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新型コロナウィルス感染症とインフルエンザウィルス感染症の違いとは?

日に日に感染者が増え続けている新型コロナウィルス感染症。インフルエンザウィルスだって毎年騒がれているのに、なぜ新型コロナウィルスがここまで騒がれていて今も感染が広がり続けているのか?サクッと医療従事関係者の立場としてお伝えしたいと思います。

潜伏期間が長い!

インフルエンザウィルスの潜伏期間はせいぜい2〜3日。新型コロナウィルスは約5日最大で14日間。発症している人には接触を避けますよね?けど、感染していても症状がない人には誰も気づかない。普段通り接触してしまう。だからウィルスに暴露されてしまいます。

二次感染を引き起こしやすい

二次的に細菌感染を起こすというのは、ウィルス感染によって免疫力が下がっているところに細菌にも感染してしまうこと。ダブルパンチ状態。新型コロナウィルスはインフルエンザウィルスに比べて二次感染リスクが非常に高いと言われています。一番怖いのは敗血症。細菌が体を巡る血液に侵入して全身を巡っている状態。正直このレベルにくると年齢や基礎疾患にもよりますが、勝ち目は無いです。

治療薬もワクチンもない!

WHO=世界保健機関のテドロス事務局長は、新型コロナウイルスのワクチンの開発には今後少なくとも1年から1年半かかるという見通しを示しました。ワクチンがあれば、まだ感染していないひとが新型コロナウィルスに感染した場合、軽症で済む→体の中での増殖スピードも下がる→他の人への感染力も弱まる。

アメリカの医薬品大手ジョンソン・エンド・ジョンソンは30日、ワクチンの開発の見通しについて「来年の早い時期に完成する」という見通しを発表しました。

発表によりますと、ワクチンの候補となる物質はすでに絞り込みを終え、遅くともことし9月にはヒトでの臨床試験を開始し、安全性と効果を確認するということです。つまりそれまではワクチンもなければ治療薬もない。今私たちにできることは予防と免疫力の活性化だけなんです。

大人が新型コロナウィルスを広めている!

原因は分かっていませんが、インフルエンザウィルスは子供を中心に感染拡大が多いですが、新型コロナウィルスは高齢者や基礎疾患を持つ大人を介して感染が拡大している。

だから新型コロナウィルス感染症はインフルエンザウィルス感染症に比べてはるかに致死率が高いんです!

参考文献 日本環境感染症学会 http://www.kankyokansen.org/uploads/uploads/files/jsipc/COVID-19_taioguide2.1.pdf

厚生労働省https://www.mhlw.go.jp/content/000609467.pdf?fbclid=IwAR0J2Rw29n4f_fCS_2a0ILTi

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