今の世は、労働者に求めるスキルが多すぎる。
「ハードル高いな・・・。(´・ω・`)」
副業のために、タクシーの講習を受けていて感じた。
タクシー乗務員になるには、2種免許を取った後、講習を受け登録しなければならないと言う。
そもそも、「2種免許ゲットで終わり」と思っていた僕にとっては、それだけでもハードルが上がった思いだったが、講習を受けるとさらなる要求が待っていた。
「タクシーはサービス業です。身だしなみ、言葉遣い、丁寧な対応が求められます。が、ときには毅然とした態度も必要です。」
おい、難しいだろ。そんなの。😫何だその毅然とした態度って?
身だしなみや、言葉遣い、丁寧な対応。まぁ、40越なんで、それくらいはそこそこできる自信があるが、毅然って難しいんだよな。
僕は意思薄弱で、ちょっとのことに動揺するタイプなんで、そりゃ無理だわ。
その上、安全運転で毛が(怪我)無いようにって。バカも休み休み言いなさい。
こっちとら、ゴールド免許だったんだけど、2回違反してブルーになっちまった事があるんでい。
他にも、「アルコールは程々に。」「バリアフリーや外国人にも対応してね💓」って、働く前からそんなに注文出すなよ。
こっちは運転さえできれば、お気楽な副業だと思っていたが、どうも問屋が卸せないようだ。
今、いろんな求人があることはあるのだが、求めるものが多すぎる。
インバウンド需要のために外国語を習得しといてくれ。
この仕事の免許要件にあの資格が必要だから、資格取れ。
人を育成してくれ。
クレーム対応してくれ。
少ない給料で頑張れ。
・・・もう無理。ついていけん・・・。
僕なんかは、気楽に呑気に仕事して、なんとなく毎日を過ごしていきたいんだけれど、企業も世の中も、「一所懸命頑張れ」と背中を押して来る。
でも、頑張ったからと言って、結果が付いてくる訳じゃないのを僕は知っている。
・・・そこ。そこなんですよ。
企業側と働く側のミスマッチはそこなんですよ。
もっともっと働けという、会社の偉いさんと、気楽に呑気に働きたい従業員の決定的な差はそこなんだろうな・・・。
そこが分かりあえないと、離職や退職につながるんだと思う。
できる人って、そもそも少ない。
なのに偉いさんは、誰でも訓練などで上達できると思っている。
それも間違い。
例えば、誰でも訓練で、野球のイチローや、大谷選手に成れる訳でない。
誰でもスキージャンパーの高梨沙羅さんに成れる訳でない。
それを分かって欲しい。
それが分かれば、勤務時間や給料、待遇などで、従業員が思い描く理想に近づけられるだろうし、そうすれば、離職、退職なども少なくなるだろう。
とにかく、企業側は従業員に求めすぎだと思う。そんなに要求されても出来ません。
追伸:ま、僕も前まで(今でも?)下の奴には、厳しく要求してきたけどね。立場が変わると何とやらだな・・・。