことで、高付加価値製品の提供が可能となり、収益の向上が見込まれます。

  4. ESG経営とサステナビリティへの取り組み

    1. 説明: 宮地エンジニアリングは、環境に配慮した経営を進め、ESGの取り組みを強化しています。特に、太陽光発電所の設置やサンゴ礁保護技術の開発など、持続可能な社会の実現に向けた活動に注力しています。また、ダイバーシティ推進にも力を入れており、女性技術者の育成や働きやすい職場環境の整備を進めています。

    2. 将来の業績への影響: ESG経営の推進により、企業価値の向上が見込まれ、投資家からの評価も向上することが期待されます。サステナビリティに向けた取り組みが長期的な成長基盤となり、企業としての持続可能な成長が実現されるでしょう。

9. 直近決算の注目ポイント

売上高と営業利益の動向

2024年3月期において、宮地エンジニアリンググループの売上高は前年同期比15.1%増の693億6,500万円となり、過去最高を更新しました。主に高速道路の大規模更新工事や大型案件の受注が順調に進捗したことが要因です。営業利益は54.2%増の79億400万円、経常利益も47.2%増の79億800万円となり、いずれも前年を大きく上回りました。当期純利益は41.5%増加し、43億5,400万円に達しました。手持ち工事の順調な進捗と生産性の向上、経費削減が業績を押し上げた結果です。

セグメント別の詳細な業績

  • 新設関連工事
    売上高は341億900万円で前年同期比33.8%増加しました。特に、新名神高速道路の工事や国土交通省の大型案件が順調に進捗しました。受注高は26.8%増の844億8,600万円で、前年を大きく上回り、今後の工事進行に対する期待が高まっています。

  • 大規模更新・保全関連工事
    売上高は197億4,200万円で前年同期比9.6%減少しましたが、受注は大幅に伸びており、今後の大型案件の進捗が期待されています。阪神高速道路や首都高速道路の大規模更新工事が進行しており、今後の業績押し上げに寄与する見込みです。

  • 鉄道関連工事
    売上高は132億4,100万円で前年同期比2.8%増加しました。品川駅構内や首都圏中央連絡自動車道の関連工事が順調に進捗し、安定した収益を確保しています。鉄道関連の高い技術力を生かし、今後も安定した受注が期待されています。

減損損失と事業構造改善

2024年3月期において、宮地エンジニアリンググループはコスト削減や効率化を積極的に進めています。特に、デジタルトランスフォーメーション(DX)を活用した生産性の向上に注力しており、工場の自動化や工程管理の効率化が進んでいます。大規模更新工事や新設工事においても、環境負荷の軽減を図りつつ、競争力を高める取り組みを続けています。

財務状況と将来の見通し

2025年3月期の業績予想では、売上高7,300億円(前年同期比5.2%増)、営業利益95億円(20.2%増)、経常利益96億円(21.4%増)を見込んでいます。高速道路関連の大規模更新工事や新設工事が引き続き業績をけん引すると見られています。受注残高も順調に増加しており、今後も大型案件の受注と工事進捗が業績を支える見込みです。

まとめ

宮地エンジニアリンググループは、橋梁工事や大規模更新工事において高い技術力を持ち、業績が順調に推移しています。特に、国内の公共投資が底堅く推移している中で、受注高の増加や工事の進捗が業績に大きく寄与しています。今後もDXやESG(環境・社会・ガバナンス)に対する取り組みを強化し、持続可能な経営を目指すことで、さらなる成長を図る計画です。

10. 投資判断

株価: 2,040円(2024年10月19日時点)
時価総額: 約565億円
配当金(年間): 97.5円(予想)
配当利回り: 4.78%

総合評価: A-
宮地エンジニアリンググループ株式会社は、国内外での土木・建設事業を展開し、特に橋梁や鉄骨構造物の設計・施工において高い技術力を誇る企業です。橋梁建設に強みを持ち、国内インフラの整備や大規模更新工事において高い需要を背景に、着実に業績を伸ばしています。近年は再生可能エネルギーや環境対応型のプロジェクトにも注力しており、サステナビリティを重視した事業展開を進めています。

また、配当利回り4.78%と高く、インカムゲインを重視する投資家にとって魅力的です。2024年3月期には売上高や営業利益、最終利益がいずれも大きく伸びており、経済環境の改善と公共事業の増加が同社の成長を支えています。

評価をA-とした理由は以下の通りです。

  1. 安定した成長見込み: 宮地エンジニアリングは国内の公共インフラ投資を背景に、今後も安定した成長が見込まれます。特に、大規模な高速道路の更新工事や新設橋梁プロジェクトが同社の売上と利益の拡大に寄与しています。

  2. 高い配当利回り: 配当政策も堅実で、特に配当利回りが4.78%と非常に高い点が投資家に評価されています。2024年3月期には1株配当が75円に引き上げられ、安定した株主還元が期待されます。

  3. 技術革新とDX推進: 同社はDXやICTを活用し、施工の効率化や新技術の開発を進めています。これにより、生産性向上や競争力強化が期待され、今後の収益拡大につながると見込まれます。

ただし、課題としては、建設業界特有の外部リスクや競合の激化があります。公共事業への依存度が高いため、政府の投資計画や予算に左右される可能性があります。また、国内外の大手企業との競争が激化しており、さらなる技術力やコスト管理の強化が求められます。
総合的に見ると、宮地エンジニアリングはインフラ需要とサステナビリティに応じた成長が期待できる銘柄であり、安定した収益と高い配当利回りを提供する点で魅力的な投資対象です。長期的な成長を見込んだインカムゲインとキャピタルゲインの両立が期待される銘柄と言えるでしょう。


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